みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(2点検索)】
5.ずっと大好きな映画だった。今晩も久しぶりにこれを見てリラックスしようと楽しみにしていたのに、はじまって直後からいらいらさせられるばかりとなってしまった。 映画がはじまってまず気に障るのが、誰もがよってたかってヴィクターがいかに素晴らしい英雄かを説明するような台詞ばかりはくこと。彼が登場する前からそういうお膳立てがはっきりなされて、観客としては彼がどういう人物か判断する必要もない、という感じ。もちろんリックについても同様で、「隠れたところでいかに英雄的なことをしているか」を誰もが吹聴して回るから、彼は単にそれを「それほどでもー」とクールに聞き流していたらいい。はっきり言って、全ての脇役はこの三角関係の主人公たちの英雄性をもりたてるためだけに登場させられる。リックが通行証を手に入れる顛末も、何の現実味もないご都合主義的なものだし、イルザはイルザで過去に自分がしたことをすべて忘れたかのように能天気にサムに「あの曲を弾きなさい」と命令してる。その後でイルザが釈明するように「あなたに会おうというつもりなんてなかったの」と言うんだったら、もちろんそんなことをせず、リックに対する罪悪感からすぐに身を隠そうとしただろうし、あるいは夫のためとか言って何度も彼のところを訪れたりもしなかったろう。彼女の行動をきちんと理解しようとするなら、結局彼女は夫のため・自分のためにリックを利用しようとしつつ、しかも自分がリックを利用しようとしていることを、自分の恋愛感情でごまかし、自分自身さえ騙している。そういう気味の悪い女を、いかにも献身的な女であるかのように祭りあげることで、彼女に対するリックの自己犠牲を聖化する。そしてその自己犠牲の果てがあの浮ついたハッピーエンド。脇役たちはやはり所詮、彼ら主人公たちの妄想的な世界観を実現させるための道具立てにすぎないことを駄目押しで実証している。こうしてボギーやバーグマンに対する幻想が冷めてしまうと、別のあらまでどんどん見えてきて、登場するミュージシャンの誰一人として、音楽にあわせてまともに演奏する振りさえしていないことにもいらいらするし、お決まりのナチの描き方にもうんざりさせられる。植民地で搾取を続けてたって意味じゃあ、北アフリカではフランスのほうがよっぽど罪が大きいんじゃないって、余計なことまで訴えたくもなってくる。 【小原一馬】さん [地上波(字幕)] 2点(2007-03-04 01:04:48)(良:1票) 4.《ネタバレ》 嫌いな映画で、世論と反するもののうちの一つです。 なんぼ戦意高揚映画でもドイツ人がそろいもそろって馬鹿ではないでしょうし、ナチズムの恐ろしさは一つもない。 仮に恋愛映画としても、「サム、その曲は弾かないでくれ。」なんて三流の男の台詞です。 ボガートの名声を決定付けた作品なのでしょうが、皮肉にも一番だらしがない役どころですね。「マルタの鷹」のボガートが私の最高のボガートです。 初めて観たのは20代前半ですが、腹が立って仕方がなかったのをよく覚えています。 【オットー・クレンペラー】さん [DVD(字幕)] 2点(2006-07-01 19:57:59) 3.この時代のアメリカ映画には、ヒドイ女性がいる映画がホント多いですね・・。これも、前半は楽しく見れたのに、結局イルザは不倫女なんですね・・・。そんなんで泣かそうとしても、全く泣けません。むしろ評価は下がる一方ですよ。あー胸糞悪くなちゃった。 【はりねずみ】さん [インターネット(字幕)] 2点(2005-12-23 01:01:18) 2.名作といわれて期待しすぎたのが悪かったのか全然面白くなかった。むしろ女の身勝手さにイライラしてぶっとばしたくなった程。リックは結局この女にいいように利用されただけのような・・・。つまらなくはなかったが後味が悪く最後が特にイライラする映画だった。主人公の女が魅力的に見えなかったのが致命的。役者が素晴らしいだけに残念な作品だった。 【はるか】さん 2点(2002-08-24 23:05:23) 1.何がいいかわからない昔の映画の一つ。プロットが単純すぎて・・・ 【プリン】さん 2点(2000-11-14 11:57:15)
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