みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(2点検索)】
7.横山秀夫さんの小説にいたく感動をしたので、この映画も見てみました。あれだけスケールが大きく壮大な小説も1本の映画にするとああなってしまうんですね、という感じです。また、何より、映画版では、悠木はスクープを逃したことが原因で辞職、と勝手にストーリーを変えてしまったのが残念でした。小説では、このスクープの一件の後悠木は辞職などせず、その後とある女子大生の読者投書「大事故で亡くなる命の方が日常で普通に亡くなる命よりも価値があるのか?」を悠木が掲載することで会社内で大揉めになります。この投書事件が小説のクライマックスでした。小説の感動をなるべく忠実に映画化したものを見てみたかったです。なお、堤真一は小説の悠木のイメージとは全く違いこちらも残念。追村次長役の螢雪次朗さんの演技がいちばんリアルでした。 【みるちゃん】さん [DVD(邦画)] 2点(2024-01-31 16:29:12) 6.《ネタバレ》 しつこいくらいの内部対立や足の引っ張り合いの描写を見ていると、いったいこの作品は何が言いたかったのか、心底不思議になってくる。この未曾有の大事故発生直後という超緊急時期に、何ら前向きでない怒鳴り合いをする社員も、事故の報道自体に消極的な上司も、これは自分の記事だ何だと寝言を言う記者も、どこかの新聞社にはひょっとしたら本当にいたのかもしれない。しかし、そんなものはわざわざ映画として表現する価値はまったくない。何よりも腹立たしいのは、主人公にさんざんもっともらしいことを言わせていながら、肝心のこの作品のつくり自体が、「現場」も「御巣鷹」も「鎮魂」も、何も感じさせないこと。小手先の登場人物の言葉遊びだけで終わっていること。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2015-06-28 03:10:37)(良:2票) 5.《ネタバレ》 原作未読。登山シーンを挟み込むことで登山のクライマーズハイと墜落事件が起こった社内のジャーナリズムハイ(おそらくそういう言葉はないでしょうけど)をダブらせたのかもしれませんが、実際に起こった日航機墜落事件を題材にしているというよりはただストーリーを盛り上げるためのダシに使っただけという印象しか受けなかった。このフィクションの作品に多数の犠牲者を出した実際の事故を扱う必然性があったんだろうか?本編で精神を病んだ記者が殴り書いた原稿を読んで主人公がこれを遺族が見たらどう思うかと問い詰めるシーンがありますが、この映画の関係者にも同じように聞いてみたい。ただ、各出演者の演技については鬼気迫るものがあり素晴らしかった。 【時計仕掛けの俺んち】さん [DVD(邦画)] 2点(2010-03-26 07:14:44)(良:1票) 4.クライマーズ・ハイという状態が、登山中に興奮が極限に達し、恐怖が薄れる瞬間の精神状態を指すということであれば、この映画で、その「クライマーズ・ハイ」状態に陥っているのは、映画の中の記者たちよりも何よりも、この映画を製作していたスタッフたちに他ならないだろう。(この作品にテーマがあるとすれば)テーマの構築を忘れ、ただその場その場の画面を撮り上げることだけに淫している。大事件で遊んでいる(と云われる)記者たちではなく、まさに映画で遊んでいるスタッフたちがいる。 高くついたであろうナット・キング・コールの「モナ・リザ」の楽曲使用も、高くついたであろうオーストラリアロケもただ空しい。 この映画のメイキング・ドラマを映画にすれば、それこそまさに「クライマーズ・ハイ」というタイトルが相応しい、このテーマにぴったりの作品ができるだろう。 【keiji】さん [DVD(邦画)] 2点(2010-02-24 21:42:09) 3.《ネタバレ》 1回くらい見ると、感動して終わってしまうかも知れないけど、繰り返してみると主人公が奮闘してる問題がジャーナリストとしてそんなに大事なことなのかって疑問が大きすぎて評価できません。 記者が現場で書いてきた記事がどんなに素晴らしいとしても、それを一面にのせるかどうかってのはジャーナリズムの本質とは無縁では。 事故原因に関しては大事なことかも知れないけど、主人公達の関心が何故こんな悲惨な事故が起こったということよりも、他社より早く記事にできるかどうかになってるのは、あまりに不謹慎、ドン引きです。(宅配の新聞なんだから、会社に利益をもたらすわけですらありません、単なるプライド、単なる競争心です。) 両方ともあまりに自己満足なもので、到底共感できませんでした。 【rhforever】さん [地上波(邦画)] 2点(2009-08-17 02:38:26) 2.ダメダメな映画だな。ガッカリ。今、このサイト開いて皆さんの評価が高いのにビックリ。もう少しおもしろく作れると思うんだけどな。 【フラミンゴ】さん [地上波(邦画)] 2点(2009-08-13 12:04:04) 1.《ネタバレ》 原作と比べて「あそこが違う、ここが違う」と騒ぐほど子供ではない。でも作品のテーマにかか割ってくるとなると話は別。主人公の出自を私生児にしたり、家族と別居状態に描いたり、長女の存在をなくしたり、と原田脚本の改変は「改悪」と断じていいほど物語の価値を損ねている。個人的には、安西の息子との登山シーンを挿入する以上は、悠木の長女にまつわる告白まで描かないと意味がない。映画は息子との葛藤を匂わせながらも、こまやかな描写を怠っているために意味不明になっている。 逆に「大事故で失われた大きい命と日常の交通事故で失われた小さな命」は、新聞報道をめぐる問題意識として重要なポイントなのに置き去りにされたまま。全体として、映画が「大事故に遭遇して狂躁状態の新聞社」という風景の切り取りでしかなくなっている。 あまりに後味が悪かったので、鑑賞後、数年前に放送されたNHKドラマを見て口直しをしました。 【satoshi】さん [映画館(邦画)] 2点(2008-07-08 12:32:51)(良:1票)
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