みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(2点検索)】
2.《ネタバレ》 「駄目」と言える要因は山ほどあるが、先ず一番のマイナス要素は、主演のアイドル俳優の画的な見栄えの悪さだ。 二宮和也のルックスや雰囲気は主人公のキャラクターに合っていたとは思うが、いかんせん小さ過ぎる。相手役が豊川悦司なもんだから、そのチビさが殊更に際立つ。 役柄的にガタイが良い必要はないのかもしれないが、主人公の背格好のみすぼらしさは、それだけでこの映画を馬鹿にしたくなる要因になる。 と、言ってしまうと、まるで“ニノ”一人がこの映画の戦犯のように思われるかもしれないが、勿論そんなことはない。 万が一主演がレオナルド・ディカプリオだったとしても、この映画が駄作であることは揺るがないだろう。(まあディカプリオが主演ならば、自ら製作を担って、スコセッシ監督を呼んで傑作にしてしまうだろうが……) 東野圭吾の原作は未読だが、ストーリーそのものが決して褒められたものではない。 映画のストーリー展開が原作通りなのならば、流行作家の神通力もいよいよ落ち目なのだろうか。 主題であるDNAによる犯罪捜査と、この物語の“真相”は、衝撃的には見えるが、あまりに食い合わせが悪く、サスペンスとしてアンフェだと言わざるを得ない。 物語としての整合性が伴わないまま、科学を超えた人間のドラマなどを謳われても、正直シラケてしまうばかりだった。 文体ではもう少し情感的に表現が出来ているのだろうが、この“シラケる感じ”は、過去の東野作品の中でも幾度か見受けられたものなので、原作自体の出来もたかが知れているのだろう。 と、言ってしまうと、原作そのものが悪かったことがこの映画が駄作である理由と一括りにされそうだが、決してそういうわけでもない。 DNA操作、遺伝子論、精神医学、アナログとデジタルの対峙、これくらいの要素が揃っていれば、“オチ”のマズさはあったとしても、面白い映画的展開は出来たろうにと思う。 主人公の上長の刑事がロリポップを舐めながら登場する。何らかの特徴を持たせたキャラ設定をしたかったのだろうが、あまりに稚拙で失笑してしまった。 それは映画全体にとっては極めて些細なことだけれど、そういう稚拙さがすべての演出に垣間見えることは否めない。 誰か一人が悪いわけではなく、それぞれが少しずつ確実に見せてしまった稚拙さが、映画全体を覆ってしまっているような、そんな残念さに溢れている。 【鉄腕麗人】さん [地上波(邦画)] 2点(2014-04-16 22:52:51) 1.《ネタバレ》 原作は面白いのかもしれませんんが映画のこれはストーリーの基礎がグズグズで魅力なし。 プラチナデータが何かと思えば大げさに言ってるだけで単なるDNAのデータベース。 しかも法案が可決される予定なら先走っただけで何がプラチナなのか意味不明。 そもそも、犯行現場からDNAが採取しDNA情報から犯人像を、仮にプロファイル出来た所で、 DNAが何時何分に犯行を起こすと指令している訳じゃあるまいし、 例え現場からDNAが出たとしても犯罪を立証できる訳では無く無意味。 まして主人公に二重人格と言う設定をした時点でプラチナデータのプロファイルを 真っ向から否定してしまうという。それが意外性など良い効果を与えてるなら良いが…。 また、監視カメラ情報の顔や動作などから現在地を割り出す 強力なシステムがあるにも関わらずそれが生かされたのは前半部分のみで、 後半は追われる事も無く顔も隠さず堂々と好きな場所に移動してるし、 あんなスタジアムに移動できるわけもないし、何の説明もない。粗すぎる。 人間ドラマも陳腐で勿体ない。 【デミトリ】さん [地上波(邦画)] 2点(2014-04-08 16:12:20)
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