|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(3点検索)】
3.ドラマ性を廃して長回しで撮り続ければいつか映画の神様が降りてくるかもしれないという信仰が有効だった時代の産物ですね。しかしそんな迷信は素人がスマホで撮った映像が氾濫する現代ではもうほとんど効力を失っているのではないでしょうか。つまるところ映画というのはどうあがいても映されたものに人間の意図が働かざるを得ない創作物なのですから神頼みの前に人智を尽くすべきだと思います。リアルな風俗描写だけが取り柄で明確なメッセージがない作品に時代を超える力は宿らないでしょう。しかも銃乱射犯人たちのパートになるともうあからさまにカッコいい絵を撮ろうとする演出の意図が見えてきて全体のコンセプトすら貫徹できていません。どうしても事件の直接的な描写は劇的にならざるを得ないのでしょうが、ここでこそ抑えた描写をしないのは何かが間違っています。エリーゼのためにやナチスのような深読みさせるための要素をしっかり入れるのには苦笑いです。それに同性愛者とナチスを結びつけるとはなんと軽率な描写でしょう。説明不足のためにその意図が深淵であるように見えるだけで実はこの監督は事件とそれに関わった人間についてろくに理解していなかったのではないでしょうか。 【Сакурай Тосио】さん [インターネット(字幕)] 3点(2023-06-12 23:38:00)(良:1票)
2.蝉丸さんに全面的に同意です。ヴィム・ヴェンダースや小津安二郎
の映画は、何の事件もない日常を描きながらも心に強く訴えるものがある。
しかし、エレファントは映画としては格好のネタを題材としておきながら、
心に訴えるものがない。政治的、思想的なメッセージを押し付けずに、
観客の判断に委ねるのは大いに結構です。しかし、それでも映像や音楽の力を
駆使して心に訴えることは必要でしょう。本ではなく映画で表現しているのですから。
映像はテクニックに懲りすぎて芸術性とインパクトに欠け、音楽もただ淡々とした
映画に合いそうな綺麗な名曲(エリーゼのために)を選んだだけで残念ながら手抜きでありミスマッチだというのが個人的な感想です。 【Ruby】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-11-04 01:44:10)(良:1票)
1.もし、事件の前にこの映画を作っていたらパルム・ドールがあり得たのだろうか。事件(史実)をもとにいろいろな映画が作られるが、監督や物語を演じる俳優の力量で映画は決まるのだと思う。映像的に面白い画がいくつかあり(ピントを一点にしたままで奥から歩いてくる人物がまるで油絵のように見えたり)、そこは素晴らしいと思う。映画って映像だけではないですよね。この映画、事件に負けてます。事件を上回るぐらいの「何か」を伝えてほしかった(考えさせてほしかった) 【蝉丸】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-08-20 01:26:12)(良:1票)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
104人 |
平均点数 |
6.40点 |
0 | 2 | 1.92% |
![line](../img/line.gif) |
1 | 0 | 0.00% |
![line](../img/line.gif) |
2 | 1 | 0.96% |
![line](../img/line.gif) |
3 | 3 | 2.88% |
![line](../img/line.gif) |
4 | 6 | 5.77% |
![line](../img/line.gif) |
5 | 13 | 12.50% |
![line](../img/line.gif) |
6 | 26 | 25.00% |
![line](../img/line.gif) |
7 | 25 | 24.04% |
![line](../img/line.gif) |
8 | 19 | 18.27% |
![line](../img/line.gif) |
9 | 7 | 6.73% |
![line](../img/line.gif) |
10 | 2 | 1.92% |
![line](../img/line.gif) |
|
【その他点数情報】
|