みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(3点検索)】
4.嘘はいけません、嘘は。命が惜しいから乱戦になると戦場を離脱する?そんなパイロットなどあり得ません。そもそも命が惜しい人は、ただでさえ危険な飛行機に乗ろうとはしませんし、戦闘機同士の空戦が始まれば、それは乱戦になります。空戦が仕事の戦闘機乗りが、そこから逃げ出すなんてあり得ませんし、逃げ出したら仲間を見殺しにすることに繋がります。主人公はそんな自己中だったのでしょうか。 ◇◇ P51相手の空戦シーンでも、上昇が得意で急降下が苦手なゼロ戦を、なぜか急降下させて逃げようとするなど、疑問に思うシーンもチラホラ見られたし、結局この映画って、不勉強なスタッフが作ったファンタジーに過ぎません。「これこそが真実のゼロ戦パイロットだ」などと勘違いする人が出てこないことを祈らずにはおれません。 【駆けてゆく雲】さん [映画館(邦画)] 3点(2013-12-27 10:00:03)(良:3票) 3.《ネタバレ》 原作未読です。原作で取りざたされる右翼的な何か、という感じはあまりしません。戦争を美化するとかそれ以前に、映画のづくり自体が散漫な印象を受け、鑑賞後非常にもやもやした感覚が残りました。この作品には大まかに①演技力の問題、②演出の問題、③プロットの問題、があると思っています。まず①演技力の問題について。特攻で命を捨てた宮部の孫である三浦春馬と吹石一恵の演技が終始オーバーアクトであり、表情作りもわざとらしいのが気になり、最後まで安心して観ることができませんでした。その演技力のなさをカバーするために生じているような気もするのですが、②演出についても「お涙頂戴」するために、登場人物が泣いている姿を(「感動的」なBGMと共に)繰り返し見せられるのが酷く苦痛でした。悲しくて泣くか、うれしくて泣くかは鑑賞者が決めることで、人が泣いている姿を見せて悲しませようとするのは表現手法としても浅はかすぎやしませんか。また、これも演技力のなさをカバーするための小技かわかりませんが、やたらと飲食をしながら話すシーンが目立ったのが気になりました。スポンサーへの配慮かと想像されますが、ひたすら酒やコーヒーを飲んだり煙草を吸ったり、妙にお腹がすく演出でした。また、想像に任せることによって膨らむはずのイメージも説明過剰であることでぶち壊されてしまっています。最後に宮部が特攻するシーンや、ヤクザの刀のエピソードもクドイですし、映画が長くなる原因になっているかと。最後に③プロットの問題ですが、三浦数馬の祖父が宮部の戦友だったことがわかるシーンはギャグかと思うくらいずっこけました。「お前がラスボスだったのか!!ていうか最初から言えよじじい!!」と、心の中で叫んでしまいました。宮部が特攻を決意する経緯も十分描き切れているとは思えませんし、ラブストーリーなのかサスペンスなのか戦争アクションなのか反戦映画なのか、そのいずれもが中途半端で、とても満足のいく作品ではありませんでしたが、トンデモ映画として友達と語り合うネタには十分なるかな、と思いました。正直、ラブストーリーをやりたいのであれば、特攻隊をネタに使うのは卑怯だとすら感じました。 【もっこり八兵衛】さん [映画館(邦画)] 3点(2013-12-26 21:38:57)(良:2票) 2.《ネタバレ》 原作未読。百田氏であることを意識してしまうが、映画として唸るものが無かった。伝えたいことは何か。 冒頭の孫達の会話からして体が引いてしまった。説明、また説明。顔を見たこともない祖父、どんな人だったのか知りたいのはなぜか。命を惜しんだ、という言葉に、吹石がガッカリするのはなぜか。26才で逝った祖父の思い出話でなぜあんなに号泣しているのだろう。あの二人の孫に感情移入できない。 岡田の心の機微も読めない。自分の命、家族の命、米兵の命。ラストの表情は命の大切さを伝えない。 戦争ものはもともと観ないのだが、戦闘機にのって空でまで戦う愚かさ、海の上に滑走路まで作る愚かさ。ほんとうに戦争って意味がないな。 やくざさんが、たっぷり引っ張ってからの、三浦春馬ハグもわらってしまった。井上真央「約束を守った」を言いすぎる。最後に三浦春馬が歩道橋で号泣するの、明らかに変ですね。 せりふ、演出、音楽、演技、主題、それらが相乗効果で最高のパワーを出す。そんな邦画を見てみたいです。 【LOIS】さん [地上波(邦画)] 3点(2015-08-03 10:47:48) 1.周囲から「卑怯者」「臆病」と陰口をたたかれながら、小隊長や教官になれること自体うさんくさい。命を大切にとか家族のためにとか心の中では思っても、口に出すと非国民扱いにされていた時代のはず。特攻隊とそれにまつわる事実を伝えたかったのかもしれないが、戦争が愚かなもの、悲惨なもの、二度とあってはならないものという観点からは遠くかけ離れているように思える。原作者が右よりの人だから仕方ないのかも。やたら戦闘シーンが多いのも好きでないし、特攻隊というのは自爆テロと本質的には同じ。美談にしたり、尊い命を捧げたなどと言っていると再び戦争への道をたどることになるかもしれない。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 3点(2014-08-12 20:55:22)
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