みんなのシネマレビュー

白痴(1951)

The Idiot
1951年【日】 上映時間:166分
ドラマモノクロ映画ロマンス小説の映画化
[ハクチ]
新規登録(2003-10-13)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-02-20)【イニシャルK】さん
公開開始日(1951-05-23)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督黒澤明
助監督野村芳太郎
中平康
二本松嘉瑞
キャスト原節子(女優)那須妙子
森雅之(男優)亀田欽司
三船敏郎(男優)赤間伝吉
久我美子(女優)大野綾子
志村喬(男優)大野
東山千栄子(女優)里子
柳永二郎(男優)東畑
千秋実(男優)香山睦郎
千石規子(女優)孝子
高堂国典(男優)順平
左卜全(男優)軽部
三好栄子(女優)香山の母
爆弾小僧(男優)(クレジット「横山準」)
岸恵子(女優)(ノンクレジット)
小藤田正一(男優)
原作フョードル・ドストエフスキー「白痴」
脚本久板栄二郎
黒澤明
音楽早坂文雄
撮影生方敏夫
企画本木荘二郎
配給松竹
美術松山崇
編集杉原よ志
録音妹尾芳三郎
あらすじ
沖縄で間一髪で銃殺刑を免れ、癲癇の形で後遺症が残る亀田は青函連絡船の中で資産家でやくざの親分の赤間と知り合う。赤間は地元の政治家東畑に囲われている美貌の那須妙子に恋していることを打ち明けるが、東畑は亀田が身を寄せた事業家で娘しかいない大野の秘書の香山に妙子を持参金つきで嫁がせようとしていた。亀田は妙子に一目惚れし、妙子は荒っぽい赤間と「白痴」を自称する繊細な亀田の両方に好意を見せるが、貧乏な亀田に実は資産があることが判明すると亀田を大野家の次女で才色兼備の綾子と結婚させるために赤間のもとに走る。

かわまり】さん(2013-01-12)
全てのをあらすじ参照する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【変更順】
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想(3点検索)】

別のページへ(3点検索)
1


3.ドストエフスキー原作の映画化作品。
カットに次ぐカットということで、「これじゃ映画にならんわ!」
という黒澤監督の怒りの声が聞こえてきそうだが、鑑賞しているこちらにしてみれば
裏事情など関係ないし、仕上がった作品が全て。
冒頭、状況設定を長々とテロップで説明するシーンはあまりにもひどい。
当然ながら内容にもハショリが多いため、感情移入ができずに物語に入っていけない。
特にひどかったのが、この作品のキーポイントでもある原節子演ずる妙子。
彼女の描写の掘り下げが浅いので、一体何をやってるのか、何を考えてるのかピンとこない。
しかもここでもまたナレーションでの説明が入ってきて、ただポカーンとするばかり。
それでも黒澤マジックなのか、舞台劇を観ているような役者達の迫力ある演技のせいなのか、
荘厳な雰囲気だけは伝わってくるんだけどね。まあ、完全な失敗作ですな。 MAHITOさん [DVD(邦画)] 3点(2011-08-13 06:36:49)

2.森雅之がすごくうまく演じてたなぁと。黒澤映画は好きだけど、これはちょっと合わないかな。 夏目さん 3点(2004-12-01 00:39:29)

1.DVDプレーヤーを買って最初に見たのが黒澤明の<白痴>とフェリーニの<道>です. どちらも聖痴愚(知恵遅れではなく,神懸りした普通と違う人のこと)である主人公の三角関係の縺れによる殺人事件を扱った作品ですが,そのあまりの芸術性の差に愕然としてしまいました.

<白痴>の原作ではスイスのバーゼル(王の町の意味)で(キリストが乗った)ロバの鳴き声と共にムイシュキン公爵にキリストの霊が乗り移り,白痴の状態から脱してロシアに戻って来た事になっています. また,ナスターシャは名の日の祝いの席上で気が狂った(キリストの愛人だったマグダラのマリアの霊が乗り移った)という設定です. ナスターシャの殺された翌朝,マグダラのマリアの霊は一時的にロゴージンの体に移り,公爵は熱にうなされたロゴージンの頭や頬を(その前にナスターシャにしてやっていたのと全く同じ様に)撫でている所を発見されます.

<道>のジェルソミーナは(フェリーニの知性からして当然ですが)聖痴愚の姿でこの世に現れた天使として描かれています. 一方,黒澤明の<白痴>の 亀田(ムイシュキン公爵)は文字通りの低能(馬鹿に限って人が良いのは常識ですが)として扱われています. 亀田が「僕は,僕は」と馬鹿の様に繰り返すのを見て,連続女性殺人犯の大久保清の口癖だった「僕ちゃん,僕ちゃん」という言葉を思い出し,おぞましさにぞっとするのは私だけでしょうか?

ドストエフスキーは人間の無意識の深層まで降りて行って,今まで誰も見た事の無い向こうの世界を垣間見せてくれる超天才ですが,アメリカでは (自然と感情の描写しかできない)メロドラマ作家のトルストイより一段か二段下の探偵小説(罪と罰)や裁判物(カラマーゾフの兄弟)を書く通俗小説作家としてしか評価されていません. わが国の<世界的巨匠>黒澤明も<白痴>を唯の三角関係による殺人事件を扱った作品としてしか捉えられなかった様です. やはり,ヨーロッパ人でなければドストエフスキーの<血の呪い>は理解できないという事でしょうか.

黒澤明の<白痴>で一番寂しかったのは原作で最も感動的なナスターシャの台詞がすべて無視されていた事でした:

・時間というものを信じるのよ 何もかもなくなってしまうわ!

・公爵,生まれてはじめてほんとの人間を見ました!
777さん 3点(2004-03-27 19:55:06)

別のページへ(3点検索)
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 6.12点
000.00% line
113.12% line
200.00% line
339.38% line
4515.62% line
539.38% line
6515.62% line
7618.75% line
839.38% line
9515.62% line
1013.12% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review4人
2 ストーリー評価 6.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.50点 Review4人
4 音楽評価 5.66点 Review3人
5 感泣評価 5.00点 Review3人

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS