みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(3点検索)】
2.《ネタバレ》 この映画の感想を考えてる時に、女性国会議員が男性のスケート選手にキスを強要した事件が話題になったのはすごく自分的にはタイムリーでした。 男性が女性にしたらいけないことは、当然女性が男性にしても駄目なんてごく簡単なことがわからない人が大勢(しかも件の国会議員や、この映画の原作者のように知的であることを期待される人々を含む)いるのはすごく意外です。 もし掛水と佐和の性別が逆だったらどうでしょうか? 民宿経営者、旅行コンサルタントの息子が、挨拶に来た県庁の女性職員に水をぶっかける、あるいはもうすでに仕事の付き合いができてから個人的感情を暴発させて、理不尽に暴行を働く。 もうその時点でストーリーが破綻してしまって続かなくなりますよね。 ところが、佐和が女性、掛水が男性というだけで、何も問題にならず、むしろ男性側に問題があるように描かれる。 こんな理不尽で、古臭い感覚、ちょっと耐え難いですね。テレビドラマで自分の大好きな脚本家なんで、「なぜ」と思ったら全く原作に忠実でした。 目当ての女優が演じるキャラがこんなんなんで、ひっかかってひっかかって 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-08-28 21:41:56) 1.《ネタバレ》 原作は観光振興における「ハコモノ行政」への批判的立場を明確にして、そこから脱却する方策がマーケティング的視点を持って具体的に示されています。主人公の成長と恋の成就は、そのマーケティングに則った方法論の実践と同期していて、有川浩らしい分かり易さで面白かった。本作も中盤まではそれらしく進むのですが、山積している問題を何ひとつ解決せずに終わってしまいました。解決するどころか、ラストでテレビの生番組に出演した主人公は「地元愛」だけを強調して司会者から首を傾げられる始末です。それを周囲の人たちが暖かい視線で見守っているような見せ方ですが、映画を観ている方も首を傾げます。そこまでの展開を消化せずに、カタチだけを整えた「ハコモノ映画」でした。中身スカスカです。あの原作をどのように解釈したらこんな脚本になるのでしょう。本作を観る限りは、残念ながら高知県の観光振興はダメなままですよ。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 3点(2013-05-20 10:51:28)
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