みんなのシネマレビュー

風立ちぬ(2013)

The Wind Rises
2013年【日】 上映時間:126分
ドラマ戦争ものアニメ伝記ものロマンス漫画の映画化
[カゼタチヌ]
新規登録(2013-05-14)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2023-08-22)【イニシャルK】さん
公開開始日(2013-07-20)


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監督宮崎駿
庵野秀明堀越二郎
瀧本美織里見菜穂子
西島秀俊本庄季郎
西村雅彦黒川
風間杜夫里見
竹下景子二郎の母
大竹しのぶ黒川夫人
志田未来堀越加代
國村隼服部
野村萬斎カプローニ
ジョセフ・ゴードン=レヴィット堀越二郎(英語吹き替え版)
エミリー・ブラント里見菜穂子(英語吹き替え版)
ジェニファー・グレイ黒川夫人(英語吹き替え版)
スタンリー・トゥッチカプローニ(英語吹き替え版)
メイ・ホイットマン堀越加代(英語吹き替え版)
マーティン・ショート黒川(英語吹き替え版)
ウィリアム・H・メイシー里見(英語吹き替え版)
ヴェルナー・ヘルツォークカストルプ(英語吹き替え版)
ジョン・クラシンスキー本庄季郎(英語吹き替え版)
原作宮崎駿「風立ちぬ」(原作掲載 月刊モデルグラフィックス)
脚本宮崎駿
音楽久石譲
作詞荒井由実「ひこうき雲」
西條八十「風」(訳詩)
作曲荒井由実「ひこうき雲」
ウェルナー・リヒャルト・ハイマン「Das gibt's nur einmal」(邦題「唯一度だけ」)
主題歌荒井由実「ひこうき雲」
撮影奥井敦(撮影監督)
製作奥田誠治(製作担当)
日本テレビ(「風立ちぬ」製作委員会)
電通(「風立ちぬ」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「風立ちぬ」製作委員会)
三菱商事(「風立ちぬ」製作委員会)
東宝(「風立ちぬ」製作委員会)
高井英幸(「風立ちぬ」製作委員会)
島谷能成(「風立ちぬ」製作委員会)
市川南〔製作〕(「風立ちぬ」製作委員会)
ウォルト・ディズニー・ジャパン(「風立ちぬ」製作委員会)
製作総指揮フランク・マーシャル(英語吹き替え版)
プロデューサー鈴木敏夫
川上量生(プロデューサー見習い)
制作星野康二
スタジオジブリ
配給東宝
作画高坂希太郎(作画監督)
米林宏昌(原画)
近藤勝也(原画)
友永和秀(原画)
本田雄(原画)
山下明彦(原画)
青山浩行(原画)
古屋勝悟(原画)
田中敦子〔作画〕(原画)
新井陽次郎(動画)
美術武重洋二(美術監督)
保田道世(色彩設計)
高屋法子(ハーモニー処理)
編集瀬山武司
録音東北新社(音響制作協力)
東京テレビセンター(音響制作協力)
木村絵理子(アフレコ演出)
その他スタジオジブリ(提携)
日本テレビ(提携)
電通(提携)
博報堂DYメディアパートナーズ(提携)
三菱商事(提携)
東宝(提携)
堀辰雄(堀越二郎 堀辰雄に敬意を込めて)
久石譲(指揮・ピアノ)
IMAGICA(デジタルラボ)
鈴木敏夫(キャッチコピー【ノンクレジット】)
読売新聞社(特別協力)
あらすじ
零戦の設計者堀越二郎と作家堀辰雄をモデルに、美しい飛行機を製作したいという夢を抱き情熱を注ぐ青年と、彼が愛した女性との出会いと別れを、宮崎駿監督が自身の集大成として描く。青年が生きた大正から昭和の日本社会の様子を、大震災、避暑地の田園風景から、庶民の生活に至るまで、丹念かつ綿密に、そして、圧倒的な美しさで描いていく。第71回ゴールデングローブ賞外国語映画部門・第86回アカデミー賞長編アニメ部門にノミネート

パセリセージ】さん(2013-10-08)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想(3点検索)】

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8.《ネタバレ》 映画自体は主人公の半生を描いたNHKの朝ドラ的な作り。
各所にジブリ的雰囲気の良さはあるものの、病弱な女性と結婚し、彼女がいずれ死ぬであろうこと以外に盛り上がる要素もない。
主人公の飛行機づくりに対する情熱も自分にはもうひとつ伝わらなかった。
その最大の要因になっているのは起用した声優陣。
庵野秀明氏を起用しなければならなかった理由はどこにもない。
他にも俳優を多く起用しているが、これもほぼマイナスに作用している(唯一、ヒロインの瀧本だけは合格点)。
スポンサーからのお金集めなど大人の事情があり、日本のアニメ映画は話題となる俳優の起用が当たり前になっている。
宮崎監督自身もととろの糸井重里で味をしめ、ハウルでキムタクを起用して以降、率先しているように思える。
声優が存在せず俳優が声をあてるのがあたりまえの海外と日本は違う。
声優という職業は日本が誇る独特の文化であり、当然のことながらその実力はほとんどの場合で俳優を上回る。
また、あまりに外見を見すぎたため「キムタクはどう聞いてもキムタクにしか聞こえない」というビジュアル的弊害も声優の場合は少ない。
声優は見る人に安心感を与え作品に没入でき、実際裏切られる可能性も低いのだ。
日本のアニメの巨匠がそれをわからなくてどうする!?と思う。
他の監督が俳優を起用しても、宮崎氏だけには声優を使ってほしい。花形である大作アニメに「声優」を使ってほしい。
そのほうが作品がしまる可能性ははるかに高く、それが後世評価として引き継がれていく。
全部が全部とは言わないが、公開時の一時的な話題作りのために、時の人気俳優や奇をてらった起用をすることがどれだけ作品に悪影響を及ぼしているか……。
この映画の庵野秀明氏が脇役であればこういうレビューは書かなかったが、あれが主人公というのはあまりにひどいと感じたのであえて書きたくない苦言を書きました。 レイブンのかなづちさん [DVD(邦画)] 3点(2022-07-27 18:46:09)(良:2票)

7.《ネタバレ》 一人の男の人生を描いたアニメ映画。
主人公は、幼い頃に飛行機にあこがれ設計技師になり、戦闘機を設計した男。

「飛行機が作りたかった」
「戦闘機が作りたかったわけじゃない」
「人殺しの道具なんか大嫌いだ!」
そうだろうか?
人殺しのための戦闘機を作った人が何を言ってるか?
宮崎駿監督も同様だ。人が機械を使って人を殺すシーンを多数作った。

さて現実の世界は、人気者がいるし、嫌われ者がいるし、ほとんどは平凡な者。
宮崎駿が一貫して描いた主役たちは、権力者の血筋か裕福な者だけ(親が学者が多い)。
『ラピュタ』の父親は冒険家で、住居から裕福な血筋なのは明らか。
勘のいい子供は、宮崎アニメを観ても満たされない。
ひねた子供なら「ケッ」とツバを吐くんじゃないか。

この映画の主人公は設計技師。
工員じゃなく工場長でもなく、スーツで通勤するメインスタッフ。
宮崎アニメはヒーローや人気者、成功者の世界で、トッド・ソロンズ監督が描く世界とは真逆。

ところで効果音を声で表現したのは、異常な感じで面白かった。

【追記 2018年2月23日&2022年1月11日】
ジブリができる前、40代の宮崎駿は無名で不遇な頃があった。
テレビアニメの原画(だけ)を描いたりしていた(太陽の使者・鉄人28号)。
宮崎によるルパン第二期の二つの話は、傑作と言われてる(アルバトロスと最終回)。
第二期のルパンは、彼がやりたくてやった仕事ではない筈、やりたくなかった筈である。

そしてこの『風立ちぬ』にはジブリ以前の、魅力的だった「何か」が全くない。
私はそう思った。彼は試写で初めて泣いたらしいが。
長編アニメ引退宣言を反故にして今制作中の長編アニメ『君たちはどう生きるか』は2023年頃に完成予定らしい。

『君たちはどう生きるか』の原作小説はどんな作品なのか。
ウィキペディアに日本の文学者・高田里惠子氏による評価が載っている。
それを読んで寒気がした。
宮崎駿監督というのは、つまり、私の想像通りの人らしい。 激辛カレーライスさん [地上波(邦画)] 3点(2022-01-11 10:32:03)

6.ストーリーに何の抑揚も見せ場もなく、最後まで観るのが苦痛だった。アニメの巨匠も最後は駄作で終わったか…残念。 毒林檎さん [地上波(邦画)] 3点(2015-02-21 00:24:01)

5.《ネタバレ》 ストーリーも主人公も展開も素材も枯れてるというか、淡々としすぎているというか、すべてが達観しすぎている。何もかもが綺麗に通り過ぎていき、メッセージが心に響かない。わくわくするところもなければ、涙するほどの感動もできない。いい映画だとは思うが、面白い映画ではなかった。残念。 ブラック武藤さん [DVD(邦画)] 3点(2014-07-28 02:10:59)

4.主人公の声優の下手くそさに途中で観る気を無くした。が、我慢して観た。
声優に素人を起用するという宮崎駿のポリシーも理由も理解できない。
我々凡人の感覚からすれば作品のクォリティを下げてる要因にしかなってないように思える。
実際過去の作品も声優のせいで二度と観る気にならないものがある。それでも、主人公じゃないだけまだマシだ。

内容も、ジブリが手がけなければならない題材とは思えない。
個人的には戦争も戦闘機にも興味が無く、抑揚のないストーリーを抑揚のないセリフで進んでいくのを見守るだけ。感動も興奮も爽快感もない。
そういうものを味わうだけが映画ではないと思うけど、私にはこの物語が映画である必要性が感じられなかった。 banzさん [DVD(邦画)] 3点(2014-06-29 01:44:39)(良:2票)

3.近年のジブリの作品は私のツボにはまらなくて残念。
シベリアおいしそうだったなぁ。という印象しか残らず。 くーちゃんさん [映画館(邦画)] 3点(2014-05-09 23:25:05)

2.《ネタバレ》 アニメならではのファンタジックな描写と、主人公の仕事と、人生の物語があまりにもアンバランスで、作品として破綻していた。残念なことにアニメーションである必要性が微塵も感じられなかった。

不可解な点はいろいろある。なぜその時代設定で、わざわざきわめて裕福な一握りの人間の、しかも天才の、そのうえ時代錯誤な悲恋の物語にしなければならなかったのか。とか、「省略の文化」にかこつけて、小説のセリフを薄っぺらくなぞっただけで終わらせたのか、とか。色々な事情が省略されすぎて、「生きねば」の説得力が皆無だったとか。

実はいやな予感は冒頭からあった。
冒頭、震災のシーン。蠢く大地の迫力と、肉声の効果音の気味悪さに、これを3.11の後に撮ったのだ、と監督のクリエイターとしての誠実さみたいなものも感じた。が、すぐに失望した。
大火事が起こって大勢の人間が死んでいくその日に、親友は本を運び出して「ひどい日に戻ったな」。主人公はタバコ吹かして、白昼夢。家が倒壊して大火事になればどれだけの人死にが出るか、成人した人間は想像がつく。
創作にそんな感情を持ち込むなと言われても、あれだけ力を入れて地震を描写しておきながら、こんなシーンが出てくるわけだから、この登場人物たちには下界のことよりよほど大事なことがある、つまりは「殿上人」だと宣言しているわけだ。胸糞悪いったらない。

ヒロインのはた迷惑ぶりもすごい。結核の女が見ず知らずの家に居候。うつったらどうすんの? 身内からも忌避される、あの時代、そういう病気でしたよね? 挙句の果てに忙しく立ち働いてる家人のそばに来て、「散歩に出る」神経がいっちゃってる。何不自由なく搾取してきた金持ちの発想そのものだよね。

いちいち引用される詩も、あまりにひとりよがりで失笑。主人公は極めて自分に都合の良い人間関係の中でだけ、生きているんですね。それがあの天才だったに違いない、監督の人生観かな。若くしてあれだけ成功したら、そうなっちまうのも当然かもしれないね。

とうとうこんなものを作ってしまったか。これが全世界で公開されると思うと、正直ぞっとする。莫大になりすぎたジブリブランド、駿作品の影響力の大きさをマイナスの意味で危惧した。好き放題やりやがって! nadiendさん [映画館(邦画)] 3点(2013-07-24 00:55:06)(良:5票)

1.宮崎駿の映画からは、いつもパワーをもらうのですが、今回は暗い気持ちになりました。
皆が感動する場面というのは、よくあるパターンの「悲劇の恋愛」の箇所だけです。
しかし、肝心の飛行機の設計の部分では、主人公は、大企業で酷使されている一人の技術者として描かれていています。
納期に追われて会社に寝泊りする現代の技術者と同じです。
これでは、理科系離れが、さらに進むのではと心配になります。
唯一良かったのは、絵が細かく丁寧に描かれていたことです。
loolさん [映画館(邦画)] 3点(2013-07-21 02:15:47)

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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 184人
平均点数 6.54点
042.17% line
110.54% line
221.09% line
384.35% line
4179.24% line
5179.24% line
63116.85% line
73921.20% line
83720.11% line
9137.07% line
10158.15% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.27点 Review18人
2 ストーリー評価 6.10点 Review29人
3 鑑賞後の後味 7.19点 Review31人
4 音楽評価 7.68点 Review29人
5 感泣評価 6.39点 Review28人

【アカデミー賞 情報】

2013年 86回
長編アニメーション賞鈴木敏夫候補(ノミネート) 
長編アニメーション賞宮崎駿候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2013年 71回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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