みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(3点検索)】
3.《ネタバレ》 何故、近年の邦画ホラーはこうなってしまうのか?敢えて「近年の」と添えたのは、昭和の時代のホラーや怪談話はもっとジメッとしておどろおどろしくて、早い話が恐かった記憶がある訳でして、それは以来何十年も様々観て来てしまったが故の眼の曇りというのも確かにあるし、今更ちょっとやそっとじゃ驚かないって、というのもあることはあるのですが、その辺差っ引いてもやっぱ「近年の」はさっぱり恐くなくてバカバカしかったり呆れるしかないようなものが多過ぎるのです。(それはそれで好きでもあるのですが) 本作について言えば、まず第一に緊張感の欠落。冒頭の強盗カップルの部分だけはまぁまぁイイ感じがしたのですが(特に彼氏の腕が飛んできた辺りは良かったです)、それだって「犯人」が姿を見せないってだけの良さに過ぎず(流石に冒頭からヤツは出なくて安心)、結果アッサリすぐに全身丸見えだったりもするから結局興覚め一直線ってな感じに落ち着いてしまう。 この緊張感の無さは全編通じてたりして、主人公親子の言動や行動があまりに緩くて危機管理力なさ過ぎだし、教頭やら担任やら(穂香ちゃんは好きなので悪く言いたくないのですが)警察やら何やら、誰も彼もがユルユルなのには閉口。子ども向け作品?だとしてもユルユルではダメなのじゃないかと。 そして、物語的には要らんようなエピソードに必要以上にウェイトが振られてたり、そうかと思えば妙に真面目に造り込んで演出してたりして、少なからずチグハグ感が漂ってしまう。ま、そんなことより何より話がチッチャ!一体何で福島の此処?UFOスポットなんてのは他にもあるだろうに。そんで何でオレンジの病原菌でエイリアンあっさり死亡フラグ?インフルで滅んでしまった火星人みたい。てか、そのアレンジに見えてしまう。 だいたいからして、そもそもエイリアン御登場は早い段階から見えていたものの、エイリアンにして欲しくなかった。エイリアンにする必然性あったのかしらん?もっと不気味な「森に棲むアレ」みたく纏めて欲しかった。 まとまりのない文章で失礼しましたが、観終えてみれば早い話が思った通りの作品。「それ」以上でも「それ」以下でもない「それ」。もっと骨太にオリジナリティ豊かに物語を練り上げて欲しかった。正直な気持ちは、Jホラー頑張って!なので尚更に残念でした。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(邦画)] 3点(2025-01-22 15:18:27)(良:1票) 2.CMを見てやばい匂いがしているのはわかっていたが、名の知れた俳優が出ている和製ホラーが珍しくて見てしまった。思った以上にやばかった。 【センブリーヌ】さん [インターネット(邦画)] 3点(2024-02-17 17:35:24) 1.《ネタバレ》 うーん……うーん……例えば仮に、今作が意図するメインのターゲットが元からローティーンの子どもであって、んでチャンとその層に観に来て貰うコトを主眼に宣伝を打っていた、とかってなら、百歩譲ってこの中身でもギリ成立しなくはねーかな…とも思うのですよね。主役は確かに相葉くんではあるのですが、同じ位の比重で彼の小学生の息子(とその友人達)のお話が展開されてゆくというコトでもありますし、何よりこの中身ってのは私自身がその年代の頃にはよ~くテレビの心霊・怪談系の番組のドラマパートでやってた様な…てヤツではあるのでして。その意味では、確かに今サラ感の極まりないもはや「プリミティブな」という様な題材・内容だとは思うのですケド、あくまでこーいう類のヤツを「初めて観る」子ども達にとっては、コレを自分たちの生きる時代の質感の映像で観れるというコトには、一応の価値はあるのではねーか…ともね(とは言え、一部ショック描写のグロ度合+矢鱈と人死にが多い辺りは、少なくとも私が親なら子どもに見せたいとは絶対に思わないってレベルでもあるのですケドね)。 しかし、映画館で観て、で帰ってきて予告編を(念の為)観直してみましたケド、やっぱり別に本作はソコでジュブナイル・ホラーです!て説明・示唆があったワケでは全然なかったのですよね。んでもっと根本的な問題としたって、幾ら子ども向けとは言っても(=私が勝手に忖度してそー見做したとしても)その上でシンプルに思いっ切り稚拙な作品だったなとゆーか、どーにもま~たまるで「気が入ってない」という様に見えてしまったのは私としても全く否めないのです。前半はとにかく展開運びが激・まだるっこしいとゆーか、一体何回山ン中に出たり入ったりをしてんのだろう…と(起承転結の「起承」ダケでよく見りゃ1時間以上使ってますからね=アホかと)。で、中盤以降は更に輪を掛けてひたすら雑…とゆーか、特に終わり方はま~た「ナニ考えてんだ?=ナニか考えてたのか?」という様なまるで整理の付かないコッ酷い有様で……要するに、対象年代が年代だからとにかく何もかも(=コレはもはやダサい…てレベルで)ただただ分かり易くして、かつ描写・展開の諸々のショック度合もごくマイルドにバランシングして…という意味での「子ども向け」とは今作は根本的に違うと思うのですよね=コレはズバリ「子ども騙し」て方のヤツですよ。だからそもそも、キョウビの令和の大・少子化時代にこ~んな子どもしか騙せない様なモン(=で結局子どもも多分騙せない様なモン)をワザワザつくって、でソレで(あろうことか)大人の方を騙しにかかる…て、流石に観客をナメるのも大概にせーよ、と思ってしまいますよね…… 重ね重ねの結論、やり方によってはもう少し(ダケは)ナンとかなった様な作品だとは思いますし、そもそも投入すべき予算や掛けるべき手間を全く欠いている…という作品でもなかったとは思います(チョイ役の助演陣にだってモ~「不必要」に芸達者を揃えまくってたりするワケで)。しかし如何せん、そもそも製作陣の諸々の「姿勢・気概・心意気」とゆーのに唯々非常なる疑問しかない…という作品でもあります。マジで、そろそろ(いい加減)ちょっとナンとかして欲しい…としか思われないのですよね。。 【Yuki2Invy】さん [映画館(邦画)] 3点(2022-10-12 00:06:44)(良:1票)
【点数情報】
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