みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(4点検索)】
10.《ネタバレ》 犯罪者の弟に対する差別があまりにも露骨でリアリティを損なっている。 もっと特異な犯罪の家族だったとか、家族にも大きな責任があるとかならわからないでもないけど、そういうわけでもないし。 差別はあっても現実には潜在化されるものだが、それをドラマティックにわかりやすくデフォルメしたのが逆効果に感じられる。 それ以外にもいろいろ演出があざとすぎて鼻につく。 また、漫才をお笑いの素人が演じても妙な居心地の悪さを感じるだけ。 主人公を支える由美子のけなげさはすごいんだけど、演じるのがあの沢尻というのが何とも…。 どうしてもアレのイメージが邪魔してしまうし、下手な関西弁も引っかかる。 罪を犯した人間が、どれだけの人を不幸に巻き込んだかを実感するなら、それが罪を償うことにもつながる。 この兄はその点では救いがある。 でも、実際はそんなことができない人間だから悪事に手を染めた犯罪者のほうがはるかに多いのだろう。 凶悪犯罪を犯しながら言葉だけの反省で出所しても賠償金を踏み倒して自分は幸せな家庭を築いているなんてことを聞くと、不幸のどん底に落とされた人達の無念を思ってむなしくなる。 【飛鳥】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2018-11-30 22:08:24)(良:1票) 9.《ネタバレ》 ○そもそも主人公のキャラがどう見ても芸人ではない。その違和感が終盤まで拭えない。原作のように音楽やってるならまだ納得できたかもしれない。○子供や妻が周りから疎まれてしまうが、終盤それが解決された様な描写が挿入されるが、そんなにすぐに解決するのって感じ。○あと、関西人の自分からすると沢尻エリカの30点くらいの関西弁も終盤まで気になり続けた。関西弁でなくても良いし、関西弁にこだわるならできる女優をキャストすべきだった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2017-09-03 15:22:07) 8.《ネタバレ》 私が中学生くらいの純な心を持っていたら、もしくはこれが実話であったなら、もしかしたら少しは感動できたのかもしれない。しかし、これみよがしの「さあ感動したまえ」という作りがとてつもなく鼻についてしまって。なんのひねりも工夫もなく、今の世の中、そんな甘くはありませんよ。これなら、ラストの被害者家族訪問や刑務所慰問シーン、砂場のシーンをぜ〜んぶカットして、主人公やその家族、兄が絶望のどん底に落ち込んだままエンディング、としたほうがよっぽど印象に残る。ただ、俳優さんの演技にとりたてて不満はなく、沢尻嬢に関しては、マスコミとかに性格極悪女のように書かれていて最悪な先入観のまま鑑賞しましたが、それでもとても魅力的でした。 【la_spagna】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2017-02-26 21:30:19) 7.原作を先に読みました。 最後の慰問シーンなどいいところもあるかなと思うけれど、全体的に原作のダイジェスト版みたいだった点が残念。 【Yu】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-07-30 23:21:24) 6.《ネタバレ》 原作未読です。ストーリーがシリアスなのに、しょっぱなのシーンからなんとも安っぽい(もみあってるうちにナイフが刺さっちゃって人が死ぬってパターンは、いい加減やめてほしい。「またそれか」と笑ってしまう)。 そして、次々と押し寄せるご都合主義的な展開と、安いテレビドラマに出てくるような判を押したような深みのない登場人物達(ツンデレ要次、暇人会長、お嬢様と手切れ金をちらつかせる金持ちパパなど)にげんなりして、途中で断念しそうになりました。 前の彼女をあきらめた主人公も、散々邪険にしていた子が、代わりに手紙を書いてくれたことがわかった瞬間に「これからは俺がお前を守る!」って、オイ・・・。 しかし、最後の手紙あたりから気合いが入ってきて、ラスト近辺ではタマテツの力か、ちょいと感動してしまいました(オダカズの曲が流れて笑いそうになったが)。もっと全編にわたって気合いを入れてほしかったですね。まぁ、この物語の主人公はモテなかったらもっと悲惨な人生を送ったことは間違いないんですが。(意図不明な関西弁を操り、何の説明もなく姿をガラリと変えるが)天使のような娘に一方的に惚れられるって、それだけで十分な幸せものじゃねーか。ある種のファンタジーですね。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-06-07 23:38:38)(良:2票) (笑:1票) 5.《ネタバレ》 ドラマなのだからリアリティがどうのというつもりはないが、主人公やその妻となる人物のキャラに魅力を感じない。手紙、刑務所、殺人者の親族というドラマを生み出す 道具立てが機械的に使われすぎていて、主人公が犯罪者である兄への心情を 拒絶から受容へと変化させる契機が唐突のように思えたし、きっとこういう結末になりそうだと思ったような結末に唐突になだれ込んだように感じられる。 それと、「差別」っていう語句の使い方や解釈に違和感があったのもマイナス。 差別っていうのは、実害を想定する防衛本能ではなく、自分より低いところに他者を 位置づけることで自分の価値を維持しようとする行為で、人種差別とかが典型。 殺人者の弟だから危険だと防衛本能が働くから差別は当然というのは全くナンセンスで、殺人者の弟が酷い目に合うことで、自分はそんな奴に比べればずっとましと思える 安心感を得ようとしているだけ。 ところが、この映画ではエリカ様を妻にしてしまった時点で、ぜんぜん主人公に同情も共感もできないわけで差別もヘチマもない。 【サラウンダー】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-04-18 02:06:24) 4.「沢尻エリカ」的存在がリアルさに欠けると思った。実際には吹石一恵みたいなありがちな身分の違いの人と恋愛するとか、沢尻エリカがいつまでも助けてくれるとか、実際はもっと手前でつまづくのが人生なんじゃないかな。「手紙」の重みを訴えるために、都合の良いエピソードをパズルのように組み立てた感じがした。しかし、感動の最低ラインは保っていると思う。 【ぺんぎんうさぎ】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-03-29 02:46:00) 3.学校の道徳の時間に見せるような内容。 どうにも短絡的で真に迫るものがない。 沢尻エリカ演じる女の子が同情だけであんなに世話を焼くのも説得力を欠く。 彼女には何か仕掛けを施されているものと期待したんですが・・・。 【カラバ侯爵】さん [地上波(邦画)] 4点(2007-12-24 10:51:41) 2.《ネタバレ》 そもそも重いテーマの映画は苦手なので心して見たんですが、やはりイマイチかなあと。主人公あんなに暗ーいのに漫才師を目指してるってなんか違和感あるし、沢尻エリカの変な関西弁もちょっと・・・。主人公の気の毒な境遇ということを差し引いても 共感できない部分がありました。唯一、感動したのは杉浦直樹のセリフですが、最後の漫才シーンはいかにもって感じで、私は引いてしまいました。 【たこすけ】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-07-22 14:11:40) 1.うまくできていると思うが、「うまく」というのは観客を泣かすのにうまいという意味です。日本映画はまたこんな泣かしの映画を作って、観客動員をはかった。見え透いてはいませんか。話としては、登場人物があまりに類型的すぎる。犯罪の動機が、いくら弟思いでも強盗までして大学にいかせようというのは一見美談だが、冷静に考えればひどいエゴだし、もみあううちに手がすべって人を刺したという描き方は、まるで人権派弁護士による筋書きのようだ。そんなわけで、高い評価はあげられません。 【goro】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-07-08 04:28:30)(良:1票)
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