みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(4点検索)】
4.《ネタバレ》 端的に言うと失敗作だと思います。2004年NHKドラマ版(ジェームス三木脚本)の出来が良すぎただけに、どうしても較べてしまいます。ドラマ版では上川隆也演ずる寺坂吉右衛門が主人公で瀬尾孫左衛門(香川照之)が親友だったのを、映画版では逆に孫左衛門を主人公にして、さらに可音がらみのエピソードだけに絞り込んだのは時間の都合上仕方ないと思いますが、そのせいで寺坂と瀬尾の友情の描き方が不十分です。また可音の桜庭ななみというキャスティングは悪くなく、役所広司演ずる孫左との淡い恋情などはよく描かれているとは思いますが、前後の状況説明が足りないため最後の切腹の説得力が減じている気がしてなりません。せっかく寺坂に佐藤浩市という実力者を配したのに実にもったいない。やはりドラマ版のように寺坂を主役にした方が物語が理解しやすい気がしました。ただドラマ版を知らずに映画を見た人にとっては、「こういうものかな」と素直に受け取れるかもしれません。 【蛇蟇斎狐狸窟】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-12-21 22:11:58)(良:1票) 3.《ネタバレ》 「忠臣蔵の話というよりは、父娘の絆を描いた話だったのか」 「父娘の絆を描いた話じゃなくて、曽根崎心中のような悲恋譚だったのか」 と二度に亘って驚かされた本作品。 期待していた内容とは違っていた、という失望もあってか、どうしても満足感が得られず終いだったのですが…… それを差し引いても、細かい部分が気になってしまう映画でしたね。 例えば中盤のシーンにて「昭和三十三年」なんて書かれている墓石が、思いっきり画面に映っていて、それも主人公の立ち位置より前に鎮座していたりするものだから、これはもう完全に興醒め。 この映画の作り手全員がそこに気付かなかったとも思えないし、ちゃんと慎重に撮れば回避出来る類のミスでしょうから、何というか「作り手に誠意が欠けているのではないか」なんて疑念が生じてしまい、映画そのものに対して不信感を抱く形となってしまったのです。 普通の忠臣蔵映画であればクライマックスとなる「吉良邸討ち入り」の場面を序盤に持ってくる構成は良かったのですが、結局あそこが一番面白かったのでは……と思えてしまう辺りも残念。 その代わりに用意されている山場が「可音の嫁入り」というのは、如何にも寂しかったです。 「死んだら、あきまへん」と言われたのに切腹するラストに関しても、忠義だの美学だのよりも主人公の身勝手さを感じてしまったのだから、自分とは相性の悪い映画だったのでしょうね。 主演である役所広司の貫録、ただ画面に映っているだけで漂ってくるような哀愁は、流石と思わせるものがあっただけに、共感出来なかった事が勿体無く感じられた一品でした。 【ゆき】さん [DVD(邦画)] 4点(2017-01-17 22:19:57) 2.《ネタバレ》 最初は思ってもいなかった内容で多少とまどったが、娘の婚礼と切腹で終わるというのはありきたりのストーリー展開だろう。 とは言え、役割が終わったから切腹するというのは理解できへん。まぁ、現代人と江戸時代の侍の違いだと言えばそれまでだが・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-10-16 01:59:45) 1.ぬるい。登場人物が台本通りというか、誰も突拍子のない行動せずに、予定調和で終わったのが気に食わない。どっかで修羅場がほしかったなー。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-07-26 22:24:19)
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