みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(4点検索)】
10.矢吹丈は野良犬です。もちろん雑種の。鋭い目つきで唸る、今にも咬みつきそうな狂犬。これに山下のイメージがどうにも一致しません。例えるなら彼は、毛並みの良い血統書付きの猟犬だから。見事な筋肉も引き締まったボディも、所詮は飼い犬のそれ。あしたを約束されている飼い犬と、あしたを掴み取らなければ生きて行けない野犬とでは、放つ雰囲気が違うのは当然です。このミスマッチは如何ともし難いものがありました(なお、演技力や役作りの問題ではありませんので、非は山下にはありません。単純なキャスティングミスと考えます。)では誰なら適任だったかと考えてみたのですが、窪田正孝は如何でしょうか。柱となる主役がキマれば、多少(いや大いに)無茶な漫画・アニメの実写化でも、それなりにサマになったのではないかと思われます。 【目隠シスト】さん [地上波(邦画)] 4点(2015-01-06 19:57:00)(良:2票) 9.リアルタイムでコミックを買い続け全巻揃えたド真ん中世代ですが、アレはアレ、コレはコレ、当時の思い入れを持ち込むつもりはさらさらありません。『ピンポン』『ICHI』でCGを巧みに操りキャラクターの顔が活きるマンガチックなアクションを見せきった曽利監督がどんなボクシングシーンを見せてくれるのか、そこだけを楽しみに見ました。そのポップで綺麗なボクシングシーンは確かに新鮮ではあった。しかし超スローで歪んだ顔を映し出すことになんの意味があるのか。笑うところかと思ったぞ。全体を見てもカメラ揺れ揺れアクションなんかに比べりゃはるかに良心的なんだけど、キレイすぎてボクシング本来の泥臭さみたいなのが消されてしまってイマイチ盛り上がらない。あと、基本アイドル映画なんだろうね、これ。ボクサーではないただの喧嘩屋のころから山Pかっこよすぎ。ストーリーも駆け足なので説得力に欠ける。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-02-28 18:27:07)(良:1票) 8.これを見て、若い人は漫画もアニメも征服したなんて勘違いしないで欲しい。 やはり実写化に無理がある。 【クロエ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-02-05 21:02:58) 7.ジョーvs力石の試合シーンがこの映画の全てだと思う。公開当時に新聞記事にもなっていたが山Pと伊勢谷の肉体改造はすごく、特に伊勢谷の減量は近年の映画ではなかなか見られない鬼気迫る役作りだった。山Pは主役級の華があるし肉体も相当な努力を積み重ねたのは伺えるが、あいかわらず喜怒哀楽の表現に乏しいのが難点。それから丹下段平、セコンドでの手慣れた所作やサンドバッグに繰り出したパンチのキレはさすが拳闘マニアの香川照之。見慣れてくると不自然は感じなくなってくるものの実写であのメイクは抑えたほうが評価が上がったのではないか。そしてドヤ街の雰囲気も悪くない。場面ごとのダイジェストシーンで見ればすごくいい出来、全体通してみるとどこか不満が残る。なかなか評価の難しい作品だった。 【時計仕掛けの俺んち】さん [地上波(邦画)] 4点(2015-01-17 02:49:27) 6.原作未読の世代ですが、やっぱり山ピー不自然じゃないですか!?あの長ったらしい髪とか。なんかジョーのイメージとは違います。ジョーとして見なければ全然違和感ないですが。 【はちまろ】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2012-10-15 20:47:03) 5.★悪かった点:香里奈さんの葉子が下品。その葉子がドヤ街出身というエピソード。体づくりは頑張ったが演技がやっぱり山Pだったジョー。★良かった点:伊勢谷君が完璧に近い頑張り。意外と違和感の無かった香川さんの段平。倍賞美津子さんのもったいない扱い。そして何よりもホッとしたのは主題歌がジャニーズじゃなかった事。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 4点(2012-07-18 22:02:23) 4.うーん、鑑賞後しばらく経過してしまって、思い出して書こうとしたのですが、何も思い出せない。。。髪型が面白くなかったのが残念なくらいかな。 【ぬーとん】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-02-10 00:08:59) 3.《ネタバレ》 TV版「あしたのジョー2」にリアルタイムでどっぷりハマっていた世代です。「みんな頑張ってるな~」というのは伝わってくるのですが・・・映画の点数としては、このくらいでしょうか。ジョーには「ヘッへ~」「あ~らよっと」みたいな明るい部分も欲しかったですね。「2」もやりそうですね。しかし・・・「ヤッタ―マン」「ヤマト」「ジョー」「こち亀」とジャニーズはこういうの定番にしようとしているのか? 最後に『あしたのために、その1・・・「男なら腹筋を割るべしっ!」』と思いました。 【より】さん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2011-09-10 17:45:04) 2.《ネタバレ》 ◆映画鑑賞後帰宅途中に、気づけば「ふざけんな」という言葉を連呼しており、あまりの怒りに歩きながら逆に笑ってしまった。現在もこみ上げる怒りを抑えることができません。◆まず良いところを先に指摘すると、力石と丹下、ついでに西とチンピラ役の阿部良平の演技はとても良かったと思う。◆次に悪いところを指摘する。まず、脚本。本作では、力石とジョーの死闘に焦点を絞っているが、原作とは違い、さらにそれに加えて葉子がドヤ街で育っており、いじめられたという設定が存在している。力石はそのことを暴露しようとした記者に暴行を加え、少年院に入れられたらしい。また、葉子はドヤ街でいじめられた経験からドヤ街を再開発しようとする。ここで、力石対ジョーのライバル同士の戦いという構図に、再開発組VSドヤ街組という図式が乗っかってくる。原作を知っている者にとって、この追加された構図は完全にノイズでしかないが、わざわざ映画化したのだからそういう変更はあっていい。◆しかし、それについて本作は何も掘り下げていない。ドヤ街といってもあくまで本作では背景として以上の意味をもたず、「ドヤ街に住む人」として掘り下げているわけではない。ドヤが再開発されることによってどのような被害が生じるのか、ドヤの人がジョーに何を託すのか、そんなところは一切描かれない。それだけならまだ、蛇足だと思うだけだが、さらに本作ではそこに無理やり落ちをつける。葉子が、力石VSジョーの試合を見て「逃げちゃいけないと思ったから再開発をやめる」と結論付けるのである(ていうか葉子は力石とジョーの試合を見ていられなくて席を立っている=逃げているんですけどね。)。◆「力石とジョーは戦うのは嫌だったが、それでも逃げずに戦った」ゆえに二人の試合は見るものを感動させ、ドヤ街を救ったというのが本作の二人の死闘の意味づけだそうである。これを受け入れて涙を流すか、監督をぶん殴りたくなるかで評価は分かれると思いますが、前者のタイプの人であれば問題なく楽しめるんではないでしょうか。◆次に演出。とてもテレビ的である。分かりやすい感動の音楽、勝利の音楽、悲しい音楽に加えて説明的なクドイせりふ、登場人物のこれ見よがしの涙。漫画でもここまで説明的に描いていないと思う程のくどさです。◆役者陣の演技は良かっただけに、監督および脚本、演出の功罪は大きいと思います。 【もりたろう】さん [映画館(邦画)] 4点(2011-02-14 01:06:25) 1.《ネタバレ》 美術や配役、演出はとても良かったと感じます。 白木葉子役の香里奈さんだけはあか抜けない印象を持ちますが、香川さんも伊勢谷さんも役にはまっています。 一番の不安材料だった山ピーもチンピラっぽい雰囲気が悪くないと思います。 そして素晴らしいのは拳闘シーン。 スローモーションで ・パンチで顔がつぶれる描写 ・ほとばしる汗 ・「クロスカウンター」の形 これらを臨場感のあるカメラワークで魅せてくれます。 クライマックスの力石戦は本当に熱かった。 漫画の世界をこれほど違和感なく実写にできているのは感動的でもあります。 「ドヤ街」のセットもしっかりしていますし、過酷な減量をした力石の描写もいい。 ビジュアルは「よくやった!」と手を叩いて喜べる出来です。 しかし・・・お話のほうはだいぶひどい。原作のはエピソードの削除は仕方ないとしてあの「たんぽぽ」は何? なみだ橋のへりにさいてあるたんぽぽを見つめる。 歯を磨きながらたんぽぽに水をあげている。 白木葉子の肩をぐっと掴み「踏んでんだよ」とたんぽぽを気遣う。 最後にたんぽぽは力石の墓に!なんだこれ。 ジョーの性格を示すアイテムとしては安易すぎでしょう。 ウルフ金串なんてセリフすらないし、ドヤ街の開発の話も蛇足でしかない。 脚本で見事に台無しになっています。せっかくの撮影、役者の演技がもったいない。 【ヒナタカ】さん [映画館(邦画)] 4点(2011-02-11 18:17:11)
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