みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(4点検索)】
5.《ネタバレ》 CGの評判を聞き、観てきました..空母が海上を進む細密さ、勇壮さは見事ですね~ そして、零戦の飛ぶ姿、(プロペラ機の)エンジン音を聞くだけで、なぜか心湧き踊り、「おぉ~」って興奮してしまう自分がいました..戦闘シーンも迫力満点、大満足です..ただ、肝心のストーリーはどうかと言うと..陳腐そのもの..色んなところが、納得できない..①全力で精一杯戦いつつ、命を無駄にしてはいけない、そして生きて帰る..のであれば共感できるのですが..戦う前から戦線離脱..って、軍規違反、軍法会議ものでしょう~ 部下や仲間の事をあんなに思いやる感受性の高い宮部が、乱戦の最中、皆が必死に戦っているのに、なぜ逃げ出すことが出来るのか..仲間は見殺し?自分だけ生き残ればいい?設定が矛盾しているぞ..②宮部の性格、思考からして、特攻そのものを批判し猛反対すると思うのだが..そこが全く描かれていない..なぜか、精神を病んでいるかのような描写があり..元気なく、腐り..唐突に特攻に志願..その行動に、何の意味があるのだろう、理解出来ない..しかも、最後は、自ら進んで、死を選ぶ..ただ死にたかっただけなのか?..もっと答えが分かりやすい演出は出来なかったものか..③宮部の妻、松乃は、なぜ、大石と再婚する?..「死んでも生き返って帰ってくる」という宮部を心から想い胸に抱き、それを大石に打明けると..やがて二人は夫婦に..って、(松乃も心が病んでいるのか?笑) 大石も、プライドのある男なら、俺は宮部の代わりしゃない!と拒絶していいと思うのだが..そもそも、一本筋の通った、気骨ある日本男児であれば、妻に迎え入れるなんて出来ないはず、いくら想いを寄せていたとしても、そこはガマンでしょ..陰ながら見守り、困った時はさりげなく助ける..ってのが男ってもんだ!..道義を重んじ..自分を前に出さない..古き良き日本人気質..と、いったものが、微塵も出てこない..(日本人も変わってしまった..こんな節操の無い物語が平然と受入られるとは..悲しい) 本作は、一見、正論を主張しているように見えるが、根幹部分は、利己主義(欧米的思考)に染まってしまっている..全編、ツッコミどころ満載..なんとレベルの低い幼稚で浅い物語なんだろう..期待していただけに、残念!! 【コナンが一番】さん [映画館(邦画)] 4点(2014-01-26 15:19:42)(良:3票) 4.《ネタバレ》 この『永遠の0』の原作者・百田尚樹と監督・山崎貴は非常に近い製作姿勢であると思っています。つまり受け手の無知を前提に置き、全てを懇切丁寧に押し付けがましく描写しているということです。今回は映画のレビューなので映画に限った話に留めます。 これまでの映画でもそうであったように、山崎貴は感動的な音楽と過剰な説明的台詞、泣きの演出で観客の感情を無理矢理にでもコントロールしようとする監督だと私は思います。本作でもその作風は健在で、あらゆる場面で辟易しました。 例えば音楽では、この映画では感動的か緊張的な音楽がほぼ常に鳴っている印象です。回想から現代パートに戻っても延々と「感動しろ!」と言わんばかりに鳴り響いている。ハッキリ言って無粋だと思います。 例えば過剰な説明としては次の場面。宮部の初登場シーン、次々と空母の着艦に失敗する戦闘機が映り、整備士たちが「ハッハッハッハ!」とまるで万歳三唱のように笑う。私はコントを見ていたのでしょうか。誰かが宮部の悪口を言う時は本人や上官が聞こえる位置で態々言う。そんなことしたら処分モノじゃないの? そもそも物語の文法が出来ていない。末期ガンに犯された井崎さんが、横須賀に寄港した際に宮部が家へ帰っていることを語り回想シーンに移りますが、宮部が家でどう過ごしたのかを勿論井崎さんは知る由もない。でも普通に詳細に描いてしまっている。この映画では戦争体験をした語り部の回想が繰り返されているのに非常に不自然です。恐らく「馬鹿な観客はそんな細かいことに気がつかない」と思っているか、作り手が単に馬鹿かどちらかでしょう。他にも色々ありますがとても書ききれない。 そういうことで観ている間色々残念というか悲しい気持ちにさせられましたが、何より悲しかったのが劇場内の反応です。終盤ではかなりの数の観客がすすり泣きしていました。つまり山崎貴の演出は余すところなく観客に伝わっており、その演出に白けている私の方がマイノリティなのだ。権威的で言いたくはないけれど、昔の名画というのは観客に読み解かせる余白をもっと残していたと思う。私にとっては過去の名画こそ失われた幻の零戦と言うしかありません。 ああ、戦闘シーンは良かったですよ。それだけ。 【民朗】さん [映画館(邦画)] 4点(2013-12-28 22:33:20)(良:2票) 3.《ネタバレ》 最後の笑みをうかべながらの、特攻は理解できない。 【へまち】さん [DVD(邦画)] 4点(2017-12-03 13:30:05) 2.《ネタバレ》 ノンフィクションなら素直に感動出来たのでしょうが、何か言い訳がましいと言うか、胡散臭いと言うか…。 演者さんは気合いが入っていましたが、邦画特有の過剰演出に萎えました。あと、あんだけ探してたキーマンが自分のお爺さんていい加減過ぎません? 【Kの紅茶】さん [地上波(邦画)] 4点(2015-08-13 10:53:46) 1.《ネタバレ》 演出、脚本、BGM、役者の演技、全てが過剰だった。過去と現在の場面を交互に見せる繋ぎ方の下手さや、たびたび差し込まれるカットバック、長々と繰り返される説明台詞、思ったことを全て台詞で言わせる演出など、どれも過剰で稚拙に感じた。 ここで泣くところですよ、とテロップが出ているかのような登場人物の異様なカメラ目線の連続からのラストシーンには狂気さえ感じた。 寄生獣を見たときも思ったが、この監督はわざと余白を感じさせない作りにしているのか。そうだとしたら徹底的に自分には合わないと思った。 【ちゃじじ】さん [DVD(邦画)] 4点(2015-08-06 19:19:24)
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