みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(4点検索)】
7.《ネタバレ》 う~ん、私はイマイチでした。事件の痕跡から犯人を追って行くサスペンスとして、現代的な視点では粗が目立ちますが、細かい突っ込みどころは許容できても、根幹となる部分に頷けない。それは殺人の動機です。父親に会えと言われただけで、人を殺すとはどうしても思えない。「今は忙しいけど、落ち着いたらこっそり会いに行きます」で事は済むはず。また、ハンセン病が偏見を持たれていることくらいは緒形拳も解っているはずで、社会的に注目を浴びる立場の加藤剛に、引きずってでも親父に会わせるなどと言う訳がないのだ。この伝染病に対する偏見によって地位を失う恐れから、出生を知る男を殺したという展開は訴求点が明確になるけれど、当事者たちの心理を冷静に考察すればステレオタイプなご都合主義に落としたと言わざるを得ない。松本清張の小説の多くは、事件の背後にある社会問題をテーマにしていますが、その問題をあぶり出すことに偏重するあまり、事件の動機を安直に社会問題に帰結させる作品も見受けます。先日観た「ゼロの焦点(1961)」も同様でしたが、今作はそれを顕著に感じました。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-02-09 03:01:16)(良:2票) 6.個人的にミステリーに関しては、島田荘司由来の新本格嗜好なので、松本清張に代表されるような所謂「社会派」はあまり好きになれない。 「差別問題」や「偏見」に対する異議申し立てとしての意味合いは大きいものの、あまりにもテーマが重々し過ぎて、ミステリーやサスペンスとしてのカタルシスや娯楽要素はまったくない。そう言う意味で、あえてこのテーマを「推理もの」というジャンルで扱わなくてはならない必然性が分からない。ここまで主張性を含めたいならドキュメンタリーでやった方が早い。むしろ、こういう形でハンセン氏病を扱う事に疑問が残る。 入手した情報による点と線の結び方も強引で、論理的な推理部分はほとんど無い。それ以外は旅先の風景の叙情性でもっているようなもの。時間が長いのも辛い。 【FSS】さん 4点(2005-03-23 23:30:52)(良:2票) 5.《ネタバレ》 都合が良い展開が多い。 白けてしまったせいで最後の音楽会シーンも醒めてしまった。 最初の電車で偶然有名音楽家と乗り合わせるシーンで これはこの音楽家が後々重要人物として出てくるフラグ…こういうの嫌い。 偶然布端を捨てる場面を見た新聞コラムを見てピンと来る刑事…こういうのも嫌い。 後半の泣かせに来るシーン。 全然泣けないわー。むしろ寒い…。 なんか良く分からん間に事件解決した。 ありとあらゆる場面が鼻についてしまう。 映像は良かった。 なんか印象に残る。 【Dry-man】さん [インターネット(邦画)] 4点(2020-04-18 21:44:37) 4.《ネタバレ》 後半の会議と演奏会のシーンは感動するものがあったが、 それは三木に対するもので親子に対してではない。 親子が想像もできないような差別、迫害を受けており、 過去を消したいという気持ちは理解するが、 日本昔ばなしの良いジジイ役で出そうなほど 献身的に接してきた三木を息子が殺した事は納得できなかった。 また息子は情婦までおり、好き勝手している始末・・・。 父がいない子は幸せじゃない!って孕ませといて言うなよ。 ツッコみどころが目立ち、かなり冷めてしまいました。 【とむ】さん [インターネット(邦画)] 4点(2020-01-09 00:42:31) 3.《ネタバレ》 中居君のドラマを見て映画に期待してたんだけど、はっきり言ってドラマの方がずっと良かった。何でお世話になった警察官の人を殺さなければならないのかこの映画ではよくわからない。ハンセン病発覚で放浪の旅ってのもねぇ…いつの間にか有名な音楽家になってるってのもどうなんだろ。ドラマでは一応ピアニカをいつも抱えているという複線があったからね。そもそも父と子の絆の描き方が不充分である。全体的に雑な展開だと思った。 【イサオマン】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-01-07 20:49:39) 2.何故、一般的に本作の評価が高いのか最後までわからなかった。 野村芳太郎自体との相性も悪いかも。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-10-13 00:21:03) 1.泣ける映画として有名?なので見てみました。扱っているテーマが重いのは分かりますが、物語としてみた場合、もの足りなかった。セリフを抜いた回想シーンをつなげていくだけでは、その不幸を頭で理解させることはできても、心を揺り動かすことはできないのではないかと思う。 【駆けてゆく雲】さん 4点(2004-01-27 21:07:15)
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