みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(4点検索)】
3.《ネタバレ》 2時間ちょっとの上映時間でパワーレンジャーになるまでに1時間半かかります。それでいいんか?っていう。 いや、青春映画としての色が濃いのはいいんです。パワーレンジャーに至るまでの、若さゆえの苦悩とか真の友情とは?とか、そういう要素をメインにしました、っていうのは判ります。でも、だったらそこがちゃんと納得できるほど、満足できるほど描けていたのか?っていうと全然。キャラ立ちしてませんし、それぞれが抱えたドラマも胸に迫るような描き込みがなされてはいません。 一方、パワーレンジャーへと至る展開は『クロニクル』をコピペしたかのような状態でさして新鮮味は無く、やっとこさパワーレンジャーが成立したかと思うとわりとあっさりケリが付いてしまうので激しい物足りなさ。製作費が少ないので見せ場を集中してみせました、っていう感じなのですが、そのパワーレンジャー成立以前の部分にポイントが無いために、娯楽映画としてかなりシンドい状態になってしまっています。 青春映画と特撮ヒーローもの、どちらも中途半端。演出スタイルがよろしくないようで、各人の表情も肉体も印象に残りません。アクションものである以上、その肉体を駆使する姿がハッキリ焼き付いていいと思うのですが、カメラはそこをきちっと捉えてない、そもそもそこに興味を持っていないようで、CGがガチャガチャしてるばかり。ドラマ部分にしろアクション部分にしろ、もっとキャラの個性を際立たせるべきだったんじゃないかと。 元々はもっと子供向けな題材だと思うのですが、これ、子供が見て面白いんでしょうか? アメリカではティーンにウケたのかなぁ? パワーレンジャーの映画ならば、さっさとパワーレンジャーを見せて欲しかったのですが。挫折や苦悩はその後でも描けたんじゃないかな。 続編のために出し惜しみし過ぎてウケなくて続編作れなくなっちゃいました、とか笑えないわ。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 4点(2017-07-16 18:30:50)(良:1票) 2.懐かしの戦隊モノ。大型ロボも出たっ!でも変身するまで長すぎ。 【TERU】さん [ブルーレイ(吹替)] 4点(2023-03-22 20:31:49) 1.《ネタバレ》 近年のハリウッドのヒーロー映画は、覚醒までの葛藤に時間を割くことが主流である。『ダークナイト』以降のリアル路線、『クロニクル』の青春映画の流れを踏襲していて、5人それぞれに家庭や人間関係に問題を抱えている。ただ、そのシリアスな背景が東映のスーパー戦隊とあまり噛み合ってない。深刻な内容を徹底的に描けば良いわけでもないが、まだまだ掘り下げが足りない。ジェイソン(レッド)が友人と悪質なイタズラをしたきっかけが不明だし、キンバリー(ピンク)が友人を失ったエピソードが台詞のみで感情移入しづらい。列車に衝突後、5人がどう帰宅したのか、ビリー(ブルー)の母の車を壊したお咎めすら描かれていない。トリニー(イエロー)が自宅で襲われたとき、普通に警察沙汰どころか、周囲の事件で既に戒厳令レベルなのに。そんなツッコミは置いておくにしても、終盤20分の戦闘シーンは視覚効果にものを言わせたロボットバトルばかりで、肉弾戦があまりないのは寂しい。ちなみに本作は日本で大コケして、続編の製作は絶望的とのこと。荒唐無稽で子供向けのイメージが強すぎるスーパー戦隊をアメコミの世界観に合わせようとして、誰を狙っているのか分からなくなってしまった。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 4点(2018-03-23 22:27:33)
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