みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(4点検索)】
5.《ネタバレ》 ぶっちゃけますと、私は怪獣映画もおバカ映画も大好物です。でも近年まれにみる罵倒と酷評にまみれてしまった本作、まあ覚悟を決めて観ましたよ。 “死んでしまった怪獣の死骸はどう処理をするのが正解なのか?”という視点は、古今東西のモンスター映画にはついぞなかったもので、このアイデアを基に映画を一本撮ったということはそれはそれで快挙だと言えるでしょう。とくに前半は『シン・ゴジラ』を彷彿させるような真面目にリアリティを追及しているようにも感じます。怪獣の出現自体がリアルな世界での新型コロナの暗喩なのかとか、怪獣の腐敗ガスが爆発的に噴出する絵面は福島原発事故の水素爆発を想起させようとしているのかとか勘ぐりましたが、どうもそれは買いかぶりすぎだったようです。それは内閣の対応ぶりと西田敏行総理を始めとする大臣たちのキャラが、観ていて寒くなるほどの低レベルなギャグを繰り広げてくれるのが決定的でした。つまり山田涼介や土屋太鳳が見せるシリアスな芝居と、ムダに豪華なキャスティングの内閣の面々が見せてくれるギャグ芝居との乖離があまりに大きいわけです。たしかに『シン・ゴジラ』でも緊張感を緩める息抜きのような芝居もありましたが、庵野秀明にこの監督ののセンスは足元にも及ばないんですからどうしようもない。いっそのことこの小劇場的なセンスのギャグで全体を統一しちゃえば良かったのかというと、「それならこんなに予算をかけて劇場映画にする必要なくね?」ということになるんでしょうね。 とは言ってもそこそこに愉しんで観ていた私ですけど、あのまったく意味が判らないラストにはさすがに呆れました。もし劇場で観ていたらそれこそ「金返せ!」と暴れたかもしれません。「せっかく良い食材が手に入ったのに、なんちゅう料理をしてくれたんじゃ!」というのが私の感想でございます。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2023-05-07 22:45:02)(良:1票) 4.《ネタバレ》 前評判は最悪でしたが、三木監督・ふせさん・岩松さん、そしてオダギリジョーさん、このメンツで想像できれば落胆は少なかった作品だったかと。 もしかしたら「時効警察のスタッフキャストによる大人向け脱力系コメディ超大作」と銘打って宣伝していれば、特撮怪獣ファンや真面目な映画ファンには怒られなかったかも。客層も違うよね。 にしても、ここまでして作る内容では無かったかな。三木監督作品ならスペシャルドラマとかでショボいCGでもファンには許されたと思います。逆にウケたかもね。 ※私はファンなのです。 強力な特撮ネタがない松竹と東映が金は出すから何か作れと上から降ろしたが、おふざけで終わってしまった。もったいない。 また時間を作ってまで観たいとは思わず。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2023-05-05 19:43:03)(良:1票) 3.《ネタバレ》 全体的には世間が言うほど悪くはないと思う。でも、小劇場の芝居を見ているような、、訳の分からない例え(これ、オモシロのつもりでしょうね?)とか種類の違うキノコだとかのギャグがサムい。小さな小屋の芝居では時間・空間の「共有感」が観客にバイアスを掛けて笑いや共感を得られるが、もっと大勢で多様な観客を集める映画で、これは多分無理だろう。 それと、真面目にシミュレーションしているつもりになってるかもしれないが、怪獣の生き物としての研究・考察とか、それを一撃に解決した「光」についての国家組織としての追求などが描かれておらず、不満が残る。、怪獣がどこから現れて何をしたのか何もわからない。わかっているのは足跡が一つあるだけ。実は突然あの河原に現れた怪獣を突然現れた光から現れた「人影」が連れ去る、というのを見て当然我ら世代の人間はウルトラマンを想起するが、ベータカプセルっぽいスマホなどを含めて、卑怯な気すら覚える。 悪くないなどと言いながら、文句ばっかりになってしまった。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 4点(2022-07-18 10:37:31)(良:1票) 2.CSで無料で見てこの点数だから、劇場で見たほとんどの人にはお気の毒様という他ない。ギャグとシリアスのどちらの路線で行くのかが中途半端。そのギャグもあんまり面白くないし。監督の作風もあるだろうが、どちらかに振り切った方が良い結果が出たのではないかと思う。着眼点(テーマ)はいいと思う。 【MASS】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2023-12-16 00:17:08) 1.《ネタバレ》 題材的にはかなり面白く出来る内容だし、いろいろ頑張って作っているのだが、惜しすぎる内容になっていた。「時効警察」的なノリの笑いをどれだけ許容できるか、ってとこも面白く見れるかどうかの分かれ目かもしれない。まぁそもそもこの題材であの辺の笑いが必要だったのか疑問でもあるのだが。「シンゴジラ」とかのスタッフで作っていたらもっといい映画に出来たかも。とにもかくにも、いろいろな策で怪獣をどうするかを考えては実行をしていくわけだが、最終的には光の戦士的なもの変身して撤去してしまうと言う呆気ない終わり方。おいおいこれで終わりなの?今までの苦労はなんだったのかっと。最終的にこういう結末にするとしてもそれなりのプロセスが欲しかったと思う。 【スワローマン】さん [インターネット(邦画)] 4点(2023-02-05 21:23:07)
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