みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(4点検索)】
3.ああやっぱり、沢口靖子ってのは、宇宙人だったんだなあ、と、まあそんな作品です。 竹取物語という設定を借りて何を描こうというでもなく、そのまんまお金かけてSF超大作にしてみました、といった感じで。もうちょっと他にいいネタ無かったんですかね。こういう強引な特撮モノなら、カネかけるまでもなく、大林宣彦にでも頼んでおけば、どんな出来になろうと誰も傷つかないで済んだのでは。 しかし敢えてそこに飛び込むのが市川崑のエラいところ。この人にとって、過去の名声とか言ったものはどうでもいいらしい。 などとバカにしたような事を書いてると、セットやら衣装やらが豪華で、気合も感じられ、予想されたこととは言え、ちょっと圧倒されます。 しかし、セットが立派なのはいいけど、部屋の中はやたら、ガランとしてます。妙に、空虚。いやもしかしたら、これが正しい「時代考証」とやらなのかも? そこはちょっとワカランけれど、それにしても、雰囲気を出すのには、小道具ってのも大事な要素だと思うんだけど、およそこれという小道具が登場せず、この作品がどこか大雑把で薄味に感じてしまう理由の一つは、そういうところにあるのでは? クライマックスに向けた盛り上がりにも乏しく、ただただ、「『未知との遭遇』ってやっぱりスゴかったな」と感じてしまうのが、悲しいところ。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 4点(2022-01-22 09:42:39) 2.《ネタバレ》 なぜ市川崑が、よりにもよって「かぐや姫」なのか?といぶかしく思いながら、借りてきて観たところ、UFOが登場するシーンで合点した。これは、竹取物語版「未知との遭遇」という企画(たぶん映画会社の)だったのだ。お金をかけて、役者もそろえて撮ってはいるけど、ただそれだけ。特撮がいまいちチャチなのが致命的。はたして市川崑も真面目に取り組んだのか、疑問。おそらく、これをやるかわりに、ほかの本当にやりたい企画を会社に認めさせたのだろう、と想像する。役者たちは市川崑に敬意をはらってか、しっかり演技しているのに、残念。 【goro】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-02-06 16:43:29) 1.《ネタバレ》 時代ありきの映画だと認識していたので、自分の心をこねくり回して麺棒で大きく大きく広げてから見始めました。良かった点は、人間臭い親父のおかげで意外とすんなり入っていけた事と、各キャラクターがしっかりしていて見やすいところ。特にいかにもな小朝のキャラは好きです。また竜やUFOなども当時としては結構頑張ったと思います。受け付けなかったのはラストの取って付けた様な壮大さ(これは言ってもしょうがないか)と中盤までの現実的な作り。神秘的なものを求め過ぎたのかもしれませんが、世界観がどうもいまいちでした。話の展開上、統一した空気は作れないでしょうが、要所要所で古典的な音やBGMをもっと使っても良かったんじゃないかな。エンディングの洋楽は思いっ切り白けましたが、この時代はこういうのが多かった気がします。白けているのにどこか懐かしい気分になりました。映画として駄作とまでは言わないけど、限りなくそれに近い。それもこれも今見るから。時代の遺物でしょうね。 【オニール大佐】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-04-08 19:13:09)
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