みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(4点検索)】
28.スピーチを述べることになった。テーマは「世界が前提的に内包する重大な矛盾と欠陥」。最初に紀里谷君が2時間20分のスピーチをし、次に宇多田さんが4分30秒のスピーチをしたが、悲しいことに宇多田さんのスピーチの方が無駄がなく的確で、かつ聴衆の心を動かした、そんな感じだった。てゆうか一言で良かった。「みんなの願いは同時には叶わない」 【ひのと】さん 4点(2004-06-20 20:32:23)(良:4票) (笑:2票) 27.とてつもなく長~い予告編、若しくはビデオ・クリップを見せられた感じ。監督自身が「皆さんが期待されている様な映画ではない」と断言されてますが、確かに私が期待したモノとは全く違ってました。賛否両論あるようですが、私には宇多田氏…もとい、紀里谷氏に映像センスやストーリー・テリングの才能があるとは思えなかった。スタジオ撮影した俳優に安っぽいCG背景を重ねただけで(本作は100%スタジオ撮影でしょう)、合成は大林宣彦の初期作品並の違和感だし、常にエフェクトのかかった画面は非常に鬱陶しい。それに監督のイメージは「カット」止まりで、「シーン」、ましてや「映画」全体のビジョンやオリジナリティがまるで感じられなかった。テロの時代に相応しく、憎悪の連鎖の断絶をテーマにしたのはタイムリーだし、暗いストーリーでも一向に構わないと思いますが、如何せん話がちっとも面白くない…、てか、面白い話をつまらなくしてると思う。とゆーことで、たった(月に)一度のサービス・デーを捨てて、これを選んだ映画鑑賞、こんな映画は叩いて砕く、俺が書かねば誰が書く! (↓)誰でも書いてるってか、…4点献上。 【sayzin】さん 4点(2004-05-05 00:11:35)(良:5票) (笑:1票) 26.自分は島に住んでいます。島には映画館がありません。たまに近所の多目的ホールで映画が上映されることがあるのですが、決まってヒット作、話題作です(しかも半年から1年遅れくらい)。映画館で映画を観るには、2時間半かけて本土まで渡る必要があります。自分にとって「映画館で映画を観ること」はとてつもなく高いハードルなのです(苦笑)。そのため、作品選びには慎重になります。当初、本作CASSERNを観るつもりだったのですが、嫌な予感がしました。虫の知らせというやつでしょうか。念のためこのサイトで皆さんのレビューを拝見しました。…結果映画館での鑑賞を回避しました(代わりに「ビッグフィッシュ」を観ました。その選択が正しかったかどうかは「ビッグフィッシュ」のレビューをご覧ください。)結局この作品は、CSの放送で観ることになりました。ありがとう皆さん!ビバ「みんなのシネマレビュー」!!自分の意見は89「森のPoohさん」さんと同意見です。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2006-04-21 00:19:18)(良:1票) (笑:3票) 25.前半のレトロSF的な部分は、ひとつの世界観として斬新でよくできていると思ったが、後半の思想的な言説で畳みかける展開には閉口した。思想で人をひきつけるには、思想がある程度ラディカルさ、新しさを持っていることが絶対条件。しかし、この映画が吐き出している思想は、すでに多くの人にとってありきたりとしか思えない陳腐な内容だ。陳腐な思想の羅列は、くさくて長いお説教以外のなにものでもない。 「二人の愛」で救われるのは、たった二人だけであり、この「二人の愛」を守るために「男」は他人を殺していく。ラストのキスシーンが物語るのが、「二人の愛」ならば、その先にあるのは今までと変わらない殺戮の世界である。「二人の愛」では他人との争いを止めれない。だから「人間愛」だってさ。都合がいいんだから。 でも、伊勢谷友介の阿修羅顔と、要潤のSF的な顔立ちと、麻生久美子の女神っぷりには敬意を表す。 【wunderlich】さん 4点(2004-06-05 00:11:36)(良:3票) 24.《ネタバレ》 元々実験的要素が強いので、まー仕方無いかーと思えなくも無いですが、 ストーリー展開は実に不親切で最初がんばって見る気持ちが、後半は数シーン見過ごしてもいいかくらい疲れてしまいます。映像は綺麗ですが長時間見る用ではないですね。 これは映画慣れしていない青い部分を多分に感じます。TVで監督の密着取材なんかを見てもかなり自己陶酔があるように見えます。もちろん自己陶酔が悪いわけじゃないけど、映画って観客に見てもらう前提の娯楽性を意識しないとならない部分があると思うので、自分の芸術活動だけがメインになるなら短くして映画って形にしなくても良いんじゃないかなと思います。 寺尾の博士役はイメージとしては合わない感じがしますが、静かに妻を愛する気持ちが伝わる演技は良いですね。でもイメージは博士ぽくないです。頭の固い親父っぽい人でもいいかな?主役のキャシャーンはかなり薄いです。かなり脇に食われまくりです。唐沢に対抗するにはバランスとれない気がします。 キャシャーンを使った限り、キャシャーンがどうにかしてくれないと話が終わらないのでは? それにしては駄目駄目なキャシャーンでフラストレーション溜まりまくりです。 【森のpoohさん】さん 4点(2005-02-13 23:49:48)(良:2票) 23.アニメのキャシャーンと真逆のメッセージを延々と台詞で語られてもねぇ、ってえのが正直なところですな。ま~長い長い。で、言いたかったのはそれかよって。キャシャーンである必要なくね?監督個人の伝えたいメッセージと素材の食い合せが悪いよなぁ。 【とんちゃん】さん [地上波(邦画)] 4点(2013-08-11 12:23:46) 22.紀里谷氏は映像クリエーター的な才能は凄いと思ったが、映画監督としてはどうだろう? この映画については、まじめすぎた。 小説ならともかく、アニメの実写化にこんな肩肘張らなくてもいいのにと思った。 ちょっとした笑いも無く、舞台風の哲学的な台詞で終始観るものに訴えてくる。 自分にはちょっと苦手に感じた。 【たんたかたん】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-02-08 23:03:25) 21.《ネタバレ》 僕らは生きているだけで何かを傷つけてしまっているということ、これが主人公が最後にわかったことって、ちょっと困った映画だな。僕らはまず赦し合うべきだった、というのは悪くはないが、これでは40点だ。 今までの物語が2時間もかけて語ってきたのは、人は、エゴによって人を傷つけること、掲げた理想のために大量破壊を行うこと。「生きているだけ」には見えない。だから「赦し合うべきだった」に説得力がない。赦し合うことに関する物語、たとえば、許すとはどういうことか、なぜ許せないのか、許すことの困難さ、などほとんど語られていない。 さて、他に気になるのは、最後キャシャーンとルナの思いは、光となって、宇宙を進み、どこかの星に「イナズマモノリス」となって突き刺さるが、ということは培養槽に落ちたイナズマも、誰かの思いだったのだろうか?誰のどんな思いだったのか? 原作アニメーションとあまりにも違いすぎる世界観に、公開当時大きな批判というか、落胆があった。今更だが、新造細胞というテクノロジーで人類に仇なす者が生まれ、「同じテクノロジーでそれをくい止めるものが生まれるが、異形の化け物として苦悩する」と考えると、この物語はキャシャーンと言うよりは、仮面ライダー(とくに平成の)にふさわしかったのではないか?なんて、最近思う。 スチームパンク的な世界観のメカ・美術設定、ちょっとあざとい、というか狙いすぎ。それに表現し切れないものは思い切って切るべき。たとえば、ミッチーの腕にある意味有りげな入れ墨っぽいもの。最初あれ、生き返った連中のと同じ縫合痕のように見えて、混乱した。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-03-31 03:16:19) 20.私が子供の頃、アニメというのは子供のものだった。子供だけのものだった。それゆえにメッセージは明確で、バカバカしいほどに短絡的でもあった。『CASSHERN』のベースはそこにある。というか後の『GOEMON』もそうなので(レビュー済み)紀里谷和明監督のベースということになるんだけど、要するにこの人の創作物の原点はどんなに物語を複雑化しようがビジュアルを大人びたものにしようが子供向けアニメであることに変わりないのだ。大人に向けてこんなことをする作品もそうは無いので一見新鮮味はあるのだが、どうも確信犯ではなく監督本人はいたって本気で大人映画のつもりっぽいので受け止めるこちらは困ってしまうのだが。セリフ過多は映像で語ることを拒否しているのではなく、これも原点にアニメや漫画があるから自然とこうなったのだと思う。戦いながら、ときには空中で留まりながらお互いが語り合うなんてシーンはまさに漫画。ピッチャーが投げバッターが迎え撃つときバッターが○○破れたり!とか言ったりそれにピッチャーがなに!?とか反応したりとかいうのと同じ。コンマ1秒の世界が数十秒に引き伸ばされるアレ。『GOEMON』のレビューでも書いたが、映画を知らないというのは強みでもある。紀里谷作品のオリジナリティはその強みの証し。しかし見るほうも映画を期待してはいけない。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-04-08 16:00:01) 19.《ネタバレ》 使い古されたネタを全く斬新な映像を駆使して描かれた作品。導入部分は映像にぐいぐい引き込まれたが、やはり最後まで来ると食傷気味。ストーリーは特筆すべき点はないので最近のゲームによくあるCGだけ頑張って中身のないパターンを映画でやってしまった感じ。90分くらいでサクっとまとまってればそこそこ楽しめたのかもしれない。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 4点(2009-07-06 22:44:34) 18.タツノコプロのキャシャーンを現役で観ていた世代としてはやるせない想いです。アンドロ軍団を素手でなぎ倒す爽快感を期待したんだけど、いろんな理屈を聞かされて疲れました。これ、原作とは違うモノですね。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-09-08 22:27:19) 17.《ネタバレ》 「キャシャーンがやらねば誰がやる」って誰がやってもよかったんじゃねぇの??って感じの映画でした。伊勢谷監督の作品集みたいな出来。映画というものは娯楽であって、見ている者にいかに楽しんでもらえるかが大切だと思うのですが・・・この作品は監督だけが楽しんでるって感じですね。でも映像の美しさは本当に凄いので、1点プラス。宮迫さんの演技力にさらに1点プラス。 【★☆ マリア ☆★】さん [映画館(邦画)] 4点(2007-08-14 00:33:45) 16.《ネタバレ》 原作のアニメを子供頃に観ていた記憶があるので設定の違いがちょっと気になりました。確か原作のアニメは『ターミネーター』ように完全に人間VS機械といった図式だったはずで、悪役のリーダーのブラッケンボスは元々は交通整理用のロボットで偶然の落雷直撃により電子頭脳に狂いが生じて反乱を起こし、主人公はそのブラッケンボス率いる強靱なロボット軍団と戦うために自らの体をサイボーグに改造するという当時の子供向けアニメではかなり斬新な設定だったはずなのですが・・・・・。きっと様々な事情があるんでしょうね、原作の設定だとCGを使うシーンが増えて更にお金がかかって困る?悪役が全部ロボットだと登場人物が少なくなって困る?オリジナルのままだと芸がないので何となく困る?、なにかと比較される『デビルマン』が2点評価なのでこれは4点評価ということで。 【眼力王】さん [地上波(邦画)] 4点(2006-03-14 23:17:42) 15.メッセージを伝えるようで全然伝わらないし矛盾点もいっぱい、アクションシーンはカッコいいようだが、ダサい所がてんこ盛り、サウンドも良い様、でもショボイ効果音が耳障り、映像も最初5分は驚きあとは見辛さにうんざり、ロボットもキャシャーンもダサい。ダラダラ進む展開にも閉口。でも唐沢、大滝、及川さんの演技にそれぞれ1点づつ献上。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-12-03 00:03:10) 14.やたら長い感じもするし,くどくどと詰め込みすぎた感じもします.これ,実写版というよりリメイクアニメと考えた方がしっくりきますね.もちろんオリジナルには遠くおよびませんが.ただ,監督さんの未熟なりの努力・苦悩みたいなものはなんとなく感じました. 【マー君】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-07-02 15:31:49) 13.コントラストがハッキリしてる(?)映像は変わってて良かったです。CGも低予算ながらすごい。ただ、絵としては良いのですが、動画として観るとつながりがムチャクチャな感じですね。内容は説教臭い。メッセージを前面に押しすぎで臭い。それと、別に悪くはないのですが、これを含めて邦画の内容って全部同じ印象なんですよね。メッセージとか考えてる内容がみんな一緒に思えるのです。 【カジ】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2005-06-07 00:01:48) 12.<誰かの願いが叶う頃、誰かが泣いているよ♪> <みんなの願いは同時には叶わない♪> これだけで、この映画テーマを言い表せる。 <監督の夢は叶ったけれど、映画観た人達は泣いていたよ…> あ、歌の通りになった。 【なおてぃー】さん [映画館(字幕)] 4点(2005-01-17 19:53:15) 11.量産されたロボットたちが行進しているシーンや、それらをキャシャーンがブッ壊すシーンは、全盛期世代(再放送世代含む)にとって結構グッと来るものもあるだろう。しかしそんなシーンも集めてせいぜい2,3分だし、そんな所だけが見所で納得できる訳もなく。テーマ性っつーかイデオロギーっつーか美意識ってゆーか、の、諸々が全力でカタルシスを抑えにかかる。豪華なキャスティングも、なんか、勿体無いね。大体、ブライキング・ボスが「ヤルッツェブラッキン!」とか、言わないのは、何でよ? 【aksweet】さん 4点(2005-01-09 23:32:06) 10.テンポが悪くて退屈。…と思ってたら後半はめまぐるしく話が進んで置いてきぼりにされました。画面が暗い、聞き取りにくいセリフ、ストーリーの繋がりの悪さ、…疲れた!もう1回見ようとは思わないです。とにかく疲れた。 佐田真由美好き。 【くまさん】さん 4点(2004-11-15 16:42:59) 9.《ネタバレ》 多分、この映画の制作者は「愛」という語に、互いに相反するイメージが込められているという”当たり前”のことの意味をあまり良く考えないで映画を撮ってしまったのでしょう。人間の「俺は○○がしたいんだー」という”エゴ”は”共存”などと無縁です。矛盾しています。しかし、だからといってこの映画を「おぃ中学生かよ!」と笑い飛ばせるかというとそうではありません。恥ずかしながら、ラスト付近の回想シーン?ではちょっと考えてしまいました。支離滅裂で思考停止させられてしまう映画ではありましたが、よーく考えると誰もが軽い絶望感を覚えるのではないでしょうか・・・とにかく、この映画の監督さんは自分の主張を短い映像で表現する(「語る」)ことに長けていると思います。色彩感覚も赤とか緑とかがちりばめられ、まるでジャン・ピエール・ジュネ監督のようです。ナイーブな感性と映像感覚を武器に、これから映像のストーリーテリングの技術を覚え、これから少しでもいい映画を撮ってもらいたいです。発狂しそうになりましたが、最後には制作者を応援したくなる不思議?な映画でした。 【おしりはばとび】さん 4点(2004-11-11 23:24:58)
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