みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(4点検索)】
8.アン・リー版は未見。ハルクになる過程は冒頭でサラっと描き、ブラジルの貧民街を俯瞰で捉えたカメラやハルクに頼らないチェイスシーンは良い。この勢いを保ってシンプルに90分でまとめたら佳品になりえたのに、舞台をアメリカに移してからはもうグダグダで記憶に残らないという。『アベンジャーズ』と絡める以上、当然ながら説明過多になりすぎる大人の事情。エドワード・ノートンを始めとする演技派俳優の無駄遣い。そもそも緑の巨人に魅力が感じられず、主役には向いてないと思う。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 4点(2021-12-02 20:52:23) 7.《ネタバレ》 「エンドゲーム」公開に向けたMCU作品ミニマラソン二発目。 無論、MCU作品(映画作品に限る)はこれまで全作品鑑賞しているが、初めて鑑賞した作品は、「アイアンマン」ではなくこの「インクレディブル・ハルク」だった。 日本国内では、今作の方が「アイアンマン」よりも先に公開されてしまったため、そういう鑑賞順になってしまっている映画ファンは多いと思う。 当時は、MCUというクロスオーバー企画そのものの存在を認知していなかったので、エンドクレジット後のシークエンスで“トニー・スターク”ことロバート・ダウニー・Jrが登場してきてもピンとこず、今作自体に対するフラストレーションも手伝って、「ああ企画ものなんだ……」と揶揄的に捉えてしまった。 初鑑賞時もそうだったのだが、今作は、良作揃いのMCUの作品群の中では随一の“不出来”と言わざるを得ない。 初鑑賞時は、自分自身の勘違いもあったが、同キャラクターを描いた2003年の映画「ハルク」(アン・リー監督)の“続編”と認識してしまっていたこともあり、根本的な“違和感”を禁じ得なかった。 今回、MCUの一作品として再鑑賞してみても、その“違和感”は拭いきれなかった。その大きな原因は、ヒーローの「誕生」をきちんと描いていないことだと思う。 今作では、オープニングクレジットで、“ハルク”が誕生してしまった事件のあらましと、主要登場人物たちの苦悩の様がフラッシュバック的に“雑”に映し出される。 これが当初の自分の勘違いの通り、「続編」としてのオープニングであれば全然問題ないのだけれど、まったく別ベクトルのリブート作品で、しかも今後展開されるクロスオーバー企画の主要キャラを描き出す単独作品というのであれば、この手法にはあまりに愛がなく、作品単体として面白みに欠けてしまうことは必然だったと思える。 ブルース・バナーという辛辣な運命を背負った人間の描きこみが冒頭の時点から希薄なままストーリーが展開されるので、主演のエドワード・ノートンがいくら心痛な面持ちをしてみせたところで、今ひとつ感情移入ができない。 加えて、エドワード・ノートン演じる主人公本人もそうだが、リブ・タイラー演じるヒロイン、その父親で一応の悪役であるロス将軍(ウィリアム・ハート)も、言動の一つ一つが今ひとつ利口に見えないので、それぞれ一流の科学者だったり、軍の要人というキャラクター設定に説得力を感じることができなかった。 それと比較すると、「アベンジャーズ」以降でブルース・バナー(ハルク)を演じるマーク・ラファロのハマりぶりは見事で、少ない描写の中でしっかりとブルース・バナーという一人の人間と、ハルクという哀しいモンスターを演じきっていることは、改めて賞賛に値するなと思える。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 4点(2019-10-30 15:45:35) 6.《ネタバレ》 ○エドワード・ノートンの貴重な役柄を楽しめるのだが、ハルクになってからブルース・バナーの面影が全くないのが残念。あれじゃ誰が演じてもってなる。○そんなに見せ場もなく、あの程度のCGではきついし、全体的に暗い。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-01-09 17:29:02) 5.「アベンジャーズ」を観た後に鑑賞・・。始終暗いし、ハルクのビジュアルのしょぼさにびっくりしました・・。技の名前を叫ぶな(笑)! 【ネフェルタリ】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-12-16 17:51:19) 4.《ネタバレ》 2003年の『ハルク』がコケたんで、2012年航海予定のアベンジャーズのために作り直してみました…ってだけの作品。 ▼'03よりもストーリーはマシになってるんだけど、ヒーローものとしての爽快感はアクション面のみ。ストーリーやドラマは相変わらずかったるい。 ▼そのアクションもCGによるもので軽いんだよなあ。カエルみたいにピョンコピョンコ跳ね回ってる印象しか残らない。ここらは'03版と大差なし。 ▼最大の問題は、ハルク=憤怒のヒーローなのに、憤怒の凄さが全然描けていないこと。原作ハルクの根幹にある「理性と憤怒のせめぎ合い」がぜーんぜん無い。観客がビビって引くぐらいにハルクの怒りを描けないんだったら、スクリーンにハルクを登場させる意味なし! 【伊達邦彦】さん [映画館(字幕)] 4点(2012-03-18 04:14:25) 3.この年代の作品には実写とCGのシームレス感を求めたいですね ストーリーもパットせず 【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-03-21 19:30:08) 2.ハルクというキャラを使ったまったくのオリジナル・ストーリーだったらよかったのに。 基本的なプロット。つまり放射線を浴びた主人公が、追っ手から逃れつつ恋人と・・・ を変えないと、もはやCGに慣れた昨今では変身と軍隊やモンスターとの戦いに目新しさが感じられない分、アン・リー版と大差が無いように思えた。 【hiko】さん [DVD(吹替)] 4点(2009-02-27 13:49:16) 1.《ネタバレ》 アン・リー版から方向転換を図り、アクション重視にすることについては、戦略的に全く問題がないと思う。 「ハルク」になったプロセスをものの数分で描いたのは、アン・リー版の反省がみてとれる。 ただ、これではあまりにもストーリーをないがしろにしすぎではないか。 本作は「軍隊に追われていた男と、暴走した一人の軍人が、化け物に変身して戦う」というストーリー以外に何もない。 本当に、ノートンがリライトしたのかというほど、つまらない脚本となっている。 彼が手を加えたのならば、ひょっとして間違った方向に手を加えたのではないか。 アクションなのだから、深いストーリーは要らないのかもしれないが、肝心のアクション自体も画面に釘付けになるほど立派なものではなく、全く楽しむことができなかった。 「ボーン」シリーズ、「キングコング」辺りのネタを拝借しているようにも感じられ、つまらないと言われるアン・リー版の方がむしろ個性を感じられる。 アン・リー版のジャンプ時の浮遊感は必見だ。 肝心の化け物同士の戦いも、一方が圧倒的に優勢だったのに、訳の分からない地味な必殺技一発で形勢逆転するというつまらない描き方には呆れた。 逆転の仕方や、必殺技など、バトルシーンにもうちょっと工夫があってもいいだろう。 また、ノートン、タイラー、ティム・ロスといった役者の個性も全く活かすことができておらず、誰に対しても共感できるものではなかった。 三人のそれぞれの感情が、あまりにも伝わってこないのは評価できないポイントだ。 本作の唯一の見所は、「ハルクが中和されて素の人間になりかけた」というシーンではないか。 その見所をヘリコプターから飛び降りただけで終了というのはあまりにもヒネリがなさ過ぎる。 「ハルク」は怒れるオトコなのだから、もっと“怒り”に着目して欲しい。 いったんは中和されて、心拍数200を超えても変身しないが、彼の怒りが頂点に達したときに再び緑色の化け物になるというのが当然のスジではないか。 そのために、タイラーという存在がいるのだろう。 彼女が殺される(変身できない彼をかばって死ぬのが悪くない描き方)、もしくは彼女の身に危険が迫ったときに、怒りで我慢できなくなって再び変身するという描き方はできないものか。 重厚感がなく、何もかも薄っぺらく感じてしまった。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 4点(2008-08-16 13:58:08)(良:2票)
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