みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(4点検索)】
2.《ネタバレ》 本作の監督を務めた遊川氏はテレビドラマの脚本家として知られているとのことだが、この映画は確かにドラマっぽかった・・・良くも悪くも。 悪いところは、とにかく説明過多であること。主人公の心情(すなわち本作のストーリーの展開)をそのまま心の声で表現するのは面白みに欠けるし、繰り返し登場するファミレスのシーンはあまりにしつこかった。映画のオーディエンスをもっと信用してほしい。ドラマのように途中から観る人だったり、ケータイをいじりながらなんとなく観ている人はいないんだから。同じことを何回も大きな声で言うような構成は「くどい」の一言に尽きる。 良かったところはユーモアだ。お約束のような定番ギャグが随所にあって、観ていて自然と口角が上がった。奇をてらったことをせず、誰もが安心して笑えるものを提供できていて、長年お茶の間を相手にしてきた遊川氏の腕が光っている。テロップを効果的に使ったギャグもあり、テレビの世界で活躍する監督ならではの発想だと感じた。 あと、これは良いところでも悪いところでもないのだが、同じセットが何回も出てくるのもドラマっぽいなと思った。宮本家のリビング、ファミレス、学校、お料理教室、病院、ドンの家・・・同じセットでシーンをまとめて撮って製作費をなるべく抑えて作っている感じが出ていた。 エンドクレジットは半端ないくらいダサかった。狙いすぎていて、その結果見事に外している。観ているこっちが恥ずかしくなるほどで、とても正しい選択だったとは思えない。 だが、とても「優しい」選択だったとは思う。 【Y-300】さん [映画館(邦画)] 4点(2021-06-30 11:33:29) 1.《ネタバレ》 初監督作品ということで気合が入りまくって空回りしているみたい。言わせたいセリフが多すぎるのと、ベタな演出のオンパレードで、いい加減食傷気味に。「正しいことよりも優しいことのほうが大事」というとっても深いこの台詞は、個人的には好きなのですが、多分原作にもあると思われ、すなわち原作者の手腕によるところなわけで、なのでこの映画自体の評価の対象からは外しました。てか正直言ってこの台詞があまりにも強すぎて、その後の奥さんとの和解に至るまでの数々の台詞や行動が、割りを食ってしまった感がある。 原作のタイトルは「ファミレス」というそうだが、この映画の中でそこまでファミレスが、効果的に機能しているようには見えなかった。むしろ”お弁当”の方が活躍していた。その辺原作ではどうなのか?逆に気になってしまいました。 【Dream kerokero】さん [DVD(邦画)] 4点(2017-08-16 18:22:42)(良:1票)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS