みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(4点検索)】
5.黒沢はストーリーテリングのうまいエンターテイメントにその真骨頂があり、ドストエフスキーのような人間存在そのものを描くような作家とは方向性が全く違う。 それだからこそ、ないものねだりで、こういうものを手がけてみたかったんだろうな、と思わせる作品。 特に、溝口や小津という黒沢の先輩格の巨匠が人間存在に迫る作品で高い評価を得ているので、そのまねをしてみたかったのでしょう。 自分にもそういうものが作れるんだということを証明するために。 でも見事に失敗しました。 【kinks】さん [映画館(邦画)] 4点(2016-11-20 22:33:53) 4.《ネタバレ》 んーーーなんだかちょっとわかりにくい、かな~? 大幅にカットされているためか、ちょっと繋がりが悪いというか唐突というか。いつの日かオリジナル版がみれたらいいですね。原節子・三船敏郎 など迫力の共演ではゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-08-31 09:31:37) 3.《ネタバレ》 原作未読、というかドストエフスキーは読んでいない、というか過去何度もチャレンジして挫折しています。そんな原作知らずの私から見ると、これはまるでSF映画でした。主人公の能力は、相手の目を見るとその人が幸福か不幸かが判ること。ニュータイプみたいだ。不幸な人を見つけると、その人の性別や富貧に関わらず感心を持つ。それは憐れみに近い感情のようだが、女性は愛情と勘違いする。それがいざこざの種になる。まるで一人の超能力者がその能力をひけらかして騒動を起こしているような風情だった。本来は、無垢な精神を持つ者が周囲の俗物から浮いてしまって不幸が起こるという話なのだろうが、先述のように観るほうがしっくりくる。主人公はタイトル通りの人には見えず、超能力者だと思ってしまうと、もううざったい奴以外の何者でもなくてイライラしました。原節子と久我美子はともに美しく、特に原節子は眼差しの迫力が怖いほどでした。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-01-05 21:13:54) 2. ドストエフスキーの原作が、重い、奥深いのは充分わかったが、私の見たい「映画」ではなかった。 小説は、作者の信条、心理、訴えたいことを、読む側が文章から深く読み取り、噛み砕き、自分の感性と対比させて吸い取ることで成り立つ、すなわち読者が積極的に理解するものであるのに対して、映画は、監督が見せたい物を映像と音を使って観る側に送り込むことで成り立つ、すなわち観客が受動的に感性で受け入れるものであると思って、私自身それぞれ楽しんでいる。 監督は、この重い、深いテーマを、映像、役者の演技を使って見せたかったのだろうが、「映画」を楽しみたいのに、監督の映像、役者の演技が凄い分、原作の重いテーマを無理やり押し込まれた感じで、小説を解説付きで読まされた感が拭えない。 テーマがもう少し単純で明快な小説だったら、映画として監督の押し付けがあっても、小説が単なる原案で、それを監督が「映画」としてオリジナルの作品を作ったという形態となって、違和感はなかったかもしれない。 しかし、この作品のテーマはあまりに重く、深すぎた。重い、深いことが充分に伝わる監督の映画的手腕、役者の演技が凄い故に、原作のテーマの重さ、深さを無理に映像で送り込まれるような違和感を感じてしまう。 文学作品としては、きっとすごい映画なのだろうが、「映画」そのものを楽しみたい私には、この映画は辛い。 【nobo7】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-11-28 20:55:48) 1.原節子の顔がスゴイ! 【T橋.COM】さん 4点(2004-09-13 01:06:38)
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