みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(4点検索)】
3.原作を読んでいない状態で見たが、そこそこ面白かった。・・・最後の1作品以外は。 「火星の運河」は映像が綺麗。 「鏡地獄」は正当派ミステリーという感じの作品で、モチーフとなる鏡がふんだんに使われていた演出がよかった。 「芋虫」はおどろおどろしく、人間の愛と狂気が描かれていて良くも悪くも印象に残る作品。 そして最後の1作品の「蟲」…。 漫画家が撮ったらしいが、少し荷が重すぎたように感じる。シーンが飛び飛びで、理解しづらい上に、グロテスクな映像や、虫の効果音が気持ち悪くて受け付けられなかった。 生理的な嫌悪感をもよおす最後の作品で-1点。 【Sugarbetter】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-01-27 18:12:18) 2.最後の蟲はかなり面白かった、浅野もはまってる。それ以外は浅野忠信の台詞棒読みなんて初めて聞いたし、やけにショー的な衣装も鼻に付く、ただのカッコつけお洒落映画。乱歩なら取りあえずエログロ和風トリップさせて陰気なレトロ美術を現代感覚でドレスアップすればなんとか様になるのかってなるわけない。 【Vanilla】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-11-25 16:40:33) 1.《ネタバレ》 キャストや予告編の雰囲気などからかなり期待して見たんだけど・・・。とりあえず、乱歩作品の中でも、いろんな意味で難易度の高い短編に挑んだ点は立派、と最初に言っておく。この果敢さを認めた上で敢えて言いたい、やっぱり映像化しちゃいけなかったんだなあ、と。 特に、『鏡地獄』と『芋虫』。個人的に、最も好きな乱歩短編だから、過剰に期待してしまったむきもある、とは思う。原作(のストーリー)を忠実に再現しないこと自体に異を唱えるのでもない。でも、『芋虫』のあのオチは、いくらなんでもそれはないだろう、というレベルの結末だった。そういう話じゃないだろが、などという野暮なことは、本来なら言いたくないのだが、ものには限度というものがある。それに、「怪人二十面相」や「小林少年」に登場されても、正直困る。 また、凝ったであろうカメラワークやアングル、挟み込まれるつなぎの映像なども効果的に働いたとは思えず。むしろ、奇をてらっている、というか、演出力の乏しさを表面(的な「奇」)でごまかしている、という印象だった。「とりあえず、乱歩だし」といった短絡的な発想で、「とりあえず(視覚的に)乱歩的なもの」をちりばめて、安直な映像化に終止した、と解釈してしまった。 ただ、最後の『蟲』は例外。原作の持つ猟奇的な怖さを、「おかしさ(=本来「怖さ」と紙一重である)」の方向へ展開させることで、ひねりのある映像化に成功した。絵的なセンスも感じられたし。『蟲』で主人公を演じた浅野忠信は、その辺の(おかしさと紙一重であるところの)恐怖、というものを、感覚の部分で理解していたように見えた。 したがって、4点はすべて『蟲』に献上。他のには1点もあげません。 【黒蜥蜴】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-09-26 13:03:18)(良:1票)
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