みんなのシネマレビュー

夢の中へ

2005年【日】 上映時間:103分
ドラマ
[ユメノナカヘ]
新規登録(2006-09-25)【小星】さん
公開開始日(2005-06-11)


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監督園子温
キャスト田中哲司(男優)鈴木ムツゴロウ
夏生ゆうな(女優)タエコ
村上淳(男優)ケイジ
市川実和子(女優)ランコ
オダギリジョー(男優)
小嶺麗奈(女優)
臼田あさ美(女優)
手塚とおる(男優)
温水洋一(男優)
岩松了(男優)
麿赤兒(男優)
菜葉菜(女優)
脚本園子温
あらすじ
 悪夢のような現実と、現実のような悪夢に苛まれる男の話。

ゆき】さん(2016-07-25)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想(4点検索)】

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1.《ネタバレ》  観賞中「酔っている」感覚を味わったのは、手持ちカメラの画面ブレだけが原因ではなく、この映画そのものに酩酊感が漂っているからなのでしょうね。

 性病に掛かった主人公が「おしっこ痛ぇ~っ!」と絶叫する絵面なんて、何だか全く現実感が無かったりして、作中世界のどれか一つが現実なのではなく、全ての世界が夢であるように思えてきます。

 こういった映画であれば、同じ酔うにしても心地良い酔いを提供してくれたら楽しめるのですが、本作には「悪酔い」に近いものを感じてしまったりして、残念。
 主張が独り善がりであるとか、ストーリーが難解だとか、それ以前の問題として、自分はどうも手ブレ映像が苦手だったりするので、それで参ってしまったみたいです。

 とはいえ、園子温監督作品で何度か扱われている「現実と虚構の境目が曖昧になる感覚」「走るという行為の快感」などの要素が、本作でも見受けられる辺りは、不思議な安心感があり、嬉しかったですね。
 オリジナリティが無いと主人公が責められる件も併せ「排尿に伴う苦しみ」=「監督自身の創作の苦しみ」と受け取る事も出来そうですが、それよりはもっとシンプルで、普遍的な
「生きていれば綺麗事だけじゃ済まない」
「他者との触れ合いが、厄介な痛みに繋がる事もある」
「それでも、走って、叫んで、唄って、生きなければいけない」
 というメッセージが込められた映画なのではないか、と解釈したいところです。

 正直に告白すると「楽しめた」「面白かった」とは、とても言えない内容な本作。
 けれど、力強く前向きなメッセージは、確かに感じ取る事が出来た為、不思議と嫌いになれない一本でした。 ゆきさん [DVD(邦画)] 4点(2016-07-25 11:34:55)(良:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 4.00点
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3240.00% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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