みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(4点検索)】
7.《ネタバレ》 もう本当に「なんじゃこりゃ?」でした(素で出た言葉でした)。絵やアクションは素直にかっこいいと思いました。もう本当にこれだけ(絵とアクション)でよかったのに、変な理屈を捏ね出したせいで全てが台無しになってますね。もう本当に(こればっかだけど)、疑問しか出てこない・・・・。なんで009と002は助かったの?007と008は何してたの?最後の街は何なの?なんで003はあんなに助べえ(失礼)になったの?なんで001のテレポートでミサイルをどっかにやらなかったの?005だけで敵やっつけてんじゃん!!004の弾丸は切れないの?あげればキリがありません。どうせなら単純に影が薄かったあの悪徳企業との戦いだけに割り切って、最後は009がミサイルを破壊した後に002が助けに来るとか本当に単純なアクション映画にした方が1億倍マシだと思いました(あっ006だけ書いてないや・・・特にないからいいか・・・)。 【わたた】さん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2014-01-25 03:02:47) 6.《ネタバレ》 この監督が「攻殻」で取り組んでいた集団無意識をさらに掘り下げようとして、滑ってました。皮膚感覚から乖離した事件が起こり、狐につままれたように結果が流れて行きました。共感ポイントが無いフィクションはキツイです。「神」は何もしてくれないからこそ「神」なのに、安っぽい奇跡で締めてくれました。 ストーリーはアレですが、思い入れのあるサイボーグたちの能力描写は楽しめました。高空から落下し、加速装置で接地の瞬間を刻むシーンはちょっと興奮しました。やっぱり島村ジョーが最強ですね。そのジョーがランジェリー・フランソワーズの腰に手をまわすシーンも見どころなんだけど、ジョーの無表情には違和感が募りました。主人公であるはずの彼が9人のなかで最も人間味が感じられない。意図した演出かもしれないけれど、残念なアレンジでした。 横道に行きますが、石ノ森先生の連載が始まったのは1964年、ちょうど半世紀前。最高速度を競うような時代に、時間の圧縮でスピードを表現した加速装置のアイデアに恐れ入ります。1968年に制作された「2001年」の時代先取りが評価されますが、「009」のコンセプトワークもそれに匹敵すると思います。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-01-07 04:40:44) 5.キャラの扱いが突飛で冒頭は面食らいましたが、慣れればスピンオフ的に別物として観られました。009がレーサーじゃなく病んでる高校生なのが一番びっくりしたけれど。008ももう少し活躍させて欲しかったし、002の羽部品とかも。でも加速装置の描写はなかなか良かったな。私は昔の白黒時代少しとカラーアニメしか観ていない原作知らずで、天使編とか神の声編とかよく知らなくてすみませんが、それらを監督風に解釈したって事でしょうか。無駄なエロスやロリコン的な部分が余計でしたが、つまらなくは無かった。でもポリゴンっぽい動きが邪魔だったかな。普通のアニメーションの方が良かったね。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-12-28 16:22:48) 4.《ネタバレ》 サイボーグ戦士たちのとんでもねぇスペックと、現実社会に照らし合わせたかのようなリアルで堅苦しい世界観が、思った以上にマッチしていない。 神山監督の嫌味なナルシズムが、悪い方向に反映されたアンバランスな作品。ラストのオチも、スッキリしないなぁ。 そして、石ノ森作品にエロスとか要らーん!と言いたい所なのだが…しかし、003の凝った下着&刺繍入りストッキングは、ナイスなので今回は大目に見よう。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-07-25 19:11:26) 3.《ネタバレ》 今作の話は何から連なる話なのか、よく分からんが、かつて武器商人たちと戦っていた戦士が、任を解かれたからと言って軍産関係に従事するなど、とても受け入れ難い設定だ。「武器は悪くない、要は使い方なのだ」という論理を捨てきれないアメリカ人が書いたホンなら、それもあるかもしれん。しかしこれは、石森章太郎が生み出した「サイボーグ009」のアニメーション化なのだ。 しかも「世界の平和と自由を守ってきたのは俺たちアメリカ人だ!俺にとっての正義は俺の邪魔をするものを排除する事だ!」と、002ことジェット・リンク。 何だ、これは?サイボーグ達が、様々な人種・国の人間で構成されているのを、台無しにするこのセリフは!彼はダークサイドにでも落ちたのか? 百歩譲って、今回の話はそんなお子様正義の話じゃなく、もっとシリアスな「神」をめぐる物語なのだ、という主張があるのかも知れない。確かに、聖書の冒頭とバベルの塔の物語をあからさまに引用した、「彼」の物語が示すように、今回の事件の首謀者は「神」である。 しかもこの神は、人間が頭の中で作り上げたモノ、人間の脳の働きソノモノという解釈だそうだ。実際、現実世界で言う神は、人の作った概念だ。だが、「死への恐怖により(脳が)作り上げた」神が、実行すると自らを死に至らしめる「人類のやり直し」を行うというのも、矛盾しており納得しがたい。 ここまでなら、自ら作ったモノに自ら苦しめられる愚かさの物語、といういささかイタイ寓話と捉えることも出来よう。 しかし、最後に神は超常的な力を発揮してしまう。支離滅裂である。 …と考えてきて、ふと思った。何か、一回りしちゃった感はあるが、最後の超常現象を成したもの以外の神を、「彼の声」ではなく「悪魔の声」と読み変えれば、事はスッキリする。ずいぶんと振り回されはしたが、今まで通りの「サイボーグ009」と言えるような気もする。その代り、既存の宗教をすべて敵に回すことになるが…。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-06-11 15:56:50)(良:3票) 2.《ネタバレ》 008って、空気って名前だったか? 004の右手から撃ち出される銃弾なんだけど、 正面からの映像にしたときにばらばらの方向を向いてたんだよね。 いくら演出とはいえ、やり過ぎじゃないの? あんな通路であれだけバラバラじゃあ当たらないよね。 009と003が抱き合うシーンなんだけど、必要か? ジョーの手がフランソワーズの尻に伸びる描写が必要なのか? なんかね、制作者の072。 自分たちだけで満足しちゃってるから、オチもあんなだし。 3点でもいいと思うし、2点でもいいと思うけど、 ときどき美しいシーンがあったから4点にしておく。甘いな~、オレ。 【hyam】さん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2013-05-27 23:48:15) 1.《ネタバレ》 元々『009』を楽しんだ記憶がまるでなく(触れた記憶自体は原作から東映動画の映画版&白黒テレビ版、サンライズのカラー版等、たっぷりあるのですが)、エンディングに罵声や失笑が飛び交った『超銀河伝説』というとてつもなくダメな映画を経てきているので、今回も「まあ、こんなモンでしょうよ」という感じで。 キャラクター達がどうも『009』に見えない(ジェットとアルベルト、ギルモア博士なんか特に)とか、アダルトな要素は不要なんじゃ?とか、単純にサイボーグ戦士にコスチューム着せて9人並べた絵を見せられなかっただけでもダメとか、そういう根本的なところでひっかかってしまう映画ではありますが。 『まどか☆マギカ』にも感じた事。個というミクロから内なる宇宙を通してマクロへと繋がってゆく、その対比がクリエイターのパーソナルな観念的視点によって両極ばかりに偏向し、欠落要素の多過ぎる、説得力を欠いたものとなっている感じがします(その点、同じくミクロとマクロとを描いたジョディ・フォスターの『コンタクト』はよく出来ていた例だと思います)。 この作品世界には個人と組織と神秘は存在するけれど社会は存在せず、それはまるで誰かの見た悪夢であるかのようで。そこでパーソナルな世界から捉えた現実の不確実性に言及する作品であるのならば、それはそれでアリなのですが(まあ、となると押井作品ですわな)、これは単に力が及んでいないだけだと思うんですよね。神を語るには同時に何を語らねばならないのか、そこに無自覚というか、あまりに浅いというか。 相手にしているものの大きさを測りかねて核やテロというキーワードで遊んでみました、って程度の作品で閉じてしまっている気がして、お釈迦様どころか原作者の掌で踊る事すらできないくらいに矮小化された『009』ではあったな、と。 それでもあのオチは『超銀河伝説』の悪夢を振り払おうとして同じ穴に落ちたような感じである意味(意地悪な意味で)面白かったです。 あと、フランソワーズがお色気要員扱い、ムチムチしたデザインでセクシーショットを見せてくるあたり「露骨でイヤだわぁ」と思いつつしっかと凝視しておりました。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 4点(2012-11-07 15:23:10)(良:1票)
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