みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
8.《ネタバレ》 終わってみれば「純愛の悲劇」でした。二度ほど挿入される「ガラスが割れる赤いシーン」につられて犯罪もののミステリーと思って観てました。全体としてそこそこのレベルには達していると思いました。蒼井優の演技力が光りますね。しかし首をかしげたくなるようなことが多いのも事実です。1.移植された京極の脳が純一の脳を支配するようになっていく恐怖ですが、京極はピアニスト志望で母親思いのやさしい人物として描かれているので、どうして暴力と殺意に支配される人格に変化していくのかが疑問です。京極になっているときに鳴らすのが童謡「靴が鳴る」ですから、違和感が大です。京極=悪という図式にしないと成立しない映画でしょう。2.純一の家族がまったくでないのはどうして?犯人から少女をかばい銃で撃たれて入院している有名人です。真っ先に駆けつけるでしょう。天涯孤独であったという設定がほしかったです。マスコミも取材にくると思いますよ。3.橘女医(研究生?)を殺す必要があったでしょうか?信頼していない彼女に日記を託すのも不自然ですし、彼女が日記を教授に送っていたのがばれる場面はもっと不自然です。彼女の行方不明のニュースが流れますが、そのわりには警察が動いていないですね。教授もまったく疑っていない。真っ先に純一が調べられる筈ですが。死体をどう処理したのか?4.若生はどうやって純一の居場所を知ったのか?結局殺されちゃったんでしょうね(不明)。またなんで拳銃を持っているの。5.京極の意志で動いているのなら父親(不動産屋の社長)に復讐すればいいのに。助けた幼児を殺そうとするから視点がずれてしまうんですね。6.撃たれる場面では犯人に顔の左側を向けているのに、撃たれたのは右脳。7.京極の行動、拳銃をもち父親の不動産に押入ってお金を奪って、それを屋上からばらまいて自殺という不自然さ。母親が病死しただけでそんなに自暴自棄になるだろうか?最後に、めぐがいう「死ぬなら、わたしの前で死んでよ」は意表をついてよかったです。ここから純愛路線へ。 【よしのぶ】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-03-21 19:17:26) 7.原作を読んでいないので、それとのギャップに悩まされること無く普通に鑑賞できました。たぶん原作は「アルジャーノン…」のような人格変化がテーマなのでしょうが、この作品に関しては蒼井優ちゃんの映画にとどまったという印象です。気になったので、脳移植のことを少し調べたけど全くのフィクションでもないようですね。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-09-09 16:21:39) 6.設定は好きなジャンルではあるのだが、無駄に人が殺されたり、死んだりするので、話が安っぽくなってしまった。この作品の肝は性格変化してしまう事ではなく、肉体と精神のバランスが取れずに、「自分とはなにか?」を問い続けて追い詰められていく過程にあると思うのだが、主人公の苦悩もいまひとつ伝わってこない。蒼井優のちょっとウザくて健気な女の子の演技はよかったんだけど。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-07-09 01:51:46) 5.原作はなかなか面白かったが、映画化し、原作を読んでない人に原作の良さがうまく伝わったかは心配 【甘口おすぎ】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-03 11:23:04) 4.音楽をすべてなくしたほうが良くなるんじゃないか思わせるくらい凄い音楽センスです。違う音楽で観てみたい。(あとできれば主役2人以外のキャストも変えたい。) 【紫電】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-01-27 21:16:48) 3.原作の、というか純一の持ち味を生かせてない点が最大の失敗。 事件前の不遇ながら「気弱で優しい」地の彼をしっかり認識させる 場面があったなら、悪の京極との落差もより際立ったろうに残念。 あれじゃただのどこにでもいる青年ではないか、と思った。 あとも原作の上っ面をなでただけ、という印象で惜しすぎる。 ただ初めはミスキャストでは?と懸念していた蒼井優ちゃんの好演 は嬉しい誤算だったのでその5点です。(大和もそうだったけど) 彼女は泣きが入る演技がむっちゃいいなあ。 【ひろほりとも】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-02-28 06:24:00) 2.原作を読む時間があるのなら原作を読んだほうがいいと思う。 【HK】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-09-27 18:33:20) 1.東野圭吾の原作を読んでいないので憶測の域を出ないが、どうも映画化にあたり原作の持つ物語自体の「意思」を取り違えてしまっているんじゃないかと思った。 人格が崩れ変化してゆく中で苦悩する主人公と、それを目の当たりにして苦しむヒロインそれぞれの葛藤を、表面的な感情のままに映し出しすぎていると思う。 工夫なくただ各々の感情が羅列してしまい、ストーリーの基礎となるテンションに一貫性を持つことが難しい。結果として、文字通り物凄く苦悩する登場人物たちにほとんど感情移入することができない。 おそらく原作は、ある部分においてもっと“客観的”に描き連ねることによって、一層に人物たちの苦悩を引き立たせているんじゃないだろうか。 物語自体の持つアイデアや主題の深みには、映画として仕上げるのに丁度いいバランスと、映像化することによって生まれる付加価値の可能性の高さを感じる。 配役も役者の力量も問題ない。が、結局一番大切な監督の力量が伴っていない。 この物語を映画化するには、今作がデビュー作となった新人監督にはあまりに荷が重過ぎている。 ふいに挿入される音楽がいやにわざとらしかったり、ちょっとした展開にいちいち違和感を感じさせたり、微妙な部分ではあるが、“人間の精神”という非常に繊細なものが主題な物語であるだけに、そういう細部に対するセンスの無さは致命的であったと思う。 実は先日、東野圭吾の直木賞受賞作品「容疑者Xの献身」を読み終えたばかりである。東野作品を読んだのはこれが初めてだったが、大胆なアイデアを礎にした緻密な構成には、流行作家らしい斬新さがある。 この映画の原作である「変身」も読んでみようと思うが、原作を読んだことによって、この映画の評価が尚更下がることは必至のようだ。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-09-11 03:14:53)
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