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ナイロビの蜂

The Constant Gardener
(Der Ewige Gartner)
2005年【英・独】 上映時間:128分
ドラマサスペンスラブストーリー小説の映画化
[ナイロビノハチ]
新規登録(2006-04-27)【ギニュー隊長★】さん
タイトル情報更新(2018-03-21)【TOSHI】さん
公開開始日(2006-05-13)


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監督フェルナンド・メイレレス
キャストレイフ・ファインズ(男優)ジャスティン・クエイル
レイチェル・ワイズ(女優)テッサ・クエイル
ユベール・クンデ(男優)アーノルド・ブルーム
ダニー・ヒューストン(男優)サンディ・ウッドロウ
ビル・ナイ(男優)サー・バーナード・ペレグリン
ピート・ポスルスウェイト(男優)ロービア
ジュリエット・オーブリー(女優)グロリア・ウッドロウ
リチャード・マッケーブ(男優)ハム(アーサー・ハモンド)
ジェフリー・ケイン(男優)クラブの使用人
クレア・シンプソン(女優)モード・ドノヒュー
アーチー・パンジャビ(女優)ギタ・ピアソン
ジェラルド・マクソーリー(男優)ケニー・カーティス
ドナルド・サンプター(男優)
小杉十郎太ジャスティン・クエイル(日本語吹き替え版)
湯屋敦子テッサ・クエイル(日本語吹き替え版)
後藤敦サンディ・ウッドロウ(日本語吹き替え版)
江川央生アーノルド・ブルーム(日本語吹き替え版)
小島敏彦ロービア(日本語吹き替え版)
恒松あゆみグロリア・ウッドロウ(日本語吹き替え版)
原作ジョン・ル・カレ「ナイロビの蜂」(日本語翻訳版・集英社文庫)
脚本ジェフリー・ケイン
ブラウリオ・マントヴァーニ(脚本協力)
音楽アルベルト・イグレシアス
撮影セザール・シャローン
製作サイモン・チャニング=ウィリアムズ
ヘニング・モルフェンター(共同製作)
製作総指揮ロバート・ジョーンズ[製作]
配給ギャガ・コミュニケーションズ
特殊メイクマシュー・スミス
特撮フレームストアCFC(視覚効果)
美術マーク・ティルデスリー(プロダクション・デザイン)
リチャード・モリソン[タイトル](タイトル・デザイン)
編集クレア・シンプソン
字幕翻訳松浦美奈
その他アルベルト・イグレシアス(指揮)
エレン・ルッター(サンクス)
あらすじ
ナイロビで活動するイギリスの外交官ジャスティンは、製薬会社の不正行為を暴くべく情熱的に活動していた妻テッサを殺されてしまう。妻の死の意味を探るうちに、彼は、妻が追っていた事件が、イギリスの製薬会社による非人道的な人体実験であることを知ることとなる。死後もなお絶えることのない妻への深い愛ゆえに、彼が選んだ道とは… 「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督が描く壮大なサスペンス。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2007-09-09)
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【クチコミ・感想(5点検索)】

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20.《ネタバレ》 本作への評価って、妻・テッサの行動を肯定的に見られるかどうかがポイントではないかと思います。レイチェル・ワイズのオスカー受賞から察するに欧米では彼女を英雄視する向きが強いのだろうと推測するのですが、日本人的な感覚で言うと、彼女の行動はちょっと受け入れ難く感じました。
外交官である旦那・ジャスティンの職業的な立場や評判を気にせず、市民運動家的な活動にのめり込むテッサ。この時点で私はダメでした。目の前の社会問題を許せず、自分が何とかしなければと意気込む動機こそ理解可能ではあるものの、活動に走る彼女の目にはジャスティンの姿がまるで映っていないのです。原題が示す通り庭いじりくらいにしか積極的な姿勢を見せない温厚・朗らかな旦那が、これではあまりにも可哀想すぎます。
この手の市民運動家的な活動には、のめり込み過ぎると当事者から正常な判断能力を奪ってしまうという問題があります。死産をきっかけとして現実逃避するかのように活動にのめり込んでいったテッサからは、どこまで手を出していいのかという判断能力が失われ、自分とその協力者の惨殺という最悪の結果を招きました。そして、自分の身を守るという観点が欠落した運動は、家族までを巻き添えにします。私はこれを英雄的な行動として受け取ることができませんでした。
全体的な物語の整理もよくできていなくて、目だけで演技ができるレイフ・ファインズに無口なジャスティンの感情表現をまかせっきりにしているために、盛り上がりどころをことごとく逃しています。特にラストでの行動については、陰謀の存在を世界に対して証明するために自身の殺害というセンセーショナルなイベントをあえて仕込んだという構図が分かりづらく、死をもって妻の仕事を完成させようとした彼の壮絶な自己犠牲の精神や、死地へ赴く際の決断の重さがまるで伝わってきませんでした。ある目的を達成するためにはそうせざるをえないという背景が事前に描かれてこそ自己犠牲の物語は盛り上がるのですが、これでは他にも方法があったのに無策にも死へ飛び込んでいった人に見えてしまっています。
そもそも、ちょっと調べるだけで次々と出てくる悪だくみの痕跡や、問い詰めればアッサリと内幕を話してくれる敵方の関係者など、全体として捜査の過程が緩すぎたことも、ラストの決断を軽くしているように感じました。一流の俳優・一流の撮影に支えられているため見てくれだけはいいものの、どうにも中身の伴っていない作品であると感じました。 ザ・チャンバラさん [インターネット(吹替)] 5点(2018-02-20 19:07:57)(良:1票)

19.《ネタバレ》 志の高い、作り手の側の意気込みが伝わってくる作品である。決して駄作なのではない。
しかしなあ。個人的にはいただけない。
原作モノだそうだが、この作品は、映画として楽しむことが困難なほど「政治的メッセージ」を強烈に発しており、引き裂かれた夫婦の物語としての完成度よりも、そちらを優先しすぎている。アフリカに対するあまりにも強い思い入れにより、旗色を鮮明にしすぎている。
この作品は、映画として完成させるならやはり「夫婦愛」の物語でなければならない。
ところがこの作品の人物設定はとっても強引。そもそもテッサという人物設定に無理があるのだ。
レイチェル・ワイズ。この人はまじめすぎる。
役者の仕事とは、「脚本に書いてあるとおりに演じること」と信じているようだ。
その結果、できあがったキャラクターはどこにも存在しないようなけったいな女性となってしまう。本作のテッサもしかり。脚本どおりの役者などというのは、アニメのキャラクターと一緒ではないか。それなら実写で撮る意味などない。
人間には2種類あって、〝自分の幸せを追求する人〟と〝人類愛に燃える人〟に分かれる。
もちろん後者はわずかな数しか存在していないため、通常は生きている間は「変人」と言われる。彼らは〝人類愛〟以外のことはすべてゴミにしか見えないようにふるまうからだ。テッサはこれであるといいたいのだろう。
イラクで拉致された遠山さん、彼女もその1人である。ところが、解放後の彼女はどうだったか。「またイラクに戻ってくる」と泣きながら口にした彼女。もちろん誰の目から見ても「強がり」である。現実には〝人類愛〟の人にも当然恐怖はあり、超人ではなかったことを知らしめた。
一方レイチェル・ワイズのテッサは、「ニューオーリンズ・トライアル」の時と同じく「目的のためには手段を選ばない恐いもの知らずのスーパーウーマン」になってしまった。だいたいがジャスティンをたらしこんで強引に結婚したのも自分の目的のための計算ずくということでしょ。後追い自殺するほど「夫婦の絆」とか思いつめているのはまぬけなジャスティンだけ。だってこの女は「手段を選ばない」タイプの「人類愛」の人だということになっているんですよ。遠山さんを知る私たちにはリアリティなど全く無い。「そんなすごい女の人ほんとうにいるのかなあ~」という呑気な感想しか浮かばない。いただけない。 パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 5点(2006-11-11 14:11:49)(良:1票)

18.ストーリーは雑でイマイチだが、コロナ禍での新薬開発競争の真っ只中だと、それなりのリアリティーを持って観る事はできる。最近はカミュの『ペスト』が流行っているそうだが、作品に触れる際にどういう時代状況なのかによって、評価が変わる典型なのかもしれない。 東京50km圏道路地図さん [地上波(字幕)] 5点(2020-07-28 04:05:06)

17.《ネタバレ》 原題を直訳すると「忠実な庭師」。つまりのほほんと暮らす我々のことである。アフリカで起こっている現実を変えようとしている情熱的な活動家の妻の理念は尊い。だが殺されて、汚名を着せられては職責的に重大な立場にある夫がやりきれない。危険な地だと分かっていて赴いて捕えられて殺される、その報道による心ないバッシングを目にする。自分たちに無関係なことに首を突っ込むメリットはどこにあるのか、むしろ迷惑被るだけ巻き込むなという残酷な結論だけど、グローバル経済で享受している豊かさを無意識に手にしている以上、どこかの途上国が犠牲になっても何も出来ないのだ。そのリスクを背負う覚悟も余裕もないから見て見ぬふりをする。ラブストーリー主体の前半の回想は退屈だが、夫が動き出してからの切れ味鋭い編集は流石メイレレスで、現実が足についている分、引き込まれてはいても自己犠牲に至るほどの説得力が足りなければ問題定義としては中途半端と言わざるを得ない。たとえ夫婦のしたことが最後に報われたとしても。 Cinecdockeさん [映画館(字幕)] 5点(2018-10-13 08:46:00)

16.いまいち入ってこず。 黒ネコさん [DVD(吹替)] 5点(2013-11-10 21:26:07)

15.《ネタバレ》 テーマが重過ぎて見ているのが辛くなります。ラストへの流れは悲しくなりました。 山椒の実さん [地上波(吹替)] 5点(2013-08-12 22:49:20)

14.話が重く、私には合わなかった。 虎王さん [DVD(字幕)] 5点(2010-06-23 02:04:54)

13.《ネタバレ》 観終わって いろいろ考えるところがあったので ちょっと参考までにと 皆様のレビューを見ているうちに なんだかわからなくなってきました ^^;  巨大な製薬会社 アフリカでの治験 美しい映像とスラムの実態 唐突で一方的な愛 ん~~~なんかむづかしい映画だなぁ あんまり考え過ぎるのは苦手なので率直な感想 レイチェル・ワイズかわいいなぁ(それかよ!)あんな奥さんいたらいいなぁ(笑)最後のシーンの二人並んでいるシーンがすごく印象的でアリマシタ Kanameさん [DVD(字幕)] 5点(2010-02-03 09:27:50)

12.《ネタバレ》 現在世界では表向き人種差別撤廃と声を高らかに謳っている。実際に本作のような現象があるのかどうかは分からない。しかしながら現実には発展途上国の国民の命は安くて先進国の国民の命は高いと先進国では考えている風潮があるのかも知れない。全ては自己の利益のために。今後なくなることはないと我には関係ないことと割り切るのではなく、少なくともこの映画を観た人は、いつか何か微力ながら力になれるチャンスを伺うべきである。 いっちぃさん [DVD(字幕)] 5点(2009-06-01 22:00:42)

11.時系列的に失敗してると思う。肝心の妻との愛が深く描かれてなくて勝手な妻だと思ってしまう。妻は単に夫を手段として利用しただけではないかと言う印象を持ってしまう。どこかで山が来るとおもいつつ観ていたら結局最期まで行ってしまいました。思ったよりかなり陰鬱で暗かった。ラストもあれだと。。。 たかちゃんさん [DVD(吹替)] 5点(2008-05-31 07:26:44)

10.《ネタバレ》 タイトルとパッケージ見て「妻殺しの真相を突き止めるサスペンス要素有りの冒険アドベンチャー」を予想していたのですが全然、違いました。結構、社会派の重い話でした。感想は悪くも無く、特別盛り上がりも無くといったところで5点。
よりさん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-30 00:55:24)

9.《ネタバレ》 サスペンスに徹した方が面白かったのではないか。
また、製薬会社の陰謀にするなら結核よりもAIDSの方がより危機感がでたと思います。 あきぴー@武蔵国さん [DVD(字幕)] 5点(2007-07-29 21:52:29)

8.正直言って期待はずれでした。得てして社会派ドラマというのは、その世界に没入できなければ退屈に感じることが多いものです。テッサの取った行動は社会的には正義かもしれませんが、どうもその奔放な性格が災いして、最後まで感情移入できませんでした。それと、やや文芸的な線を狙いすぎているような気がして、もう少しエンターテイメント性を持たせてくれた方が面白い作品になったと思います。一応、サスペンスでもあるわけですので。 (^o^)y-~~~さん [DVD(字幕)] 5点(2007-05-02 02:43:20)

7.期待して見たんだけど、あの終わり方は自分には合わない。 misoさん [DVD(字幕)] 5点(2007-04-07 01:21:40)

6.《ネタバレ》 アフリカという広大な大地で繰り広げられる陰謀に対する追求と、妻の死によってさらに深まる夫婦愛の探求。

リアルな世界情勢に裏づけされた重く重要な社会的なテーマと、ロマンティックな夫婦愛を絡ませ、サスペンスフルに描いた構図は巧みだと思う。
現地の空気感をそのままに描き出した美しい映像世界も、観客を引き込むには申し分なくそれだけで価値がある。

ただどうしても合点がいかないのは、主人公の最終的な行動。もちろんその態度は潔く、ある意味における力強さには溢れているが、果たしてそれは最愛の妻が望むことだろうか。「運命」として悟るにはいささか早すぎやしないか。

「美学」と言えば聞こえはいいが、描かれるテーマが現実的であるが故に映画としてのリアリティが無いように思う。

なんだか、結局夫婦としてどれだけのことをこの二人は分かり合えたのだろう?と、核心である二人の関係性にまで疑問が生まれてくる。

それは生前の妻の行動にしてもそうで、いくら夫のことを思うが故にということでも、あれだけ惑わせる要素たっぷりな言動を見せられては、夫とすればそりゃ疑ってしまうというもの。
もう少し夫婦としての関係性について深く描く必要があったのではないか。

まあだけれども、この映画の監督が何よりも訴えたかっであろう世界におけるアフリカの“リアリティ”というものはひしひしと伝わってくる。
ぎらつような美しい映画世界の残酷な現実は、そのままこの窓の外につながっている。そのことを認識したとき、また新たな感情が生まれる。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 5点(2007-01-14 18:27:38)

5.《ネタバレ》 「シティ・オブ・ゴッド」の監督の作品ということで鑑賞しましたが、普通の映画でした。テーマは重たいのでしょうけどあまり伝わってこなかったです。レイフ・ファインズはイングリッシュ・ペイシェントではカッコよかった印象があるのですが、ずいぶん老け込んだなーという感じでした。 ポテトさん [DVD(字幕)] 5点(2006-12-28 21:29:30)

4.《ネタバレ》 手前勝手で傍若無人なヤリマンの話。殺されて当然!
‥と中盤までは思ってましたが‥

旦那が優しすぎるので、最後は勧善懲悪で綺麗に終わって欲しかった。
報われねぇ‥ 彬彬さん [DVD(字幕)] 5点(2006-12-27 11:45:46)

3.アフリカを舞台にした製薬会社の不正とそれを黙認するしかない国家機関.とても重いテーマの映画だけど,きちんと夫婦の愛情が描けていてよかったと思います.オスカー取ったレイチェル・ワイズの演技が最初は過剰かなーって感じましたが,観ているうちに違和感がなくなってきましたよ.旦那さん役のレイフ・ファインズの淡々とした演技も好感が持てました.音楽も良かった.アフリカの大地は最高でした.ただカメラワークで少し酔ってしまった.ブレがね.そういう効果を狙っているのかもしれないけど(? ひろすけさん [映画館(字幕)] 5点(2006-08-04 01:16:19)

2.重い映画でした。アフリカの雄大な大地の映像は美しかった。 ギニューさん [映画館(字幕)] 5点(2006-05-31 23:19:03)

1.社会活動に熱心だった妻の死の真相を探るイギリス外交官が、多国籍企業と国家の陰謀に巻き込まれていくという物語。ジョン・ル・カレらしい話でも、本作は政治スリラーや社会派サスペンスと言うより、宣伝通りの、妻への理解と愛を深めていくことになる夫のラヴ・ストーリーという側面の方が強い(原作未読)。しかし「巻き込まれた男が単身、巨悪に無謀な戦いを挑む」という伝統的な陰謀モノ風設定に、特別な新味はありません。また、レイチェル・ワイズの演技に、これまでより秀でたものも感じませんでした。演出は「シティ・オブ・ゴッド」より控え目になっていて、逆に少し中途半端な印象。それにしてもナイロビ郊外の、何処までも続く広大なスラムは衝撃的。アフリカからの搾取はまだ終わっていない様です、5点献上。 sayzinさん [試写会(字幕)] 5点(2006-05-08 00:04:53)

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【点数情報】

Review人数 92人
平均点数 6.23点
000.00% line
100.00% line
211.09% line
311.09% line
488.70% line
52021.74% line
62426.09% line
72122.83% line
899.78% line
977.61% line
1011.09% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.58点 Review17人
2 ストーリー評価 6.60点 Review15人
3 鑑賞後の後味 5.86点 Review15人
4 音楽評価 6.64点 Review17人
5 感泣評価 5.15点 Review13人

【アカデミー賞 情報】

2005年 78回
助演女優賞レイチェル・ワイズ受賞 
作曲賞(ドラマ)アルベルト・イグレシアス候補(ノミネート) 
脚色賞ジェフリー・ケイン候補(ノミネート) 
編集賞クレア・シンプソン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2005年 63回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
助演女優賞レイチェル・ワイズ受賞 
監督賞フェルナンド・メイレレス候補(ノミネート) 

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