みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
6.《ネタバレ》 冒頭、死体であるはずの子供が動いてるのがまるわかりなので嫌な予感はしたのですが……。 DVDの解説に「汝の敵を愛せよ、というキリスト教的主題を愛憎と共に描き出した名編」とありましたが、全く描き出してない駄作でした。「娘を殺した犯人の赤子を引き取る」という異常な設定は心引かれた。夫は、妻が浮気相手と密会していことが娘の死の遠因と考えており、犯人の赤子と知らせずに育てさせることが妻への冷たい復讐となる。尋常ではないが、納得できる設定だ。妻や赤子(娘)が真相を知った時にどう絶望し、どう立ち直るか、夫の心はどう変化するか、それがキリスト教の原罪意識、ゆるしとどう結びつくか、それらが主題となる。しかし結果として赤子は犯人の子供ではないことが判明するという肩透かし。これは逃げでしょう。妻が真相を知ったときの苦悩は描かれているものの、娘へのいじめや夫への復讐心はあっさりで、葛藤不足。娘はあんなに天然で快活だったのに、真相を知らされると罪意識により即自殺するという安直さ。かつて「自分がかけがえのない存在と気づいていたら自殺はしなかったのに」と語っていたのに。殺人者の子供は何故自殺しなければならないのか、十歳の子供でもわかるように説明せよ。それがあなたの道義なのか。この娘役の女優には花がなく、演技力不如意で、この役に合っていない。善を具現したかのように誰にでも愛される存在でなければならないのに。鬼母の方が遥かに美しいのはだめでしょう。兄は歯が浮くような科白ばかりでうんざりさせられる。翻って夫役の人の演技力は優れており、科白を云わなくても、その懊悩ぶりは伝わってきた。結局、逃げにばかり走っている印象がある。主題からして魂の浄化や救済が示されるべきであり、「殺人者の子供ではなかったのでよかった」というのは逃避に過ぎない。そこからは人間性の向上や成長が窺えない。人生と真剣に向き合う姿があってこそ感動は生まれる。 【よしのぶ】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-09-11 17:53:00) 5.《ネタバレ》 すいません、結局なにが言いたいのか、よくわかりませんでした。とりあえず人間というのは恐ろしいなぁ~ということですか。あと、最後に明かされる陽子の秘密が、取って付けたみたいというか、むりやり意外な結末にしたというか、とにかく脱力もの。それ、ありぃ? 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-05-04 20:42:18) 4.《ネタバレ》 原作の「氷点」その後の「続氷点」を読み、映画もテレビドラマも見た。安田道代、内藤洋子、島田陽子らが演じた辻口陽子、夏枝の陰湿ないじめにも負けず、けなげに努めて明るく生きようとした・・・。また、陽子の出生の秘密を知りながらも必死で妹をかばう兄の徹、兄妹のいじらしさに、私は何度も涙した。 原作がベストセラーになり、自殺を図ったときも「陽子を殺さないで」という読者の声が多かったのもうなづける。 しかし映画ではその感動は半分も感じられなかったのが残念だ。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-02-28 21:51:27) 3.《ネタバレ》 ちょっとカンベンしてくれよ。1時間40分ほど真面目に食いついて観ていたのに、なんなのあの終わり方? そこで終わりかよ、みたいな。ただただ「よーこたん可哀想ねー」ってな話だけじゃん。終わる直前までは飽きずにしっかりと観られたのに、あの〆方がどうにも。可哀想とか思いながらこう言うのもなんだが、映画としてはあの最後で死んでいたほうがまだ"悲しすぎる終わり方"って感じでよかったかもしれん…。生還したところで、愛憎渦巻くあの家に居続けても陽子は幸せではないだろうね。 【☆Tiffany☆】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-08-29 17:10:56) 2.帰宅した夫に夏枝が甘えるシーンは愛しすぎます、若尾文子うますぎます。(心底憧れた。爆) 「氷点」は観る側の心をとことん潰してドMにさせてくれねば、と自分が思い込んでいるせいか、本作はズームでこちらを身構えさせる割にはおとなしい感じがします。脚本家まで「ようこちゃん」ですね。私は昔からこの水木洋子氏に絶対の信頼を置いてますので、これは洋子氏を擁護(ふぅぅ、、)したい。原題のように凍らせるような温度ではないけれど、しっかりまとまってて私は好きです(ひいきやぁー)。 やっぱりどっちかというと(というかズバリ!)義兄妹の蒼い演技だとか、元気ハツラツな安田道代の陽子ちゃんに私は違和感ありアリあり。 (今や大女優=大楠さん ごめんなさいーー)。 それに私、どうも夏枝=TV版の小山明子 陽子=「続・氷点」の島田陽子 のイメージを頑固にインプットしてしまってるようです。TVのルンナ版(←ほんさっきまで大沢樹生クンの義母だったかた。喜多嶋舞の母上。=内藤洋子←回りくどい書きかた ごめんね)も見たかった、と大沢クン離婚ニュースを見て思い出しました、失礼しました。 【かーすけ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-20 18:01:01) 1.船越英二が実にうまく演じておりました。小説にも脚色にもない啓三という人格を、見事に演じておりました。その他は、小説レベルよりも落ちますので、映画としては、うまくないです。 【みんな嫌い】さん 5点(2004-06-05 01:17:18)
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