みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
2.《ネタバレ》 よかったのだと思います。でもそれは結果オーライにすぎないと思います。生徒たちに何かを伝えなくてはならない立場でありながら、あれでは全くの言葉足らずであること間違いない。あれでは例え園部君という一少年にこそ思いが伝わっていたとしても 残念ながら、残り20数名には彼の意図したことは ほぼ伝わっていないでしょうし、一部の生徒たちにとっては野口君贔屓の 単に偏屈な先生だったとトラウマになってしまうことだってありえるでしょう。いくらイジメによる自殺がクラス全員の責任とはいえ きっと納得できない生徒だっていることでしょう。それよりももっと大事なことの一つとして まだ先がある善良な生徒たちに対して 自殺してしまった第二の野口君のようにはならないよう 親から授かった大事な命、その命を自ら絶ってしまうことの愚かさというものについて諭しておくなどなど もっとそちらのほうにも赴きを置いてくれてもよかったのではないのかなと思えたりなんかもいたしました。ちょっと極端な言い方とはなりますが。 それから、題名なんですが、〝青い鳥〟だったので せっかくなので あの青い鳥BOXの存在意義についても少しは触れておきたいんですが、 なぜにBOXの回収が一週間おきという設定にしたのでしょうか どうせであれば、毎日回収すべきです。 悩みを持つ者、または悩みを投稿した者にとっての悩みとは 一日一日が苦痛の毎日となっているはずです。その悩みを打ち明け投書した生徒がいるにも関わらずに その投書内容を最長の場合 一週間も眠らせておくなんて 結果、対処遅すぎなんてことになってしまうことだってありえますよね 毎日回収すべきです。せっかくの青い鳥BOXなんだから。 それから生徒会役員によるその開票(?)方式なんですが、 あれは良くないと思いますね なぜに先生方が先に目を通してみないのでしょうか 実は投書の主が実名を記載されているかもしれない または大人である先生方への指定にて悩みが打ち明られているのかもしれない そう考えるとやはり、先生方が生徒会役員よりも先に目を通しておいて当たり前だと思ってみたりいたしましたね 結果、惜しく感じましたね 青い鳥という投書箱の存在。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-24 20:18:10) 1.《ネタバレ》 なぜ子供は明るくて無邪気なのか分かりますか?それはまだ人生経験が短くて、大きな心の痛みを受けていないからです。そのかわり、痛みがない分、他人の痛みにも鈍感だ。だから少し変な子を見つけたら、平気で笑いの種にするし、いじめの対象にしたりする。障害者も笑いものにしても罪を感じない。子供は明るくて天使。その一方で未完成ゆえに残酷。原作の重松さんは、子供の天使の面と、悪魔の面の二面性を常に描き続けてきた作家です。子供の本質は痛みを受けたことがないから他人の痛みが分からない。いじめているんじゃない。ただみんなで笑いあいたいだけなんだ。なんでそんなにショックを受けるんだよ?面白いだろ?笑えるだろ?おそらく悪気はない。それが子供。親にとって子供は天使。しかし子供にとって子供という存在は、時として自分に致命傷を与えるナイフ。大人になるということは傷付くこと。傷付くことによってはじめて他人の傷を理解できる。そしてやさしくなれる。人間ってそんなもの。この先生はそれを教えようとしただけ。子供に反省させようとか、そんなことは本質じゃない。先生が吃音なのは重松さん本人が吃音だったから。そんなことどうでもいい。いっぱい傷付いた人だから描ける物語もあるというだけのこと。子供って明るいし残酷なんです。私が子供の頃、一番恐かったのはやはり子供でした。 【花守湖】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-03-19 23:15:16)
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