みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
4.《ネタバレ》 父親ならば、無償の愛を子供に注ぐ。 障害を持つ子だったならば、面倒がかかる分、余計にかわいいことだろう。 この作品を通じて、本当にそう思う。 ただしかし、これは間違いなく凡作だ。 強烈には心を揺さぶられない。 何かが足りない。 何だか、事実を単調に見せられている感触。 音楽に久石譲、撮影にクリストファー・ドイル、編集にウイリアム・チャンという盤石な布陣でスタッフを固めている点を考慮に入れると、ある意味、凡作以下かもしれない。 何より、グイ・ルンメイを端役に使っているのが許せない。 自閉症の青年だって、健常な男と同じ様に、年頃の女のコに恋心を持つ。 そういう描き方をしていたように思うが、せっかくグイ・ルンメイを起用しているなら、その部分をもっと掘り下げるべきだった。 グイ・ルンメイは、それに応えるだけの魅力を持った女優さんだからだ。 キャスト、スタッフの豪華な布陣を、持て余している。 話としては無難な内容だが、もっと心を強く打つ感動の名作にできなかっただろうか。 そこに不満が残る。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-11-05 01:14:51)(良:1票) 3.《ネタバレ》 障害を持つ親の気持ちのようなモノは伝わってきますが(恐らく、母親は自殺したんでしょう)、ジェット・リーが老けてしまった事に感慨深さがあるのと、彼の演技も過剰ではないので、作品全体が良くも悪くもあっさりしていて、感動作という感じでもない。中国における社会福祉の現状は理解できたが、日本で同様の事例が起こった場合はどのようなサポートがあるのか気になった。あとは泳ぎが得意なのがわかっているのに入水自殺というのもちょっと違和感が。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-10-26 13:28:03) 2.作品としてはつまらなくはなかった、泣いたし。まぁ泣かせに来てるし、感動もした。けれど、物語運びが単純というか、想定内というか。いや単調過ぎて想定以下なのかな。他の方もおっしゃる様にこのキャスト&スタッフの無駄遣いに近い。それは監督のセンスなのかな。ジェット・リーさんも非常にナチュラルに演じられていたし、大福役の方の自閉症に対する洞察力(私は身内に自閉症者がいます)が素晴らしい演技だし、お話の設定も素敵だったのですが、、、残念。でも見ておいて良かった作品でした。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-03-27 22:33:23) 1.《ネタバレ》 「ぴあ」のサイトで高評価だったので、かなり期待して鑑賞したが、正直に言って期待はずれな出来だった。自閉症の息子と死期が近い父親という取り合わせは、観客の同情心に対して最大級の破壊力を持つコンビであり、だからこそある程度突き放した描き方が為されるものと考えていたが、かなりストレートに涙を取りに来たため、その時点で少しこちらの気持ちが引いてしまった。また、邦画の難病モノにありがちな感動の押し付けが散見され、それをうっとうしく感じてしまった。 このような題材を扱った作品は映画やテレビ、小説等の媒体を問わず既に大量に存在する。だからこそ、このようなテーマの作品が制作される際には、既存の作品との差別化を図り、ステレオタイプ化されないように、細心の注意が払われるべきだと感じる。この作品は、父親の勤め先を水族館に設定し、息子もそこで泳ぎを学び、母親も過去に海で死んだということで、人と海との因縁を裏のテーマに据えているが、あまりそれを前面に押し出すことは無く、少し弱いという印象を持たざるを得ない。この「海」の存在が、この作品を救うきっかけになりうる唯一の候補だったから、それを十分に活用できなかったのは、この作品の致命傷に等しい。 その他、駄菓子屋の女性や旅芸人の少女、テレビの上のぬいぐるみなどの仕掛けはいずれも小規模である上に、陳腐に過ぎており、この作品を根本的に救う契機とはなりえない。ストーリーも単調で、まったくドキドキしない。キャストの力演で「いい映画」には仕上がったものの、作品としての魅力には疑問符がつく。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-11-20 16:54:21)
【点数情報】
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