みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
4.《ネタバレ》 警察でも、探偵でも、被害者でもなく、猟奇殺人犯の観点から描かれるクライムサスペンス。しかもカメラは主人公(つまり犯人)の一人称視点。珍しい切り口の意欲作ですし、評価したい気持ちは山々なのですが、イマイチ“乗れなかった”というのが正直な感想です。観客は殺人犯と同一化されるワケですが、ただ単に“視点を共有している”状態。自らが強制的に残虐行為をさせられているようで、苦痛でしかありませんでした。彼が何故猟奇殺人を繰り返すのか、その心情の共有にまで至らなければ折角の趣向が活きて来ない気がします。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-02-09 20:28:27)(良:1票) 3.《ネタバレ》 悪くない。悪くない映画なんだが・・・。 <イマイチな点> ・「幼児期に母親の乱交を日常的に見せられたトラウマから、見捨てられ不安&女性嫌悪&性的不能になり、歪んだ性的欲望を満足させるため女性を惨殺するシリアル・キラー誕生」という、もろセオリー通りの王道パターン。 ・主役が心惹かれる女性がアーチスト。女性アーチストときたらカメラマンでフランス人で金髪だろ、というこちらもあまりにも王道パターン。 ・主役は「髪フェチ」で、女性の髪を剥いでマネキンにかぶせる。これがなかなかショッキングで映画に重要な色を与えているのだが、その説明というか理由としては、回想で幼児期に母親の髪をブラシでとかすシーンがちょこっとあるだけ。母親の髪を美しいと思うのは理解できるが、髪しか触らせてもらえなかったわけではあるまいに、ちょいとこじつけっぽいかなぁ。 ・合計何人殺しているかは不明だが、けっこう無造作に行き当たりばったり殺人を犯しているので、最近始めたのだろうと推測。とすると、最初の殺人を始めたキッカケは?必ず何かがあったはずなのに全く触れられていない。フランス女への恋心より、そっちの方を描くべきなのでは~(どうせ女性は殺されるんだし) <ヨカッタ点> ・シリアル・キラー目線のPOVがなかなか新鮮。(でもちょっと覗き趣味というかAVっぽい気も…) ・殺人描写がかなりリアルで残酷かつバラエティにとんでいる。そういうのが好きな方はかなり楽しめる。(ワタシは気持ち悪くなりました…) ・主役が偏頭痛持ち(?不安神経症の発作?)に苦しんでいるのがPOVで上手に表現されている。主役の見る不安定で狂った世界を見ていると、「こりゃ生きるのが苦しいだろうなぁ」と気の毒になり、「早く死ねたらいいのにね」とまで思ってしまった。死ねてよかったね。 ・映像がスタイリッシュ。かなり考えてキレイに撮られている。 ・話にちゃんとオチがついている。 こんな感じで、なかなか評価が別れそうな作品。 ちょっと残酷描写がつらいかも~と思ったら、アジャ監督が制作に名を連ねているのを見て、納得・・。 【りりらっち】さん [DVD(吹替)] 5点(2015-10-23 22:47:55) 2.あー、サスペンスというか怖い要素はあるけども、 フランス映画という雰囲気がある。 主人公が抱え込んでいる闇を映像に起こしているようで、 現実と闇が交差しながら観衆である私は よくもわるくも気持ちが悪い。 その効果はとてもテキメンで、終始、現実なのかなんなのか。 実はエンディングだけ現実であるんじゃないの? そうであってほしいとまで思わせてくれたので、 映画として楽しめたとかんじます。 【元祖】さん [DVD(吹替)] 5点(2014-08-31 19:48:50) 1.《ネタバレ》 主観視点、酔いますね。 こういう手法でこの題材は成功しているとは思いますが、 私自身の好みからするとちょっとキツイです。 ときどき写るイライジャ、彼の目つきはハマり役でしょうが めったに写らないので彼でなくてもいいのではと思いますね。 チラシに”羊たちの沈黙を超える傑作”とありましたがそれは言いすぎでしょう。 【らんまる】さん [映画館(字幕)] 5点(2013-07-23 15:22:24)
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