みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
2.《ネタバレ》 この監督のフェイクドキュメンタリー路線の一作かも知れないが、今回は本人役の芸能人を主要人物として出したことで、初めから作り物と割り切って見られるものになっている。途中からフィクションの印象がさらに強くなり、後半になって登場する霊能者は明らかに役者が演じていた感じだが、今度は逆に最初からいた芸能人が現実との接点を残す形になってフェイクドキュメンタリー風味が持続する。序盤では見知った芸能人のユーモラスな会話が面白いが、後半はあからさまにマンガっぽい人格を役者が白々しく演じるのが可笑しいなど、笑いの種類でも前後半に違いがあったように見える。 またストーリーとしては、最初から最後まで一応筋が通っているようでいて、途中で微妙な齟齬が生じていた気がしなくもない。最後が唐突に打ち切りになるだけでなく、途中段階で基本設定を変えながら延長していく(話も次第に大きくなっていく)といった点でも他ジャンルのパロディになっていたかも知れない。 他の同種映画と比較すると、例えば「オカルト」が純正フェイクドキュメンタリーホラー、「シロメ」がフェイクドキュメンタリーホラー風アイドル映画だったとすれば、これはフェイクドキュメンタリー風のホラーコメディ(マンガの実写化風)というところか。複合的でなかなか整理が難しいが、さまざまなエンタメ趣向を盛り込んだサービス満載の映画と思えばいいかも知れない。 ただし最後はちょっと何とかしてくれという感じで、ここまでに一応ホラー映画の体裁ができているのだから、これはさすがに少しおふざけが過ぎる印象があった。そういうものにどこまで乗れるかという問題もあって、個人的充足感としては「シロメ」に負けているという結果だった。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-06-23 19:44:59) 1.《ネタバレ》 前半は良かった。良かった点を列挙する。 隣家の監視の見切れ。あれが一番怖かった。 固定監視カメラの映像。パラノーマルアクテベテーの影響か。 吐瀉物に皿の破片。ブラボー 犬を食べる少女。だけど犬にモザイクは不要。 霊媒師のうさんくささ。あの窮地に、ケータイで師匠に相談して爆笑。 あびる優の演技にも爆笑。 白石監督としては、あえてCGやBGMを使っているんだと思うんだけど、僕はもう裏目に出てしまっていると感じる。ああいうことを一切やめるだけで、かなり高尚な映画になると思うんだが、それをきちんと自覚していてあえてああやってるんだとしたら、監督とワタミで小一時間飲んで説得したい。 今作はギャグだが、『ノロイ』のような正統派ホラーを撮った白石監督には大きく期待している。僕は諦めない。『ノロイ』のような傑作をいつまでも待っている。 【no_the_war】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-09-03 01:31:32)
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