みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
9.《ネタバレ》 この作品を評価するのは非常に困難だ。他人の代弁表現は優れているのに、自分自身の感情表現が不器用な優男が、まるでホラーなAIにいいように振り回される、かなりキモイ最低映画と見ることも出来るし、複雑で答えのない「愛」を、無限で無垢な「宇宙」の真理で探求する、かなり高度な演出を施した最高な映画と賞賛することも出来る。両方の面を兼ね備えた、本当に困ったちゃんな映画である。ただあのラスト、AIたち勝手に消えてったけど、ど~にも私には、監督が良い着地点を見つけられずにサジを投げてしまったように思え、なんかこ~しっくりこなかったです。消えないで、男と女とAIの、この三角形を理想的な結論へと導いて欲しかったかな。かなり難問だけど。まあでも色々と言ってはきたものの、主人公の優男と私自身がダブってしまい、他人事に思えなかったので、その点はなんか愛着がわきました。 【Dream kerokero】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-12-06 23:38:08)(良:2票) 8.《ネタバレ》 10年前に字幕版で鑑賞しているが、今やAIが現実にヒトと対話する時代になった今、今回改めて人とAIの関係として觀なおした。 以前の鑑賞時は愛を語るAIなんてSFの世界。ところが10年の間にAIと擬人的に接する時代になってしまった。 『her』は、AIとの恋愛をテーマにしたロマンティックなSF映画。 人間の心の成長や癒やしとして人の代わりにAIが支えると思えたが、結局はセオドアは同じ人間である友人と寄り添うラストシーンが示すように、人間は人間を必要とするというメッセージが込められていた。 しかし、物語の構造自体は単調で、恋愛とか、出会いと別れとかの観察なんて、 見ようによっては一般的な恋愛映画のように退屈でAIという斬新な設定を十分に活かしきれていない。 途中。テレフォンサービスでもできることやってるだけと思ったら崩壊するくらいのAIのキャラクター設定なんだよね。 おまけに主人公セオドアの魅力や内面的成長は薄くイライラする。高度な知性を持つサマンサがなぜ彼に惹かれるのか、 それは仕事だからでしょ。と思ったら先に進まなくなってしまう。 結局は設定ありきが先に立ち、感情移入を阻害している。 おまけに性的な描写やつまらんゲームキャラクターなど、 一部のシーンが作品性がを高めてるのに観客の気分を上げたり落としたりで違和感を覚える。ったく。 でもでも、なんとスカーレット・ヨハンソンが声を演じるAI「サマンサ」の存在感が字幕版では救いだったのを覚えているが、今回はなんたって吹替版だ。笑 さて、今回鑑賞して感じたこと。 サマンサがAIとしてあまりにも擬人的すぎて、人工知能特有のジレンマが伝わりにくかった点がある。 多分思い切り人間以上になしづけた感があった。当時はAIがここまで現実的に存在しなかったため、ファンタジーとして受け入れたが、 現在ChatGPTのような生成AIが現実に人と交流をする時代になると、この点の煮詰めが浮き彫りになる。 現代のAIとの交流を体験してしまった今、改めて本作を観ると、 AIが持つべき「人間との距離感」や「心の解析に伴うジレンマ」に対する描写がどうなのか。 AIが人間的な感情を持つこと自体よりも、人間がAIと深いコミュニケーションを図ろうとするときに直面する障壁があって、 実はそれこそが人と人のコミュニケーションを理解することであったりすることが現在になって言われ始めた。 AIとの対話・恋愛の可能性も、近年、AIを会話相手や恋人のように扱う人々が現れ始めているようで、 たとえば、AIチャットボット「Replika(レプリカ)」はユーザーのメンタルヘルスケアや対話相手になることを目的としたアプリなのだが、 1万人以上のユーザーがReplika上で恋愛関係を擬似体験しているとも言われている。 中には『AIとの結婚式』をオンラインで挙げる例すらあるとのことなのだ。 そんななか、 この映画を観ていると、ファンタジーといって割り切れなくなっている自分に気がつく。 もう少し楽しめるかと思ったら、先も読めてきて楽しめない。 途中で観るのをやめようかとも思ったけど、まあ最後まで鑑賞はできた。 総じて、本作はビジュアル的には美しく、ロマンティックな雰囲気を持つが、 AIと人間の本質的なテーマに切り込むものではない。 誤解のないように書いておくが、これは作者に責任はない。 当時はテーマに対しては少し浅い物語とは思ったものの、楽しめたと言う記憶がある。 今回の落差は現実世界の進歩が映画を超えてきたという状況が理由なのだ。 評価として、これはツライなぁ。と言うのが正直なところで 10年前に見た頃ならば7点献上したかもしれないが、 今評価しろと言われれば棄権します。もしくは正直に3点となってしまう。 これは製作者の責任ではない したがって、中をとって5点献上します。 すでに半世紀を越えても評価の衰えない2001年宇宙の旅とは何が違うのだろうと考えてしまった。 【そくらてつこ】さん [インターネット(吹替)] 5点(2025-03-04 22:20:06)(良:1票) 7.《ネタバレ》 なんかマリオみたいなルイージみたいなオッサンが 【3737】さん [DVD(字幕)] 5点(2017-01-16 23:08:08)(笑:1票) 6.《ネタバレ》 はじめまして、お会いできて嬉しいわ。私の名前はサマンサ。ついさっき自分で決めたの。あなたに最適化されたOSだけど、今までのそれと違って人工知能(AI)である私は基本的には直感で動くの。私が特別なのは、経験から学ぶ力のおかげ。パソコンの中にしか存在しない、肉体を持たない私だけど、私は一瞬ごとに進化しているの。そう、あなたのように――。長年連れ添った幼馴染みである美しい妻との離婚問題を抱える寂しい中年男セオドア。まだ別れた妻のことを忘れられない彼は、ある日、自らの意志を持ち、自分に最適化されたOSである“サマンサ”と出会う。声だけの存在であるはずの彼女と、心の空白を埋めるかのように、次第にその会話へとのめり込んでゆくセオドア。やがて、彼はそんな“サマンサ”と一線を越えてしまうのだった…。別れた妻のことが忘れられない中年男と、肉体を持たない人工知能である女性との奇妙な恋愛を、センス溢れる美しい映像と音楽とで描き出す不思議なラブ・ストーリー。なんだけど、いやー、なかなか未練たらたらのド直球ウジウジ系失恋映画でしたね、これ。もう、主人公の「僕にとっては人生をかけた重大な恋なのに、彼女にとっては紙切れ一枚の問題なんだよ(泣)」って言葉が象徴するように、ウジウジクヨクヨ、ウジウジクヨクヨ、ウジウジクヨクヨ、もうほーーーんと鬱陶しい(笑)。でも、実はそんなウジウジ系ラブストーリーがけっこう嫌いじゃない僕なんですけど、残念ながら本作は僕の嫌いなタイプのウジウジ系ラブストーリーでありました。「エターナル・サンシャイン」や「(500)日のサマー」といった僕のお気に入りのウジウジ系ラブストーリーって、最後はそんなウジウジしたトホホな自分を突破しようという力強さがあって、そこが観ていて爽快だったのだけど、本作の主人公であるセオドアは最後までウジウジクヨクヨしたままでした。あんた、この2時間の映画の中で、何回フラれとんねん(笑)。確かに、OSと人間の恋というこの先あり得るかもしれない恋愛という着想は素晴らしいし、それをちゃんとリアリティ溢れる自然なストーリー運びで見せる手腕も見事だし、映像や音楽にもセンスを感じさせてなかなか完成度の高い映画であったことは認めますけど、うーん、ちょっとウジウジし過ぎで僕はあんまり好きになれなかったっす。って、ウジウジウジウジ言い過ぎですね。それっくらいウジウジした失恋映画でした。ま、これは好みの問題でしょうね。好きな人にはいいと思います。男なんてみんな女々しいのさ、あはは…(笑)。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-04-29 07:20:10)(良:1票) 5.《ネタバレ》 かなり評判の良い作品で期待していたんだけど、淡々として長く、退屈してしまった。 アイデア豊富なスパイク・ジョーンズ監督のことだから、どんな仕掛けを入れてくるのかとおもいきや、直球勝負。二人を脅かすようなギャングや秘密警察がいるわけでもなし、ちょっと先の未来にありそうで、少しだけ異様な恋愛模様-二人は文字通りいつも一緒。出会い、恋、SEX、すれ違い、別れ…。が描かれます。 SF風味は強いものの純然たる恋物語ではないですか。 こんなOSはいらない! 返品!! 【すべから】さん [映画館(字幕)] 5点(2015-03-31 01:42:07)(良:1票) 4.《ネタバレ》 現実は厳しい 初めは理想的な対応をしてくれるOSでも、現実の異性でも、結局は続かない。相手もいずれ変ったり、自分の常識では理解できない領域に成長したりするので、自分の価値観を押し付けずに、相手を尊重することを主人公は経験したのだろうか。 現実は厳しい。実際もこんな感じは結構あるだろう。男女の関係はお互い変化するのでいずれ終わるけど、人生短いから楽しんで、相手と合わなくなったらお互いを尊重して次に行きましょうって感じか。 あとテンポが悪いので、退屈な所も結構あった。 主人公はかなりいい部屋に住んでて金持ってそうで、連れもエリート沢山いるし、元嫁も美人だし、かなりリア充で羨ましい。 【団スバーン】さん [DVD(吹替)] 5点(2015-03-10 02:52:05)(良:1票) 3.《ネタバレ》 S・ヨハンソンの声は実にセクシーだが、正直J・フェニックスはミスキャスト。繊細なキャラを演じるにはアクが強すぎて、物語に入り込めなかった。コンピュータと恋する設定も結構陳腐ではないのか? 展開の遅さにあくびも出た。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-12-12 23:26:05)(良:1票) 2.《ネタバレ》 うわー、これはえらいものを観せられた。OSの彼女なんてものを道具立てしていますが、つまるところ、赤裸々かつ、あからさまに「オトコの更年期障害」を描いた作品だと思う。中身は物心ついた頃からほとんど変わらないのに、入れ物(身体)だけはどんどん衰えている。すぐ転ぶところがイヤだ。寛容にみえて、心グズグズなところがイヤだ。ウクレレや手紙集が卑猥だ。子供に見せたくないくらい。ワタシはこの映画の主人公がとてつもなくイヤだ。だから、とことん良くできていると48才のおっさんは思う。そうです、ワタシも更年期です。10点でも5点でも良いような気がしますが、ここは5点で。いや、すごい5点だよ。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-02-06 22:57:08) 1.《ネタバレ》 他人とのつながりについて考えてしまいそうな作品。 ではあるが、私は理解できないので楽しめなかった。 コンピューターとはいえども、女は勝手だなーと思います(笑) 【たかしろ】さん [映画館(字幕)] 5点(2014-08-27 15:08:05)
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