みんなのシネマレビュー

今日も嫌がらせ弁当

2019年【日】 上映時間:106分
ドラマコメディ青春もの実話もの小説の映画化グルメもの
[キョウモイヤガラセベントウ]
新規登録(2019-06-17)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2021-04-05)【イニシャルK】さん
公開開始日(2019-06-28)


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監督塚本連平
キャスト篠原涼子(女優)持丸かおり
芳根京子(女優)持丸双葉
松井玲奈(女優)持丸若葉
佐藤寛太(男優)山下達雄
岡田義徳(男優)持丸島次郎
村上知子(女優)浩実
佐藤隆太(男優)岡野信介
山谷花純(女優)栄子
小島よしお
ダンディ坂野
脚本塚本連平
製作日活(製作プロダクション)
関西テレビ(「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会)
ポニーキャニオン(「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会)
博報堂DYミュージック&ピクチャーズ(「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会)
博報堂(「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会)
配給ショウゲート
編集上野聡一
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3.《ネタバレ》 高校生のために弁当を作り続ける映画は「パパのお弁当は世界一」(2017)も見たので、個人的にはまたこれかという印象だった。しかしこの映画も原作者に当たる人物の体験をもとにしており、映画としては二番煎じでも全く別の話ということになる。劇中に出ていた弁当を本当に一生懸命作っていた人がいたというだけで和まされるものがあり、嫌がらせというよりも、ふざけたことを大真面目にやってみせるのが好きな人物が娘にじゃれついていたようでもある。ちなみにこの後に「461個のおべんとう」(2020)というのもあったようで、なぜか弁当映画が乱立している。
八丈島は実際に原作者の居住地とのことで、彩度が高めの明るい色調で島の風景を見せている。特に説明はなかったが、結構しつこく八丈小島(今は無人島)を映しており、また「八丈島のキョン」(特定外来生物)らしきものも出ていた。船は主に東海汽船の「橘丸」が見えていたが、ほか何気に青ヶ島行きの「あおがしま丸」も映っていた。

ストーリー的なことは実はよくわからなかった。キャラ弁なるものに関して否定と肯定が繰り返される展開に見えたが、弁当だけでは本当に嫌がらせになってしまいそうなところ、それとは別に心を通わせる機会を持ったことで真意が伝わったと思えばいいか。
またシングルファーザーの存在も半端な気がした。途中段階では一人親が孤独に頑張ることの限界を語っていたようだったが、その上でのご対面は、この先母親が助言者からパートナーの立場に発展していく予感の表現か、または人生まだまだ何が起こるかわからないという程度の緩い期待感か(なぜか娘の就職先の近所にいた)、あるいは単なるサービスカットのようなものか。少々困惑するラストだった。
特に絶賛する気にはならなかったが、実物をもとにしたという独創的な弁当を見て笑っているだけでも一定の面白さがある映画ではあった。なおネット上に原作者の顔写真も出ていたが、なるほどこういう感じの人がやっていたのかと納得した。

出演者に関して、芳根京子という人は今どき高校生役かとは思ったが、もともと可憐なタイプなので高校生に見えなくもない。また友人筆頭役の山谷花純さんは、「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(2018)で頭を丸刈りにしてから、少し髪が伸びてベリーショートの状態だったのがなかなかキュートで面白かった。 かっぱ堰さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-04-03 10:50:45)

2.映画の中身は普通だけどムカついて作り続ける弁当の中味は素晴らしい!
無類の愛は凄い! ProPaceさん [地上波(邦画)] 5点(2020-08-10 14:13:02)

1.《ネタバレ》 「親子愛」というよりも「共依存」のように見えた。子供とコミュニケーションが取りたい母親の気持ちも分かるけど、過干渉にさらされる子供が気の毒に思える。母親自身の楽しみとしてお弁当を作るのならいいですが、結局は子供に何らかの期待や依存をしているようにしか見えません。いちばん気の毒なのは、お弁当による嫌がらせではなく、結果的に親の期待を意識させられて子供の人生が委縮していくことです。当事者に罪があるとは思わないけど、映画作品にする場合、これはたんなる「美談」というよりも、むしろ現代にありがちな「症例」として扱うべき題材じゃないでしょうか。一般に、母子関係を安易な美談として描くことには注意を要する時代だと思います。 まいかさん [地上波(邦画)] 5点(2020-07-25 18:29:12)

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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 6.44点
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