みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
4.他の方も指摘していますが、戦争映画というより、戦闘ゲーム実況映画という感じ。まず、近影ばかりなので距離感がわからない。時間に追われるという切迫感もない。戦場のはずなのに生きるか死ぬかという緊迫感もない。風景も塹壕と草原ばかりで変化がない。遺体をゴロゴロ並べてリアリティを出そうとしているようですが、なぜかCG風に見えてしまいます。 その要因の一つは、おそらく売りの「長回し風」にあります。「どうやって撮ったんだろう?」ということが気になって、逆にストーリーに入り込めませんでした。 そしてもう一つ、主人公の思考が単純すぎませんか? たしかに1600人の命に関わるとあらば、使命感には燃えるでしょう。しかし心身ともに疲れ果てた状態で、いっさいブレないの不自然。ゲームキャラとしては当然かもしれませんが。この監督は「走れメロス」を読むべきでした。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-01-09 02:41:49)(良:2票) 3.《ネタバレ》 (かなりネタバレするのでご注意を) 長回し・・・ねえ。 近年いくつかの作品で、この手法による凄まじい臨場感に打ちのめされた経験から、これで戦争映画全体を撮っちゃうという企画を聞いたときから、一体どんな恐ろしい映像体験になるのか、とすごく期待してました。 が、ふたを開けてみると、無理して長回しするとむしろ臨場感が失われる、という、なんだか肩透かしの手品を見たような感じになってました。 本作で明瞭にシーンが途切れるのは中盤の1か所だけ。正確に時間を測ってませんが、まあ2時間弱の映画のちょうど真ん中だったとして、前半1時間弱であったことは・・・ ●指令を受ける→塹壕を端まで移動→鉄条網突破→敵塹壕でトラップにかかる→草原を抜ける→廃屋でひと悶着→相棒が○○→トラック移動→トラック泥濘にはまる→壊れた橋を渡る→撃たれて気絶 一方、後半1時間弱であったこと・・・ ●目を覚ます→町の中を駆け抜ける→フランス娘との交流→敵兵と白兵戦→溺れかける→目的地到着→任務達成→戦友の兄に会う 盛りだくさん過ぎて、こんなことがそれぞれ数十分のうちにあったなんてとてもあり得ないことで、例えばトラック中の移動とか河で流されたりとかのシーンで、カメラは主人公を捉えていても、見ている観客が脳内で勝手にシーンを切り替える状態になってます。 そのうち誰かマニアな人が、主人公が映画の中で自分の足で動いた距離を算出してくれるでしょうが、私の感覚では、たかだか3~4kmだったイメージ。なんせ、気絶している間は主人公は動いておらず、正味の移動時間はせいぜい90分程度ですから。 普通に撮影して、長回しは部分にとどめたほうがよっぽど良い映画になったはず。 作品賞獲れなかったのは納得。私なら撮影賞もあげられないなあ。努力賞はあげられるけど。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 5点(2020-02-18 00:51:20)(良:1票) (笑:1票) 2.《ネタバレ》 長回しは非常に良く出来ていますし、18世紀のイギリス軍の行進から発展したようなリアルな塹壕戦の残骸や気味悪い感じも十分に味わえます。道すがらの事件・事故もそれなりにバランスよく配置されていて、それらもきちんとドラマチックに機能しています。しかし映画自体はそう大して面白くなっていない。それがこの作品の全てだと思います。 最も気になったのが、、道すがらに出会う人たちとのエピソードが違和感を感じるほど都合が良すぎる点です。飛行機の墜落を目撃したから小隊がやってきたのかもしれませんが、友達が大変なことになる一連のシーンが終った直後のアレはちょっとタイムリー過ぎて閉口してしまいました。また、夜の街での若奥さんとの一件も同様で、ご丁寧にミルクのエピソードまで入れてあってあまりにも出来過ぎているのです。川を流されて流れ着いた森にD連隊が居るとかもうね・・ そもそも論ですが、あの距離感でしたら橋を渡れず迂回する小隊のトラックに同乗していたほうがよっぽど早く、かつ確実に目的地に到着したのではないかと思われます。 繰り返しになりますが、全体的によく考えられているし出演陣の演技もとても良いのですが、、予定調和過ぎていけません。明らかに長間回しの弊害、いや、長回しのせいで全てをダメにしてしまったといったほうが正しいかもしれません。長回し自体を否定はしませんが、やはり要所要所できちんとカットを入れるべきでした。これではまるで長回しがやりたかっただけにしか見えず、よく出来てはいますが非常に残念な仕上がりだったと言わざるを得ない作品でした。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-09-08 14:46:13)(良:1票) 1.ワンカットが売りの本作ですが、それは撮り方のことであってそれを抜いたら何が残るのかがよく分かりませんでした。 中弛みがキツい。絵は綺麗でしたが観た後何も残りませんでした。 【Kの紅茶】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-01-21 23:22:21)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS