みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
12.番組自体が今日の昭和ノスタルジー・ブームの先駆けでもあるし、「プロジェクトX」の題材はどれもこれも映画に向いてるとは思う。しかし出来がこの程度では、45分のテレビ番組にすら負けている。もちろん感動的実話に違いはありませんけど、何もかも中途半端で凄くもどかしい。脚本の最大の失敗は開発の技術的部分を省いたこと。観客に小難しい技術説明は必要ないと思ったら大間違い。こういうディテールこそが物語に説得力を与え、西田敏行の奮闘や松下幸之助の英断(?)に涙できるのです。それに演出も、基本は手持ちカメラなのに全然ドキュメンタリー・タッチにはなっておらず、映像がユラユラ揺れて単に貧乏臭いだけ。実話の骨子でウルッとくる場面もありますが、映画としては三流の仕上がりです、5点献上。 【sayzin】さん [地上波(邦画)] 5点(2006-11-15 00:01:57)(良:1票) 11.《ネタバレ》 ドラマチックな実話なのでそれなりに面白いものの、その実話のポテンシャル以上には面白くなれていない作品でした。 話は起伏なく流れていき、焦点というものがありません。本部から半ば見放された部門であるがゆえのビデオ事業部の荒れた空気や、部門のエース的なエンジニアがいない中で開発を進めなければならないという人材面でのハードルの高さなど、新事業部長はこれをどう解決するのかという組織論的な切り口で全体を構成すれば面白くなったと思うのですが、他の雑多な構成要素とない交ぜになって、せっかくの美味しい部分が埋没してしまっています。リストラ要求をしてくる本部からの干渉を避けるためにウソの事業計画書を作らせたり、本部に相談もせずに親会社の相談役である松下幸之助に直談判に行ったりと、加賀谷は組織人としてかなり危険な橋を渡っており、そうした意思決定の過程を詳細に描けば面白くなったと思うのですが、すべての要素がサラっと流れていったという印象です。 家族とのドラマ部分も同様で、多感な年齢の長男が家族との距離を置くようになった折に、母親が脳梗塞を発症。しかし倒れた妻の元に行くよりも仕事を優先したことに長男は激怒し、主人公を許さないとまで言い放ちます。加賀谷はどうやって家族との絆を取り戻すのかが後半の焦点になるのかと思いきや、何となく家庭環境は修復され、特に何もしていないのにラストでは長男は超良い子になって終了という、こちらも味気ない内容に終始しています。これならば長男の反抗期設定を置く必要などなく、何となく存在しているだけの家族の一人にしてしまう方が良かったと思います。 その他、感傷的な部分で定型通りに盛り上がる音楽や芝居じみた演技など、日本映画特有の悪いクセがドバっと出ており、あまりの古臭さにいつの時代の映画を見ているんだろうかという思いも抱きました。せっかく良い俳優を多く使っているのに、演出に何の工夫もないのでは勿体ない限りです。 【ザ・チャンバラ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2018-06-15 18:13:20) 10.プロジェクトXのアンコールアワーだったような気がしますが「窓際族が世界規格を作った VHS・執念の逆転劇」を観た者としては、今作の無理に感動させるようなシナリオと誇張された演技にはちょっと複雑な気持ちにさせられます。実話の劇的な大逆転ストーリーのリアルな面白さが半減してしまった感がありますが、渡辺謙の演技はなかなか良かったです。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-11-05 22:28:42) 9.サラリーマン物として良い話だと思う。 「一人の強い思いが...」というところも(普段はあまり好きではないが)納得できる。それでも、ドラマでいいかな、という雰囲気は拭えない。それにビクターの現状はどうだったか、とか思うとちょっと寂しい。 【simple】さん [地上波(邦画)] 5点(2014-11-04 23:41:01) 8.《ネタバレ》 どこまでが事実かは知りませんが、おそらくはこの作品のハイライトであろう松下幸之助に直談判するシーンが、どうも好きになれません。「規格を統一するため」という大義名分はわかりますが、要するに「業界に強い影響力を持つエラい人の鶴のひと声で一発逆転」を狙ったわけで、悪く言えば姑息です。日本的パターナリズムの典型ですね。こうしてエラい人のお墨付きを得ようと顔色を伺ってばかりいたからこそ、いつの間にか日本の家電メーカーは肝心の市場からソッポを向かれてしまったような気がします。問うべきはエラい人ではなく、市場ではないかと。「プリウス」や「iPhone」が売れるまでに、「エラい人の鶴のひと声」があったという話は聞いたことがありません。 【眉山】さん [地上波(邦画)] 5点(2014-01-07 02:55:54) 7.ブルーレイ陣営の圧勝が決まった時に観る「VHS誕生物語」・・。 父親が鼻高々でSONYの「Bata Max」を購入したことを薄っすら覚えていますが、怒涛の勢いでVHSに駆逐されていったなぁ・・。 個人的な感慨もありますが、渡辺謙がいかにも「文学部卒のちょっと肩身の狭いサラリーマン」を上手く演じていますよね。 理系企業で機械が分からない、しかも経営や法律を学んだわけではなく「文学部だろ?」と各方面からコンプレックスを持たされて保身姿勢が身についてしまう人って多いもの。 ハリウッドからしたら「本部長は渡辺謙、腰の低い次長は西田敏行だろー」っと言うところだろうけど、日本企業はそうじゃないもんね。 この微妙なキャスティングが分かるのは「日本人ならでは」かも。 ところで、「次世代DVD」もブルーレイ以降の「新規格」も発表されて、延々と「新規格開発」「規格採用競争」は続くのよね・・。「絶え間ない技術開発」がいいことなのか面倒なことなのか分からないな。 【グレース】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-30 00:22:26) 6.結末が分かっているので過程を楽しむべき映画かもしれない。西田敏行の演技を筆頭に全体的にちょっと一本槍な感じで途中で飽きてしまった。24時間体制の恐怖が描けていないと思うが、メーカーの心意気は伝わってくる。 【ぷりんぐるしゅ】さん [地上波(邦画)] 5点(2006-11-13 21:59:34) 5.プロジェクトXだけで十分だったかな。 【かじちゃんパパ】さん 5点(2004-12-01 12:55:53) 4.私の家の一番最初のビデオはベータでした。ベータのおかげでしなくても良い苦労をさせて頂きました。レンタルビデオにないとかさぁ~。もう少し早く開発してくれてればすんなりVHSを購入しただろうに・・・。ってそう言う話ではないですね。映画はまあこんなもんでしょうか?プロジェクトXでも良かったような・・・。いっそNHKでドラマ化しても。 そうすれば技術者さんたちの苦労が分かったかも。 【あずき】さん 5点(2004-05-02 20:26:43) 3.見るときの気分によってはとても勇気づけられる映画だと思いました。 【海野やよい】さん 5点(2004-02-23 03:25:13) 2.プロジェクトXでは泣きました。レンタルビデオ店からベータが消えていく時も泣きました。「ベータのほうがちっちゃくていいじゃん。絵だってきれいなんだぜ」って負け惜しみを言ってた覚えがある。 【亜流派 十五郎】さん 5点(2004-01-11 22:11:13) 1.実話なだけに感動もひとしお。その反面これ映画用の“脚色”ってやつかな?とかなり引いてしまう部分があって、見せ方によって、せっかくの実話が色褪せてしまうと感じた。役者さんたちは演技派揃いでとても良かった。(ネタバレ)この映画で感動の本質になってるのは~「敵」「味方」を超越した「これからはみんなで助け合う事で、より良いものを」造って行くっちゅうスバラしいスタイル~なのだから、この映画だってプロジェクトXと協力して出来たらアノ局ともバリアフリー?!と、びっくりしてパーフェクトって思うんで。ここは厳しく5点にしてしまいました。でも泣けたし感動しました。 【丸子】さん 5点(2003-05-13 05:23:10)
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