みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
5.矢崎監督の他の作品でも感じたのだけど、この監督の作品世界って一見生々しくリアルなものなんだけど、現実の世界とは全然違ってて、小説とかマンガを通して描かれる現実世界みたいな、ある種の独特の虚構性を持っている。この嘘っぽさ自体は大いにアリなんだけど、人物もこの独特の世界にあまりにはまりすぎな虚構性を持ってて、まさに小説の中の文字でしかない人物であったり、マンガの中の絵でしかない人物のようで、画面の中で生きてないというか。人物は監督の作り出した世界の一部でしかなく、そこからけして逸脱しない。だから面白くないんだけど、この作品に限ってはお話的にも「画面の中で生きていない人物」がまたいい味になってるではないかと思えなくもない。文学的というか詩的というか、独特の世界なので好き嫌いはっきりわかれそうな作品です。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2009-02-18 17:38:42)(良:1票) 4.《ネタバレ》 決して小綺麗ではない(どっちかつーと小汚い)無機質な都会の情景を背景としていながらも、どこか詩情的で独特なノスタルジックさを醸している雰囲気はまあまあ面白く、加えて色々と映像的な面白さも無くはないと言える。しかし、話の方はほぼほぼ無内容と言ってよいレベルに希薄で、これが2時間の尺になっている必然性が感じられない。終盤は流石にそこそこ面白くもあるのだが。 【Yuki2Invy】さん [DVD(邦画)] 5点(2020-01-04 22:53:27) 3.ヒロインの女性がかわいいので絵になるが内容はない。雰囲気だけの映画。しかし20年前に製作された感じはなく独特の空気感あり。「ストロベリーオンザショートケイクス」にはないインディーズ系のチープさが孤独感を引きだしているように思えた。見終わった後に何か残る感じがある。 【xnoranorax】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-12-04 21:04:18) 2.矢崎仁司監督の作品は『ストロベリーショートケイクス』から観たクチだが、本作はその作品とはかなり趣きを異にする内容だった。 インディーズっぽさというか、陰鬱さが画面の暗さに直結していて、少々苦手な部類の作品。 『ストロベリーショートケイクス』は映像が洗練されていて、女性の解放感と閉塞感が微妙に、そして絶妙にバランスをとっていて優れた作品だと感じたが、本作はそれに比べ、まだ未成熟というか、荒削りというか、一方的な陰鬱感のみが発散されている。 こういう暗さを持った作品は、ある監督の生涯においても、初期から中期にかけてしか現れてこない貴重なものだとは思うが、後年からさかのぼって鑑賞してしまうと、それほど良いとは思えなかった。 リアルタイム且つ青春時代にこの作品を観ていたら、感銘の受け方も大きく違ってくるだろう。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2009-08-30 18:39:48) 1.あざとすぎ。全体的に、生活感のないおしゃれな映像で煙に巻いている感が。あと、主人公の女の子の奔放というか馬鹿というか…なキャラクターがもう全く生理的に受け付けない。多分かなり観る人を選ぶ作品だろうと思います。同じ兄妹愛でも、私は山下敦弘の「くりいむレモン」の方が好きですね。ただしこちらは本当の意味では“禁断”ではないので、比較しちゃ悪いかもしれませんが。同じ内容であと二十分短かったらもう少し高評価だったかもしれません。 【よーちー】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-04-02 00:27:07)
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