みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
4.ぎこちないパンやフィルムへの脚色が楽しい。「映画史において重要作な作品」であり、現代人が見て楽しめる代物とは言えないかもしれません。エンタメを求めて見るのは難しいよね。演技はどうしようもないし、話運びも大したことはない。初期映画ってのはこんなもんです。ただ、銃撃戦はなかなか良い。観客に向けて銃をぶっ放すサービス精神も好きです。同監督の『アメリカ消防夫の生活』と比べるとかなり出来が良く、アメリカ初期映画を代表する1本として映画ファンは必ず見ておくべきだと思います。スピルバーグだけが映画じゃないよ。 【カニばさみ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2015-05-25 09:16:52) 3.《ネタバレ》 10分ということはとんでもなくテンポが速いのかな?とかいうウルトラ適当な心持ちで観ましたが、速いなんてもんじゃなかった。まさか開始2秒で強盗が始まるとは。サイレント映画は初めて観ましたが、サイレントでも充~~分に内容がわかるものですね。シーンも目まぐるしく切り替わり、駅あり列車あり馬あり銃撃戦ありと盛りだくさん。10分が非常に長く感じました。 映画史や映像技術に疎すぎる私は内容しかわからないので、可もなく不可もなくということで5点とさせていただきます。 【53羽の孔雀】さん [インターネット(字幕)] 5点(2014-01-11 20:50:38) 2.ようやく鑑賞できました。評価について考えさせられる作品です。面白かったかと問われれば、とるに足らない内容で「1点」の評価です。背景を考慮に入れますと「10点」の評価です。 【The Grey Heron】さん [インターネット(字幕)] 5点(2007-12-05 09:19:30) 1.過去のエジソン社のフィルムを漁ってみると、本作の「最初の劇作品」という評価が間違いなのがわかる。コレ以前に戦争映画もあったし、チャップリンの原型みたいな作品もある。処刑シーンを再現した残酷映画もあり、トリック映像もあり、1891~1901 という時代はアメリカ映画にとって百花繚乱、要するに何でもアリだった。 全ては過激な競争の結果である。ハードメーカーであるエジソン、リュミエール、ミュートスコープの三つ巴の戦いがあった。ソフトメーカーはこの三者以外にメリエス、パテ、ゴーモンらが加わった。加えてハードを販売したいエジソンは、安い興行料金でキネトスコープ上映を普及させたい興行主とも衝突した(一作25セントで覗かせたらしい…ニッケル=5セント)。 この泥沼の戦いの中から様々なビジネスモデルが立ち上がっては倒れ、それに沿った作品が生まれては廃れていく。どれほど熾烈な争いだったかは、百年後(1991~2001)のパソコン戦争を思い出せば理解できなくもない。ジョブズが敗退しビル・ジョイが下野しリーナスが理想主義に走る中で、全てをビル・ゲイツが握る結果になったのは、リュミエールと同じ視野だったからだろう。 全ての戦いが決着し、リュミエールのキネマトグラフが勝利を確定していた 1903 年。『映画』は安いお金で、誰もが楽しめるという姿になった。ニッケルオデオン時代の到来だ。ソフト側のあらゆる試みもここに決着を見る。客寄せのための、個人志向の強いケバケバな人体切断も映像奇術も役目を終え(ポルノは結局役目を終えないが)、エジソン社は新たな時代の幕開けとするために「観客」のための作品を作った。ハード競争での敗北を認め、「これからは上映の内容で勝負しよう」と宣言した。それが『大列車強盗』という作品の持つ、歴史的な意味だと思う。 この一連の流れは考察に値する。映画史は同じ事を繰り返していないだろうか。後のVHS対ベータの時代がスプラッタ映画ブームに重なる事。いまネット配信の熾烈な争いの中で、見るからにヤバいCG映画ばかりが出回り始めている事(いや『アンデッド』は評価してるよオイラは)。 『大列車強盗』を懐古趣味に走らずじっくりと鑑賞すれば、ブームに流されざる一本の竿とする事ができる。そうして欲しいと切に願う。10分だしね。 ●追記:いや、いつか改定します…本作の歴史的位置付けはそんなに甘いモンじゃないな…。 【エスねこ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2006-09-23 11:05:24)
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