みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
5.《ネタバレ》 中米エルサルバドルといえば2021年9月にビットコインを法定通貨にしたことで有名である(その後どうなったか知らない)。また2023年7月公開の米映画の評判に乗って、ピンク色の「バービー棺桶」を売り出した葬儀屋が同国内にあったとのことで(ガーディアン・AP通信→ハフポスト日本版)、そういう今風のことも話題になる国らしい。 映画としては昔の映画というしかなく、これを現在の目でどう見ればいいのか困る。初見時に印象的だったのは何といっても強姦→射殺の場面で、これは当時は過激と思われていたかも知れないが、その他世界には制作側の残虐嗜好を恥ずかしげもなく観客と共有したがる映画などもあるわけで、今となってはこの程度だと何とも思わなくなっている。何かと自由な世界というしかない。 主人公には言いたいことはあったらしいがどうすればいいかの考えはなく、単に言いたいことを言うだけの鬱憤晴らしか自己満足のようでもある。レーガンは悪者になっていたが、実際はそのレーガンの時代に東西対立が解消されて結果的に紛争も終息したわけで、その後は現地でも軍政から民政に移行する一方、劇中の革命組織も合法政党に衣替えして大統領も出している。現在は不法移民による人口流出や犯罪組織の拡大などもあって皆が幸せなわけでは全くないだろうが、少なくとも内戦時代よりはましと想像される。 人間ドラマとしてもあまり感情的に深入りする気にならないが、特に主人公の友人である報道カメラマンが感動要素として扱われていたのは素直に受け取れない。写真が人の心を動かすものだとしても、どういう状況で何を撮ったかわからない写真に適当にキャプションを付ける場合もあり、またそれ自体は事実でも使い方によって情報操作の道具でしかなくなることもある(湾岸戦争の水鳥など)。報道写真がもてはやされたのも昔のことのようで、劇中人物のように写真に人生をかけるのが喜びというタイプでもない限り、一般人として特に共感できるものはなかった。 ただアメリカは別に正義でも何でもないという主張は今日でも当然意味を持つ。後半で主人公が軍人や大使館員?(CIAだったらしい)に述べたのは監督の本音とのことだが、これ自体は普通に共感できる内容だった。この監督も今は陰謀論者のように思われているらしいが、今後とも自分の方向性を通していってもらうよう期待する。 なお皮肉ばかり書いたが、主人公が十字を切ったのを見て後の人々も一緒にやったのはいい場面だった。 【かっぱ堰】さん [DVD(字幕)] 5点(2023-09-02 15:31:59) 4.この監督にありがちなやや偏った観点はあるが、内乱やら他国の介入がどんなことを引き起こすか、また金持ちや外国は他国民のことなど何も考えていないことがわかる作品。 傍観者であるジャーナリストを正義の味方にしたがるのはありがちだが、本作はいろんなタイプのそれを描いており、報道など彼らの胸先三寸でどうにでもなるものということもわかりやすく伝えてくれている。主演のジェームズ・ウッズはよかったです。 【クリプトポネ】さん [DVD(字幕)] 5点(2017-08-13 11:19:53) 3.《ネタバレ》 昔深夜テレビの映画で尼僧たちがレイプされた上、翌日遺体となって掘り起こされるシーンを偶然観て、嫌な映画だなと思い、チャンネルを変えた記憶があります。 友人が主人公の崇高な生き方に感動したと推薦されたので観たのですが、私にはオリバー・ストーンって性に合わないんですよね。 この主人公は血生臭いものを求めるためか、それともマリファナや酒を求めにエルサルバドルに出向いたのか、監督がキチガイなので感情移入が出来ません。 しかしながら、特典映像を観ると実際に本場で右翼、左翼を上手く誤魔化しながら死に物狂いの撮影を聞かされると圧倒されるばかりです。 【クロエ】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-05-13 15:13:36) 2.プラトーンで監督のファンになり、本作を観たのですが..期待ハズレでした... 【コナンが一番】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-06-17 12:23:56) 1.同種の他の映画と比べると、ちょっとインパクトが薄い感じは否めません。それは決して、有名な俳優が出てないからとかいうことではないと思います。 【金子淳】さん 5点(2004-07-26 15:12:11)
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