みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
6.《ネタバレ》 本当に可もなく不可もなく。 音楽、音、演出、演技(指導?)全てがとてもクラシック。 メイン4人の演技は感情を思いきり吐き出し大袈裟な位抑揚もあるのだが なぜか印象は平坦。薄い。 しかしそれは勿論意図しての事(でしょ?)。 個人的に西島秀俊の演技が好み。本当に気持ちが悪かった。 なんというか、古臭くわかり易い、気持ちの悪い人間の表現(=サイコ)の仕方。 ヒッチコックのパロディ(オマージュ?)の様な映画だな~ って思ってぼや~って観てしまった。 嫌いではないですが、また見たい映画ではない。 【Pecco】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-01-07 23:09:17) 5.《ネタバレ》 予告編だと結構面白そうに思えたんですが、そこは予告編マジックということで、実物はさして面白くありませんでした。 まあ、プロット自体はそれなりなんですが、見せ方と云うのがどうも。↓の方も言ってますが、ミイラと寝起きを共にするってなかなかできないんじゃないでしょうか。あの抑揚のない編集者も見ていてやる気あんのかと思ってしまいました。 黒い服を着た女性の幽霊も、はっきり出てくるまではまるで遊んでいるかのようにそこらをうろうろしてますし、出たら出たで「あ、安達祐実だ」としか思えませんでした。ここはやっぱり死国ねーちゃんこと栗山千明を使うべきですよッ!! と判らんことをのたまっていました。 ラストもラストで、キスで終わりにするもよし、あの終わり方も良いけど、死体発見→ギャー→水に落ちる…ってコントじゃあるまいし…。 どこまでが本気でどこまでがふざけてるのか(多分全部本気でしょうが)判らなく内容でした。 【クリムゾン・キング】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-11-02 10:00:57) 4.《ネタバレ》 黒いワンピースを着て、ダラリと腕をたらした髪の長い女。怖い…と思う前に、「あっ安達祐実じゃん」。 台無し。 や、台無しの理由はそれだけでもないのだが、やっぱりこれに尽きるなあ。 なぜここに安達を使うかなあ。ダメじゃん。まあ、あんまり怖がらせよう、と思ってないってことだな。 全編通じて、セリフが聞き取りづらく、トヨエツなどは何を言っているかわからない。ヘッドフォンを装着して、聞きなおしてみる。重要なセリフを、小さな声でつぶやいていた。こんなことでいいのか。 邦画の苦手なところは、字幕がないので聴覚に集中しなければならないところ。舞台じゃないんだから、全部の日本語が聞き取れるとは限らん。字幕つけてくれないかなあ(私は聴覚より視覚が優性なので)。 中谷美紀。ほとんど浅野温子のコピーと化してきた。花柄のノースリーブを着て、髪の毛ワンレン(死語か)でさあ。しかし、私は浅野に比べたら彼女が結構好き。 中谷は、なんていうか、男に媚びないことを全身で表現している。まあそれが、突如発生させられたトヨエツとの純愛にそぐわないわけでもあるが。 いつもながら西島のセリフまわしの異様さには驚く。「大奥」でもヘンだったが、最初っから「怪しいものです」と主張しているかのようだ。西島一人が、何を言っているかはっきりききとれるという、ヘンさだ。しかも、セリフが全部キザである。脚本も書いたのだから、黒沢というのは、自分でもこういう会話をするのだろうか。だとしたら、かなりブキミな男性だ。会話はしたくないなあ。 この映画はさ、話がどうとかもうくだらないので、「都会の喧騒を離れてひなびた洋館で孤独を楽しむ妙齢のインテリ美女と、その周辺のヘンな男たち」を鑑賞するつもりになったほうが、楽しめる。あなたが女性なら、「長い休み」をとって、田舎にこもったつもりにでもなってみる。 実際、洋館のインテリアとか今風のユーズド感がとても味あるし、中谷はキレイだし、自然は美しいし、余計な人間があんまり出てこないし。たぶん、田舎に住んでる人が見たら、あんまり面白くないだろう。人はいつも、無いものを求める。 あと、トヨエツの足の長さを再確認できる。 それにしても、鈴木砂羽はいつでもどこでも「お友達キャラ」が定着。役には困らなくても、この先どうするのか。これでいいのか。 【パブロン中毒】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-06-12 12:46:03)(良:1票) 3.《ネタバレ》 う~ん、私もこの監督さんは「CURE」以降、注目してきたし、事実、ホラーやサスペンスのようなジャンルを撮らせたら、今のところ日本では一番上手いと思うけど、残念ながら今作は期待ハズレ。 他の方も仰っているように、相変わらず「日常の中に潜む非日常」とか、「自然な行動の中の不自然さ」みたいな場面演出は巧みだけど、今作は肝心のストーリーや登場人物の描き方が曖昧すぎる。この監督特有の「想像させよう」という狙いが裏目に出ている。 ミイラの存在が顕著だけど、「不可解な謎」の提示と「現実的解釈」のバランスが取れていない。どういう素性のミイラなのかの説明が無いのはともかく、「怨霊として甦っているのか、それとも妄想なのか」の描き方が中途半端なのが問題。それでいて編集者と考古学教授による「事件」の概要は説明過多なほどで、ミイラとの関係性が有りそうで無い、無さそうで有る、という微妙な扱い方。 他にも、泥を吐く冒頭やミイラの記録映画など、雰囲気だけとしか思えない伏線も多い。 その曖昧さが狙いなのかも知れないけど、やはり好意的に解釈するほど練られた脚本構成とは言い難い。何よりそれで「ホラーとして怖くなっていない」のが最大のネック。安達祐実も演技自体は悪くないけど、ホラー女優として出るにはメジャーすぎる。 吉岡の「動けるんだったら最初から動け!」というセリフや、死体に驚いて池に落ちる、お約束のような「落ちオチ」、しかも吉岡が落ちたままの終わり方など(中谷美紀がカメラの方を向いて「ダメだこりゃ」と言いそうw)、コントみたいなシーンもあり、より今作の微妙さを増している。 【FSS】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-06-01 01:18:35)(良:2票) (笑:1票) 2.唖然とした観客にまばらな拍手…。『ロフト』上映終了後、それはまさにカオスの世界であった。例えば知人の子供がどんなに不細工でも、綺麗可愛いだのお世辞を言うのはある種の礼儀。ましてそれが子供初お披露目なら尚更な話し。だが今日、黒沢Jr.は余りにもな仕打を受ける。確かに上映前からその危惧はあった。劇場には20代後半~40代後半のマダム風情が大方を占めており、おおよそ黒沢清映画を好む層とは別の族。しかもその族はトヨエツ目当てであり、映画の内容は二の次三の次なのだ。彼女達と黒沢映画は水と油、長渕に桑田であり、確かに大衆受けとは程遠い黒沢映画は、分かる者だけが楽しむ一見さんお断りの店構えだ。極端に説明を省いた演出やキャラクターの不可解な言動(『人は突如として突飛な事をする生き物』という黒沢清の発言アリ)は、黒沢映画の重要な要素。トヨエツの長い足目当ての客がそれを感じ取る事は難しい。上映終了後のまばらな拍手にそれが凝縮されている。しかし本来なら交わらない二つの点が重なったのだから、それを機に黒沢清の世界に入ってくれる人が一人でもいてくれたら幸いである。 【カイル・枕クラン】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-11-05 22:28:05)(笑:1票) 1.《ネタバレ》 ホラーにサスペンス、恋愛と盛り沢山ですが結局のところ本作の焦点が何なのかよく分りません。煙草は吸いつつも肌を気にする美しい女性が泥を吐くという興味を引く異様な冒頭。泥=永遠の美、ミイラなどの説明がなされて飽くなき美への追求がテーマかと思いきや、進むにつれそんなことはお構い無しになってくる。冒頭以降の礼子は美に固執するどころか気にかける様子も無い。すると何故に彼女は泥を吐いたのか疑問が残る。また、戦前のミイラ観察記録映画は何なのか、吉岡の妄想によるミイラと殺された女子大生との関連性も掴み難い。そして礼子と吉岡の関係も掘り返す場面で突如として吉岡が「礼子」と下の名前で呼び出すが、いつの間に関係が深まったのか不明である。私の理解力の乏しさも手伝って様々意味不明でした。ホラーとしても怖さはなく、ラストの〝洒落〟も使い古された感があります。それでもワンピース姿の中谷美紀さんがおキレイなのでちょっぴり加点。 【ミスター・グレイ】さん [映画館(邦画)] 5点(2006-09-12 17:40:05)(良:2票)
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