みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
11.《ネタバレ》 「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」を実写化した山崎貴監督の映画。アニメを実写化する場合、多くはそのアニメの最初からというパターンが多いと思うのだが、この映画はシリーズの中でも人気と評価の高い劇場版の作品を実写化しており、アニメの実写化の着眼点としてはけっこう悪くない感じはする(でも山崎監督なら鉄人兵団を実写化した方が向いてそう。やってほしくないけど。)のだが、あえてオリジナルを久しぶりに見返してから本作を見るとやっぱりかなり厳しいと言わざるを得ない出来になっていて、既に散々書かれているが、「クレヨンしんちゃん」のアニメだからの一言で済まされる部分がそのまま実写化されていて不自然な部分が多く、また本来子供向けであるはずが大人が見ても唸るようなリアリティと見ごたえのある作品になっていたオリジナルと比べても合戦シーンなどにリアリティがなく、子供向け、いや子供だまし感が強く、見ていて少し退屈。それにオリジナルで好きだったシーンがけっこうカットされてたのも残念。その中でも原恵一監督がタイトルにしようとまで拘ったという又兵衛の異名のひとつである「青空侍」が登場しないのが非常に残念で、これによってラストシーンが変更されているが、このラストが非常に弱く、余韻が残らない。せめて「青空侍」は残しておくべきだったのではと思う。オリジナルよりも又兵衛と廉姫の恋愛に重きを置いているためか、もう一つのドラマである少年と又兵衛の友情を描いた部分もすごく薄みに感じる。(恋愛部分も深みは感じないが。)と良いとこなしの映画のように書いているが、ひろしに相当する人物の職業をカメラマンに変えたのは正解で、敵陣にうって出る前の夜にみんなで写真を撮るシーンはけっこう良かったし、印象的で、又兵衛の「これで生きた証が残せた。」というセリフも心に残る。ここだけは本当にあざとさを感じず素直に良いシーンだと思った。それからもう少し書かせてもらうと、又兵衛に仕えることになる野武士ふたりはオリジナルで声を担当していた雨上がりをそのまま起用していても良かったような気がする。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 5点(2023-12-29 15:46:48) 10.《ネタバレ》 酷いね。主演2人の演技力に文句はないが、その他もろもろ。「くれよんしんちゃん」だから許せる脚本の甘さをよく実写化しようとしてものだ。とりあえず、お母さんが現実世界で放った「なんかの間違いで天正にいってしまったのかも」みたいなセリフ。普通に考えてそんな発想する人います?作品全体的に受け入れ体制が異常に寛大で、ついていけません。あと緊迫感がなさすぎる。車の窓を開けながら敵陣に突っ込みますかね」。その後も窓に肘を置いての観戦モード。怖くないの?子供もかなり生意気で、戦国時代をなめてますね。勝敗がついて「やったー」って・・・。大倉井も武士としてのプライドが低くて、切腹しないのと思わず突っ込みましたよ。ラストは原作と同じ「ファイナルデスティネーション」的なオチです。敵の姿を映さなかったのは良し。新垣結衣のファンじゃなければ見る価値なし。しんちゃんを観て下さい。 【マーク・ハント】さん [地上波(邦画)] 5点(2014-01-11 23:20:32) 9.子供が観るにはぴったりの映画でした。 【アフロ】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-09-03 03:37:49) 8.これはこれで悪くない出来だと思うんだけど、原作にあたる『クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』があまりにも傑作なものだから、いささか分が悪い。どうしても実写で観たいという方には良いが、アニメ版のファンにはつらい内容だ。 【フライボーイ】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-08-31 08:48:27) 7.《ネタバレ》 真面目に観るにはストーリーが浅すぎますね。身分の違う2人が惹かれあうが結ばれることなく男は戦で命を落とす悲しい物語。単純なのでどこまで味付け出来るかが勝負なのですがしんちゃんがいないと味付けも薄く上映時間も80分で良かったような気がしますね。 【東京ロッキー】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-08-29 16:57:54) 6.戦国好きなのでなんとなく鑑賞。これ、お子様向けですね。。。他の方のレビュー見た感じ、クレヨンしんちゃんベース?山城の雰囲気や、小規模な合戦の雰囲気や良くでてたと思いますが、唐突なストーリーにはついていけず。戦国雰囲気+1を加えて、5点かな。 【ぬーとん】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-09-27 05:46:28) 5.大半の人はしんちゃんの後に本作を観ていると思いますが、まだ両方観ていない方には逆の順番で観ることを勧めます。絶対にその方が後味が良いです。同じ時間を費やすなら、得する方を選びましょう。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-09-18 04:51:33)(良:1票) 4.出演陣が良かっただけに・・・・残念。。。 イマイチ伝わってこなかった。。。 【ナラタージュ】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-05-29 23:35:02) 3.《ネタバレ》 大河ドラマで来週の関が原の予告編を見ました。いままでの個人同士のチャンバラとは違って槍を使ってるのはなかなかと思ったけど、その実態はあいも変わらない個人戦の延長のつつきあいでした。 この映画は違いましたよね。集団同士の槍を使っての叩きあいでした。違和感を感じた方も見られると思いますが、あれが実際です。 あるいは、高いやぐらを作っての攻城戦、大勢の軍勢に包囲され圧殺されかけるわずか50名の決死隊。 ここまでは、すごくリアルでした。いままでのどんな時代劇にも負けないくらい。 でもそこからが…… 戦場をとろとろと人が走るくらいの速さでゆっくりと走る自動車。あれでどうやって脅かすんでしょ。どう考えても猛スピードで突進して人馬を跳ね飛ばさなければ脅しになりません。 あるいは、自動車出現とともに止まる敵方の鉄砲、開いたままの自動車の窓、敵陣のど真ん中でうろうろする現代人の親子。 すべては原作に対する敬意だというのは、よくわかります。 だけれどもそこまで積み重ねてきたリアルさをぶち壊しにしたシーンでした。 塚、ここまでぶち壊しにするんならそこまでリアルにする必要もなかったんじゃないかと。 非常に残念な映画でした。でもその残念さはそもそもがこの映画の成り立ちに関係するんでどうしようもないですね。 【rhforever】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-09-15 21:20:15) 2.《ネタバレ》 井尻又兵衛が向こう岸から川を走り抜けて来、山賊たちとの殺陣を繰り広げ、それを一気に畳み掛けるワンショット 又兵衛が部屋を出、簾姫が引き止める、又兵衛軽く会釈してその場を立ち去ろうとするが、真一がカメラ前を横切り又兵衛を説得すると踵を返し簾姫のもとへと戻って行くワンショット 櫓から降りてきて門を抜け、坂道を下り、走り続けるも、銃声が鳴り響き、脚を止めてしまう簾姫が一気に小さくなっていくワンショット 自転車に跨がり、坂道を下り、大声を上げ、性急なパン、びゅーんと駆け抜けて行く真一とともに幕を降ろすワンショット どの長回しのワンショットも見事に撮れている。そこに映し出される人物たちの感情を見事に切り取っている。長回しのワンショットは時間と空間の証明だ。断絶されない時間と空間、それは我々に流れている時間と空間と同じものであり、だからこそ長回しのワンショットが美しく撮れたとき、映画においての豊かな表現となるのだ。 この映画の主題は溝口健二「近松物語」的であり、香川京子というキャスティングはそういうことだ。 何故そういうことになるのかと言えば、思い起こせば3年前、没後50年溝口健二国際シンポジウムに登壇した山崎監督、あの姿を思い出すわけで、つまりそれが結実した今作のはずなのだ。 もし、水面、すすき、長回しのワンショット、そんなもので溝口健二を表現する気だとすれば、それは所詮溝口的クリシェが山積みとなっただけの凡作だ。 ただ今回の一番巧かったところは実は溝口とはあまり関係のないところであった。 それは簾姫が自動車に乗り、その後ろを又兵衛が馬で追い掛けるも距離は広がり、追いつくことが出来ないというシーンだ。この時誰もが、もはやこのふたりは永遠に結ばれることはないのだろう、という暗示に気がつくはずだ。この距離感の問題というのは要するにイーストウッド的であるということだ。そして、あの銃声、立ち止まる簾姫、カメラは止まることなく彼女を突き放して行く、実に立派な連鎖が起きているだろう。 山崎監督のやりたいことは充分に伝わるが、いまいちのれないのはあまりにも幼稚なシナリオだからなのか。あらゆるところに巧さは見えるが良い映画なのかとなると話は別だと言わざるを得ないだろう。 【すぺるま】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-09-15 02:40:24)(良:1票) 1.これは、山崎監督が昭和物の「オトナ帝国」に着手する助走であると考えておきたい。 【チューン】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-09-11 18:41:57)
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