みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
10.面白くなかった。是枝監督作品とは、相性が悪いのかも。駄作・嫌悪作はないのだけれど、のれない。ぺ・ドゥナのオッパイだけが良かった。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 5点(2018-12-22 21:38:06) 9.《ネタバレ》 これはジャンル的にはホラーなのか?アイデアとしてはチャッキーに近い気がする。リアル版チャッキーが日常生活を送るという内容なのだが、最後まで飽きさせない取り方は、さすがは是枝監督というところだが、面白かったかどうかでいうと普通である。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 5点(2015-02-13 16:43:39) 8.《ネタバレ》 是枝監督の悪ふざけなのか、自身の印象を変えたかったのか、それとももっと純粋にこれを撮りたかったのかどうかは不明ですが、2時間も観させられるのはちょっと。コメディいとしては面白かった。ぺ・ドゥナが自分で空気を入れるシーン、ARATAに空気を吹き込まれるシーンは必見。笑 【なこちん】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-02-17 01:55:53) 7.《ネタバレ》 以前から勧められていて、ようやく観る機会にありつけました。 前評判から自分がイメージしていたものと違い、正直全体的に暗い。 板尾さん演じていたファミレスの店員が唯一楽しみにしていた時間が、この空気人形、言い換えればダッチワイフですよね。 そのダッチワイフに心が生まれるのだから持ち主と空気人形との人間関係に注目すると思うのですが、「私は空気人形…ただの代用品…」とばかりに表に出て、日常の世界に興味を抱いていくのです。私的には持ち主から離れていくのだから、人間を毛嫌いするとばかりに思ったのですが、中年ОⅬやお爺ちゃん、レンタルビデオ屋の店員と心が通じていくのだから不思議です。 どうして彼女は板尾さんを許せなかったのでしょう。 前の恋人の代用品と思われるのが嫌だったから? ここに出てくる登場人物のほとんどは自分を同じように代用品同様に価値観を見失っています。 いろいろな偶像劇が登場するのはいいのですが、何か、こう、これといって、意外なキャラクターが出てこないんです。 キャラクターが出てこないから、結局、なんで空気人形にしたんだろうって思っちゃうんです。 80年代に「マネキン」という、とても魅力的なファンタジー映画がありました。 デパートのマネキンが一人、主人公の男性の前だけでは魅力的な人間の女性になるという映画です。パーッと明るくなるハッピーエンドの映画でした。 この映画に同じものを求めようとは思いませんが、ラストの男を殺してしまうブラックユーモアが私にはブラックすぎてユーモアが欠如しちゃっています。 私的には、せっかく空気人形に心が生まれたのだから、もっともっと優しさを注ぎ込んであげてもよかったのではないかと思います。 そう、優しさが足りませんよね。 【クロエ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-12-02 00:33:18) 6.《ネタバレ》 レンタルビデオ店員なのにこんないい部屋すめるのだとか二人で休み多すぎじゃない?とかどうやってアルバイト受かったの?とかファンタジーとは別の部分がすごく気になった映画だった。伝えたい空気感と切なさとかはわかるんだけど今の心境的に共感は出来ず。まあ主人公はいいんでない? 【とま】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-10-10 13:33:34) 5.《ネタバレ》 『リンダ・リンダ・リンダ』のペ・ドゥナが良かったので見たいと思っていた作品。考えていたよりずっと良かった。ARATAとのSEX(?)シーンが官能的。空気を抜いて空気を吹き込む。 オダギリ・ジョーがいい役だなあ。すべてがわかっていて、ある意味〈神〉のような存在か? 【フラミンゴ】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-03-17 16:54:29) 4.《ネタバレ》 ファンシーで画が綺麗なので、そこそこ興味を持って鑑賞できた。 大人のお伽話とも言える内容は、それほど努力せず、すっと飲み込める内容だと思う。 物語のアウトラインを途中の老人が詩によって説明してるので、特にサプライズもなく終わった。 というか、そのまんまのエンディングに多少残念だった。 面白い場面もあったけど、退屈に(私の観方が悪いのか)稚拙に感じる場面も間々ありました。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-12-17 03:26:08) 3.《ネタバレ》 心を持った空気人形は、その空洞を満たしたかった。愛で満たされることが最もシンプルで最も満足を得られる方法だろう。でも、本来男性の自慰のために製作される空気人形はあくまで道具であり、行為を通して愛情が注がれることはない。また、自慰行為が纏う後ろめたさは、人形の自我を否定する。持ち主の板尾が「元の人形に戻って欲しい」と言ったのは、残酷だけどよく分かる。もっと残酷だったのは、レンタル店のお兄さん。彼は空気を抜いては吹き込む、を繰り返した。男性観賞者は同意すると思うが、しおれて蘇るぺ・ドゥナの肉体に性的興奮を覚えるのである。恋心を抱いた相手からも道具として扱われる…。そんな扱いを受けても、彼女はその本能からか、献身的な姿勢を失わなかった。自慰行為の後ろめたさを全身に引き受け、アイデンティティを無視され、それでも健気に献身する彼女は性の女神だ。人の業を引き受けて十字架に磔にされた有名人にイメージが被るが、こちらは数名の下半身欲求に救いを与えただけ。人は心を満たすことを希求する。でも、満たされている人は滅多にいない。空気人形の視線を通して、心の飢餓感と、満たされることの難しさを見せられる映画でした。ペ・ドゥナの物怖じしない演技が、重たいテーマを優しく湿り気なく見せてくれます。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-11-23 02:11:14)(良:1票) 2.《ネタバレ》 ぺ・ドゥナは素晴らしい 空気人形からひとへと徐々に姿を変化させていくとき 彼女が触れる物干し竿に滴る雨水のように透明で潤いに満ちている 李屏賓は侯孝賢の映画で切り取るような美しさをワンショット毎に魅せるのだし その中で動く彼女は躍動的である 彼女は輝きを放ち続けるのだが その反面 呟き続けるこころの虚無は実につまらない 空気が入っただけの人形があるときこころを持ってしまう 肉体を保持することなく精神だけを得るのだ しかしそのこころは真のこころではなく ひとの真似ごとであり 本当のこころとは何かと探し求める話であるようで そうではない 彼女は肉体を得ることのできない虚無であり 周囲は肉体を満足に使いこなせない虚無である それらを同列に挙げて社会の虚無を描くということが無理なのだ まずこころが空っぽなひとなどいない 空っぽということは何も無いということだ ひとは虚無というこころを持って生きている だからこそ辛いのだし乗り越えるのが困難なのだ 無いものを越えるなんて誰にでも出来る 虚無という過酷さはてっぺんが見えないほどに聳え立っているのだ であるから彼女が本当のこころを持ちたいと追い求めれば追い求めるほど ひとの本当のこころというのは実際は大概が虚無である という過酷さに堕ちていかなければならない しかし 恋をしました 恋をすることは辛いことです などという社会性の稀薄な問題などさっぱり過酷ではない 社会の虚無とは恋心などという甘ったるい幻想とは比較にならないほど過酷だ その過酷さに直面しなければ虚無の向う側は現れない どのひともそれぞれあーだこーだと事情を抱えていてるのは当たり前であるし 吉野弘の「生命は」という詩による人類愛を讃えるような青臭さ つまり虚無を他者に満たしてもらおうという甘ったれた結末 それでいいのかという疑問しか沸かない そんなことまったく興味がないし 2時間近く椅子に座って わざわざ映画なんかから教えてもらうことではない この映画では是枝監督が今まで描いたような人間の悪さという部分が欠落している その人間の悪さというのは当たり前のものなのにも関わらず それをわざわざ計算高く緻密に用意周到に描くから嫌いだったのだが いざ毒を抜いたら随分優しくなってしまったなという印象だった 【すぺるま】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-11-05 01:35:06) 1.こりゃポルノだな。昭和時代、場末のポルノ小屋に入場するとよくこんな映画をやっていた。どっ暗い、人が普段眼にしたくない現実の一面を撮って何か意味のあることをやっている気になるというあのエッセンス。人によるだろうが、私は共感しない。生理的にダメ。途中から「もうわかったから早く終わってくれ」と願うばかりであった。 エンドロールを見て原作があの自虐の人だと知り納得。やだよ。 こんな話にはもったいないほどの映像の質の高さには唸りっぱなしだったけどね。 【アンギラス】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-10-01 19:55:19)(良:2票)
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