みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
9.《ネタバレ》 原作が有名なのは知っていたが読んだことはない。この映画を見る限り普通に面白い話にはなっている。 映像面でいえば、以前に「海賊とよばれた男」(2016)というのを見た時は(三丁目は見ていない)、かつて実在していたものを現に存在しているように見せられたので驚いたが、この映画ではマンガを立体化して実写映像と違和感なくすり合わせした感じなので、それ自体で感動というほどでもない。 また出演者に関して、個人的には深津絵里、橋本愛といった女優を好きだと思ったことがないので主要キャストに関しては不満足である。主人公の同級生役で出ていた山谷花純という人は前から知っていたので注目していたが、最後に二つになってしまったのは残念だ(原作では死なないはずではなかったのか)。ほかどうでもいいことだが、東出昌大という役者は身長が高すぎだ。 以下余談として、原作は1988年からの発表とのことだが、この映画でも冒頭からしていかにも20世紀の青臭い環境論が鼻につく。それほど人類による環境負荷を嫌うのなら、半分とか1/100とか言わず絶滅させてしまえばいいだろうがと思うわけで、何をどうしようという観念もなく声高にアピール(自己主張)して終わりの昭和臭さを感じる。何なら先進国が温室効果ガスを削減する代わりに途上国には人口を削減してもらうかといった皮肉も言いたくなる。 また犬に関することでは、生きた犬も死んだ犬も同じく尊重すべきと思うのは構わないが、そういうことをいえばヘビもカラスもカマドウマもコウガイビルも全部同じように扱わなくていいのかと言いたい。愛護動物を前面に出した方が一般にはわかりやすいとしても、地球環境問題を尖った形で取り上げる割に、生物多様性という面では大して考えていない状態のように見えた。 まあ続編があることがわかっているのでここで突っ込んでも仕方ない。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 5点(2018-07-28 17:28:14) 8.著名漫画の映画化としては悪くないと思いました。よく知るタイトルですが、原作に対する誠意は感じました。私の言葉では「可もあるけど、不可もある」。映画の感想は以上です。 以下、余談になります。冒頭のナレーションに違和感を覚えたことが鑑賞後に最も残っていることです。地球人口が半分になっても地球環境的には現状とさして変わらないと思います。人口が1/100になったら垂れ流す毒はゼロになるような気がしますね。でも同時に、その人口では現在の産業文明を維持できないと思うので農耕社会へ逆戻りじゃないかな…。しかし、地球人口が1/100になるのは、温暖化の後に来る次の氷河期のタームでしょう。 悲しいかな、環境議論に対する世間の興味には流行り廃りがあって、本作の原作が書かれた当時は地球規模の環境保全意識が最も盛んだった時期でした。有名企業がこぞって「地球に優しい」を合言葉に企業CMを作っていました。そんな時勢なので、原作には頷く部分が多かった。でも、現在の環境に対する意識は当時ほどではありません。なので、今更の映画化に違和感を覚えたのでした。 現在、私の危機意識を刺激するのは、地球環境より少子高齢化だったりします。地球環境は改善しませんよ。自動車を全廃するとか、クーラーを無くして扇風機とうちわの時代に戻るとか、それくらいのことをやらない限り現状の気候変化には歯止めが利かないと思います。で、それは出来ないので環境は悪化し続けるでしょう。国際会議の温暖化対策目標なんて、気休めと云う意見です。 残された可能性は、環境を変えることが出来るくらいに科学技術が進むこと。地上のクルマが全て最新型のプリウスになれば希望はあります。少子高齢化はその可能性を損なう事態です。特定の野生動物の絶滅を危惧する前に、政府はニッポン人を絶滅危惧種に指定して政策を策定して欲しいと思うこの頃です。 すみません、映画レビューになっていませんけど、本作の冒頭ナレーションに覚えた違和感を書かせてもらいました。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-01-30 02:04:35) 7.“バランス感覚優先で一般向け商業映画に仕上げました”な映画。ホームランではなく、きっちりシングルヒット狙いが功を奏していると感じます。これはこれで正しい映画化のかたち。ただ、原作ファンからしてみれば特大のホームランを狙って欲しかったなあと。それだけの価値がある原作だと思うのです。もちろん結果三振でも構いません。そういう意味では、個人的に決して好きな監督ではありませんが、園子温監督にメガホンを取って欲しかったなあと。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-08-20 21:57:54) 6.高校生の頃、原作をリアルに読んでいました。とにかくハマって、友人達の中でも、特別なマンガだったと記憶しています。あれから10数年…いや、20年?(涙)。実写として見る事になるとは… 個人的に驚いたのは、原作の「コマ」がところどころ思い出される映画で、「次は、こういう展開だったなぁ」「こんなセリフだったなぁ」と思って見ていると、違う。という、当時の記憶との葛藤でした。意外と憶えているものですね。思春期に読んだ印象が強過ぎるのか、原作で感じた主人公の苦悩や、成長を、今作ではあっさりしていて、上手く感じられてませんでした。2時間という、時間的な制約があるのは仕方ありませんし、時代も変わったし、こういうシナリオの方が良いのかもしれませんが… 色々と不満もありますが、あの長いマンガを、コンパクトに上手く纏めてたところは、ある意味凄いなぁと感じました。 個人的には、お母さんとの対決の箇所は、もう少しドラマ感を入れてほしかったかなぁ。原作のように顔が変形するとき目を反らすとか。 この物語は、とても「人間味」が大事な気がするので。 【sirou92】さん [インターネット(字幕)] 5点(2015-08-08 01:31:49) 5.《ネタバレ》 原作は知っています。最近アニメ化されたものも一応鑑賞ずみ。テレビで特別編が放送されていましたが、内容がよくわからない部分が多く、後日DVDで再視聴したところかなりの編集カットがされており、本来の作品とは全く違ったものになってしまっています。テレビだけの鑑賞の方はDVD等で再視聴されてみてから評価したほうが良いかも。内容については映画化にあたり寄生獣という設定を生かしているだけでかなり原作とは変更されていますね。映画化で尺を短くしないといけないのでこれも仕方ないかと思いますが、原作を知っている方たちには、かなり違和感があるかも。私も原作でパラサイトが一度乗り移った者と違う性別へ乗り移った場合に制御が難しく拒否反応がおきるという設定があったので、Aが母親に移るのはどうかと思って見ていました。後藤が食っていたあの薄切り肉はどう見ても牛肉にしか見えないし、その中からピアスが出てきて実は人肉という落ちはちょっと無理がある。もうちょっと厚切りにしないと・・・。結構突っ込みどころ満載ですが、ホラー映画嫌いな私が鑑賞できる作品がまた一つできました。次回作もあまり期待せずDVDで鑑賞いたします。 【pokobun】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-05-23 19:54:33) 4.原作既読です。映画化されるにあたり、期待しつつも不安ありという気持ちでした。映画館での鑑賞は結局せず、レンタルにて見ました。う~ん、兎に角薄っぺらい・・・。原作の表面をやさしく撫でたような出来。面白くないことはないが、何の感情もわきませんでした。まぁ、想像通りといえば、想像通りですが・・・。期待が大きすぎたかな。 【はりねずみ】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-05-06 13:31:38) 3.《ネタバレ》 完成度の高い原作に対してもっと踏み込んだ描写でもイイとは思うのだが、凡庸極まりないここらへんが限界か。「テレビアニメ版よりも出来がいい」という大番狂わせだけでも、今作の実写化という意義はあったのかも。完結編に(それほど高くない)期待を。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-05-03 02:08:01) 2.《ネタバレ》 アニメも現在視聴中。全体を通して無難にまとまっていました。気になったのは、新一の性格です。ごく普通のいまどきの高校生で、ちょっと頼りなくて手を貸してあげたくなるような感じではないんですよね。アニメで、ミギーの細胞が体に回った後、人が変わってしまった新一に対して、「ごめんなさい。人違いでした。」と言い放ち走り去っていく村野が好きだったのですが、映画では特段性格が変わった感じを受けなかったので何かしっくりきませんでした。新一の性格って、この作品において結構重要だと思うのだけど・・・一番印象に残っているのが、余貴美子さんが頭をぶんぶん振り回し、新一に攻撃してくるシーン。シュールすぎて笑ってしまいました。大女優に何をやらしてんのよ、山崎監督。後、エンディングで流れたBUMP OF CHICKENのパレードっていう曲のクオリティーの高さに驚きました。 【スノーモンキー】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-12-15 00:28:26) 1.《ネタバレ》 コミックなら、体質の変化した主人公の眼光に宿る獣性を描線によって描き分けて 表現するだろう。 映画ではそれを照明効果や、芝居の変化・差違によって表現するわけで、 そのための美術部員であることの設定であり、 バスケットボールシーンの軟弱でぎこちない動きや 恐怖に慄く姿の提示があるのだろうが、そこが具体的な描写として弱い。 なので、単に設定や説明台詞に頼っている感が強くなる。 後半、校舎の高層階から飛び降りるアクションなどももっと突出していい。 主人公らに迫る敵方というシーンも、あと何メートル、、何メートル、、 の説明一辺倒では描写となり様がない。単に意味を伝えているだけだ。 足音なり、影なり、カッティングなりをより駆使してサスペンスを 醸成するのが映画だろうに。 同じモーフィングでも、ジェームズ・キャメロンの液体金属のほうがまだ恐怖感がある。 それと終盤の染谷将太のシーンで、見るに耐えないひどい手ブレショットがあるが、 ああいうのは少なくともNGとして欲しい。 良かったのは、息子の窮地を咄嗟に救う母親の右手だ。 中盤で、無意識的に染谷と腕を組もうとする余貴美子の仕草などが 引っかかってくるのだが、 それらの小さな違和感をラストの際でしっかり感動に転化させるあたりはしたたかである。 剣道や弓道などの伏線の10倍は気が利いている。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-12-01 20:16:26)
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