みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
9.マーゴット・ロビーが好きだ。 いまやハリウッドのトップ・オブ・トップの女優に上り詰めたと言っても決して過言ではないこの俳優の魅力は、リアルな“叩き上げ感”とそこから溢れ出る強かな人間性そのものだろう。 1990年生まれ、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」で、主演のディカプリオの妻役としてマーティン・スコセッシに抜擢されたのが22〜23歳頃だろうから、若くして成功した俳優の一人であることは間違いないが、オーストラリアから裸一貫でのし上がった苦労人でもある彼女には、俳優・映画人としての天賦の才と、生きる上での聡明さが備わっている。 そんな人間的な厚みが備わっているからこそ、マーゴット・ロビーという女優は、セックスシンボルにもなれるし、馬鹿にもなれるし、イカレ女にも、痛い女にも、ミューズにも、ヒーローにもなれる。 本作「フォーカス」で彼女が演じている詐欺師のジェスも、まさにその適性に合ったキャラクターであり、ベストなキャスティングだったとは思う。色仕掛けとスリを得意とし、詐欺師としての才能を開花させていくヒロイン像は、ハマり役と言えよう。 そのヒロインを圧倒的な詐欺師の技量で魅了していくのが、主演であるウィル・スミス演じるニッキー。 常に相手を騙し続ける凄腕詐欺師のキャラクター造形は主人公らしく、ウィル・スミスの多才さとも相まって悪くはなかった。 が、しかし、その完璧だった詐欺師像が、魅力的なヒロインの出現によって乱れ、崩れていく。 まさにその天才詐欺師に生じた不協和音こそが、本作のストーリーにおけるミソなわけだが、最終的にはその綻びが綻んだまま、少々グダグダな展開のまま終着してしまった印象を受けた。 ヒロインに対して恋愛感情を抱いてしまった主人公が、詐欺師道を貫くために、彼女から離れる展開までは良かったが、その後再開してクライマックスとなる大仕事に挑むくだりが、中途半端で盛り上がりに欠けた。 詐欺師映画である以上、映し出されるすべてのシーンに何かしらの意味があって然るべきで、“騙す相手”は、大富豪のボスなどではなく、スクリーンの外側の観客であるべきだと思う。 無論、本作においても、最終的にアッと驚く仕掛けを用意しているつもりであろうが、結局のところ主人公がヒロインに対してただただメロメロになっているようにしか見えず(実際彼女の本質を見抜けていなかったわけだし)、カタルシスを得るまでには至らなかった。 まあ、そういうグダグダな雰囲気は、往年のヨーロッパの娯楽映画を観ているようでもあり、おしゃれでキッチュな落とし所は嫌いではないけれど、主演のウィル・スミスが、作中のキャラクター的にも、俳優としての支配力的にも、マーゴット・ロビーに喰われているなという印象は拭えない。 それならば、マーゴット・ロビー演じるジェス側に、すべてを覆す思惑や計画を持たせて、名実ともに主人公と観客を“支配”してほしかったところだ。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-11-03 09:13:22) 8.前半の緊張感が後半も続けばいいのに。 【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-09-02 21:27:38) 7.無理が多すぎ。観客を騙すことに注力しすぎてて、映画としておもしろいかどうかがおざなりになっている。スティングには遠く及ばない。 【センブリーヌ】さん [インターネット(吹替)] 5点(2023-01-09 23:52:29) 6.前半はハラハラドキドキしたけど,後半は失速気味. ウィル・スミスは,ヒーローでいてほしいと思ってしまった・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 5点(2021-05-04 23:15:38) 5.いいコンビの二人だと思った。Focusという題があまり生きてこないし中だるみがあり、少々期待しすぎたのかもしれない。 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-10-11 18:19:15) 4.《ネタバレ》 観てて特に退屈はしないけどなんか物足りないんですよね、これはウィル・スミスが主演の映画に私が共通して抱く感想でもありますけど。本作でも「俺ウィル・スミス、なんか文句あっか!」てな感じの存在感ばかりが目立って、とても腕利きの詐欺師には見えない。前半はフットボール場の賭けを含めて(もっともこれは詐欺と言えるのか?)騙されっぱなしだけど、スミスの騙す演技と素の状態の演技がほとんど一緒なので(監督はこれがコン・ゲーム映画のストーリーを際立たせると思っているみたいだけど、それはどうかな?)イマイチ観てる方としては乗り切れない。そして後半になるとガラッと趣が変わる感じですが、まさか最後のオチがオスカー受賞したあの名作コン・ゲーム映画の再利用とは驚きでした。マーゴット・ロビーの女スリのキャラも謎めいて引っ張ろうとする演出でしたが、まさか単なるバカだったというのはサプライズ。でもねえ、ウィル・スミス、あんなことされちゃあ普通死ぬでしょ(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-07-27 21:32:53) 3.詐欺話は観てる側も一緒にだまされて「やられたー」と快く驚くパターンが好きです。伏線の回収がキレイであればあるほど良し。 で、こういう観点から見れば、アメフトの観客席での大一番、ここが本作のピークと言えましょうか。何故か時も舞台も移しての後半は、ちまちました騙しの仕掛けが多すぎてややこしい。ばたばたと切り替わる画像挿入も理解しやすいとはいえない演出で、戸惑うことが多かった。ゆえにカタルシスも大きく削がれることに。この急な失速っぷり。前半と後半では違うスタッフが手がけたかのよう。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-07-02 23:56:47) 2.ヒロインが魅力的だと、それだけで映画って成立しちゃうんだな-。私の場合。それにしてもラストシーンははいただけない。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-03-30 21:41:39) 1.うーん。どれもどこかでみたような展開で、予測できてしまう。 マーゴットロビーが美しいので、画面に飽きることはないんだけど平凡娯楽映画でしかないです。 【ギニュー隊長★】さん [映画館(字幕)] 5点(2015-07-04 12:31:10)
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