みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
2.《ネタバレ》 驚くほど何も起きません。リストラも離婚も退職も、あるいは老いらくの恋も、ドラマでも現実でもよくある話。今さらもったいぶって見せられても、という気がしないでもありません。さすが大御所監督になると、何のヒネリがなくても映画になっちゃうんですねぇ。 見どころがあるとすれば、大泉洋と宮藤官九郎と吉永小百合がどう絡んでどんな演技をするか、ということぐらいでしょう。これはこれでけっこう楽しめましたが。 まったく余談ながら、この作品で田中泯が演じる浮浪者の名が「イノ」さん。たまたま少し前に見た「学校」で田中邦衛が演じた浮浪者も「イノ」さん。何かこだわりがあるんですかね。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2025-04-16 00:25:39)★《新規》★ 1.《ネタバレ》 まあある程度仕方はないのかもしれないけれど、山田洋次監督もだいぶお年を取られてきたな~と感じずにはいられませんでした。とにかく観ているこっちが恥ずかしくなってしまうようなクサイ台詞のオンパレードはまさにザ。昭和で、古き良き時代とかそういったニュアンスではなく、もうそういったことを平然とやれてしまうようになってしまったんだなと。昔の山田洋次監督作品にも確かにクサイ台詞はそりゃあありもしたけれど、なんていうか作品の中で自然としっくりときていたんですよ。でもこの作品でのクサイ台詞は妙に浮いちゃってるんです。違和感に似たような、ビシッとハマってこないんです。必要以上に演じさせちゃってるんです。大泉洋のナレーションもいらないなと。はい。だからとにかくもうみんながみんなお芝居していますよ、演技していますよっていうのがヒシヒシと伝わってきちゃうんです。そうじゃなく感じる場面は多分ですが即興のアドリブなのかも。大泉洋が布団につまずいて転ぶシーンとか(笑) それと「寅さん」はフーテンで自由気ままだけど将来の不安しかない不安定さと、それと相反する町工場の大変だけれどもなんとか地に足のついた生活ができている安定さを描いていたけれど、この作品ではサラリーマンがまるでダメで、ホームレスが天使なのかも、て、ええ!!?? ですよ。サラリーマンの人たちだってみんなそれぞれ苦労しながらでもそれでも頑張ってるんだし、ホームレスの人たちもみな理由はあるのかもしれないけれど、もう少しエンタメとして前向きな演出で再起に向けて頑張る姿もあってよかったようにも思える。「寅さん」とは真逆過ぎちゃって戸惑いを隠しきれません。 それと新しく来た外国の神父さんやお掃除機のルンバとかに対するダメ出しな演出もあまり気分のいいものではなかったですね。 もうちょっとホッコリできる映画かと思ってたけど、自己犠牲が美しいみたいな感じで終わちゃって特に何も残らなかったです。 PS:山田洋次監督といえば前で演技しているその後ろでエキストラもしっかりと演技をしている。ていうのがよくあるんですが、今回も同窓会の相談で訪れた居酒屋でのシーンで、後ろの個室で賑やかに宴をしているエキストラの人たち、めっちゃ演技しててニヤってなりました。ほんと、好きですよねこういうの。 とまあさんざんダメダメな感じで言ってはきましたが、私も昭和の人間なのでどうしてもこういった世界観は落ち着けちゃうんですよね。なので出来不出来抜きでこの点数です。はい。 【Dream kerokero】さん [インターネット(邦画)] 5点(2025-02-23 20:34:56)
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