みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
2.《ネタバレ》 ジョン・マクティアナンは自分の好きな監督さんです。彼の初監督作とのことで鑑賞してみたのですが、 まず音楽がビル・コンティだったのに驚きました。ビル・コンティは007の音楽も一度担当しており、 本作では若かりし頃のピアース・ブロスナンが主演してるわけですが彼ものちにジェームズ・ボンド役に 抜擢されるのでこれはある種の縁というやつですね。 巨匠と呼ばれる映画監督はなぜか初監督作品がホラーであることが多いのですが、 本作の場合は普通のホラーとは少々違っておりまして、このノーマッズという悪霊が見た目単なるパンク集団なわけです。 そんで連中が出てくるシーンは大抵威勢の良いロックがかかってるわけで、悪霊っぽい描写が微塵もない。 なので普通のホラーだと期待してみるとなんじゃこりゃと思う人続出だと思います。 途中出てきたシスターも単なる悪夢だったし、ビルから突き落とした男も他の人には見えてなさそうだし、 単なる不良集団を悪霊だと思い込んだだけなのでは、という線も残しつつ描いていく。 そういうどちらとも捉えられる含みを持たせる設定は好みだけど終盤は急展開していきますね。 そんであの結末。ノーマッズに殺されるとみんなノーマッズになっちゃうということでしょうか。 不満点といえば主人公の医者がひたすら記憶を追体験するという設定が安直で、 彼女と人類学者にもう少し何かしらの繋がりを持たせて説得力を持たせるべきだなと思いました。 【あろえりーな】さん [インターネット(字幕)] 5点(2025-02-05 14:00:41) 1.《ネタバレ》 ヒロインの女医の見る幻覚の中で(行動を伴うので単に見るだけの幻覚とは言い難いリアルな追体験なのですが)若きピアース・ブロスナン演じるところの人類学者があまりに無謀でアホな行動をしまくるので、その原因と彼の心境が明かされて行くまではイライラが募るばかりでした。 中盤以降に物語の全体像が見えてくるとある意味納得は出来るのですが、代わって存在感を増す悪霊?の存在が次なる苛立ちの元になって来ます。 ワケありの場所に人を引き込むという役回りのようですが、地縛霊のようでいて地縛霊ではない。強いて言えばやはり悪霊。それも集団行動するからタチが悪い。歩くしよじ登るしバイクやクルマを乗り回すし、悪霊なのに物理的に移動して迫って来る。そして結局人類学者も仲間入りしちゃう。 果たしてこの悪霊たちは何者だったのでしょうか?目を付けた人間の命を奪って魂を仲間に引き入れる存在、なのでしょうけれど、おそらくは旅先の未開部族の呪いか何かを連れて来てしまったようですが、そのあたりは電話のやり取りやビジュアル的な表現でほのめかす程度で明言はしません。それから、一人のシスターを残して壊滅的な状態に追い込まれた教会との関係も良く解りません。 全体的な作りは映像的にも音楽的にも丁寧に作られていて見応えもあり、少なくともB級ホラー的なイメージは薄いのですが、観終わってみれば恐さよりも何となくモヤっとした感じばかりが残る作品でした。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-07-25 10:11:12)
【点数情報】
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