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【クチコミ・感想(5点検索)】
1.《ネタバレ》 ここまでのシリーズとは違った空気を持つ作品でした。マドンナ役のリリー(浅丘ルリ子)が堅気の純日本的美人ではなく場末の歌手として登場し、自らを「フーテン」と語ります。男女の違いこそあれ、寅次郎との共通点が多々ある。北海道・網走の海辺での会話に、似た者同士のシンパシーが漂います。寅次郎は「恋慕」というより「友情」を覚えていたと思います。でも二人に徹底的に違っている部分がありました。家庭環境です。毎度毎度ケンカをしながらも、寅次郎には帰る場所がある。悪口を言いながらも、寅次郎を心配する家族がいる。この普通の有難さがリリーの家庭と対比されます。そんなリリーを気遣う寅次郎の優しさが見えた一篇でした。 逆説的な意見になりますが、下町庶民的な家庭の普通さと、寅次郎の破天荒さのコントラストが、このシリーズの根本を支える秀逸な設定なのだと再確認しました。 それにしても、リリーが「死ぬほど惚れて惚れて惚れ抜いてみたいわ」と言った時の迫力は大したもので、その刹那、松竹映画が日活映画になりました(笑)。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-08-26 01:14:42)
マーク説明 |
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《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
33人 |
平均点数 |
6.91点 |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 3.03% |
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4 | 1 | 3.03% |
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5 | 1 | 3.03% |
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6 | 11 | 33.33% |
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7 | 5 | 15.15% |
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8 | 11 | 33.33% |
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9 | 3 | 9.09% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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