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【クチコミ・感想(5点検索)】
3.サトウ・ハチローがゲテモノと評した子どものころの美空ひばりのゲテモノぶりが如実に味わえる。「おばちゃん、死んじゃいや」と泣きじゃくるあたりや、「さんちゃん、おじちゃん」と粘っこく川田晴久をを探し求めるあたり。だいたい「達者な子役」ってのは総じて気持ち悪いものだが、彼女の場合、それが煮詰まっている。このベトベトした気持ち悪さは「悲しい酒」のようなしみじみした歌や、「柔」や晩年の“人生の応援歌”ものなどの底にも生き続けていた気がする。だから彼女の歌で好きなのはそういうベトベトがない「お祭りマンボ」などのコミックソングだ(「車屋さん」も入れてもいいかもしれない、あと『七変化狸御殿』の中で歌ってた「日和下駄」ってのもいいの)。しかしちょっと前まで戦争協力の歌を量産していたサトウ・ハチローにどうこう言われたくない、という思いはひばり側にあっただろし、ゲテモノとして簡単に片づけてしまえる存在でもなかった。時代がゲテモノを要請していたのか、それとも日本文化の根っこにゲテモノ的なものが存在しているのか、そんなことを考えさせられる彼女の媚態ではあった(歌舞伎の子役ってのも、だいたいこういう哀れさ・けなげさを強調する役だが、あちらではわざとゆっくりとした棒読みをさせ、様式に閉じ込めてリアルにしない工夫がある)。終盤のアチャコが身の上を語る長ゼリフは、フレーム外の膝元のカンニングペーパーをしっかり読んでたな。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-03 10:01:11)
2.内容的にはどうということもないのだが、とにかくひばりちゃんのオーラを鑑賞するための作品。特に、常にピシッと伸びた背筋の力が凄い。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-02 22:45:46)
1.物心ついた時からテレビに映る美空ひばりという人には、他の歌手とは格段に異なる「私は偉いのよ」オーラが漂ってました。子供心に、何でこのヒトはこんなに偉そうなんだろう・・・?と不思議に思う事もしばしば。「愛燦燦」という曲だけは良いなあと思っていた矢先、急逝されてしまいそのまま自分の興味もここで一旦フェイドアウト。昔の日本映画を見るようになって、ようやくこの方の人気の所以がなんとなく理解出来るようになった次第。このヒトはガキの頃から「美空ひばり」以外の何者でもなかったんだなあ・・・という感慨が。特に美少女だったわけでもなく、芝居が巧いわけでもない。女優というより、あくまで「美空ひばり」という有一無二の存在。別に好きになったわけでもないのに「三人娘」シリーズ制覇、結構主演作を次々に鑑賞してしまったのはなんでだろう・・・?どこか哀愁漂う歌声が、戦後すぐの風景には合っていたとは思いますが。さてさてこの映画・・・ジャンルとしては「喜劇」のはずなのに、笑える部分はほとんどなし!人情悲喜劇?みたいなもの。日本映画初のハワイロケというのがウリらしいが、ストーリーとは全く絡まない夢のシーンの中でのみ使うなんて。へんなの・・・。「おじちゃん、三ちゃん!」っていうひばり嬢のこしゃまっくれた叫び声がやけに耳に残ります。この時期にはまだ、こんな戦災孤児の子供が巷にも溢れかえっていたんだろうなあ・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-04-12 12:31:20)
マーク説明 |
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
7人 |
平均点数 |
5.43点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 1 | 14.29% |
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5 | 3 | 42.86% |
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6 | 2 | 28.57% |
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7 | 1 | 14.29% |
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8 | 0 | 0.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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