みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
3.《ネタバレ》 『太陽の季節』と言えば“障子破り”です。これそのまんまテストに出ます。検索をすれば、この場面がどれだけ生々しいか伝わります。 その映画化なんですが、きっと多くの昭和の文学女学生が、この場面観たさに劇場に足を運んだことじゃないでしょうか? ボーイフレンドとなんか行けないってか、居ない。友達とも恥ずかしくて行けない。ましてお父さんや弟なんかとは行けない。一人でコッソリ、同じ学校の子が居ない隣町まで、あの場面観たさに、映画館に行ったんじゃ…ないでしょうか?? …まぁ氷の微笑のあの場面以上にガッカリ再現だったと思います。私なんて、原作を読まずに、この映画を観たものですから、あの場面は何が起きたか解らない状態でした。 もちろん当時も今も長門裕之の“長門裕之”を観せる事は出来ないにせよ、他に方法が無かったのかと試行錯誤した結果『意味深な“間”を作って本を投げさせる』って手段に出たんでしょう。原作を熟読していた人には、ある意味アリですが…ドキドキを返せ!って気持ちにもなります。例えばですが「バリバリ」と乾いた音を入れるとか、南田洋子が視線を少し下げるとか…いや、この時代なのに流石にエロいか。 コマ送りで観ると、障子は破けていなくて、本がぶつかって破れます。あと長門裕之はずっとタオル巻いてます。文学なので障子を処女膜に見立てて、破ったり破られたりしてたんでしょうね。映画だと“竜彦の誘惑に負けた英子”って事になるんでしょうか。確かに、竜彦は金持ちで、女を抱いて面倒になったら捨てる最低男。ほぼほぼ共感できない設定ですから、英子の自滅の物語でしたね。 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2025-03-11 21:30:19) 2.《ネタバレ》 葬式に参列した津川が突然香炉を英子の写真に叩きつけ「あんたたちにゃ何も判りゃしないんだ!」と叫ぶシーンがあったが、うん確かに。わたしもよく分からなかったよ、ポカーン。エンディングが葬式帰りの津川って・・・。津川もヨットで英子とふたりっきりのクルーズを楽しんだり、ナイトクラブに出入りしたりと高校生のわりにずいぶん大人びた感じのデートしてたね。当時の世相というか50年以上前の若者たちの様子を垣間見れたのは楽しかった。当時はもちろん留守番電話もないので、相手を待たせる間に流すオルゴールの受話器受けとか珍しかったなあ。あと宣伝ポスターの「俺の恋人を兄貴に五千円で売ってやらぁ!」というキャッチコピーもなかなかすごい。ピンとこないけど当時の五千円って相当な額なんでは。津川を愛して、彼だけに向き合おうとした英子。なのに他の女とも気安く接触してころころとヒロインに対して様子が変わる津川。この設定に思わずリアルの南田洋子と自由奔放に人生を歩んだ長門裕之の夫婦生活がかぶります。 【☆Tiffany☆】さん [地上波(邦画)] 5点(2009-10-28 22:56:13) 1.石原慎太郎さんはこの原作で芥川賞をとって、それで「太陽族」てのが流行ったんですね。そこまでは知識では知ってても、小説は読んだ事ないからストーリーは予備知識なしで見ました。初見の感想としては、いゃぁなんだかもの凄く淡々としていて、感情移入うんぬんの映画じゃないですねぇ。彼女が死ぬのもまた唐突なんだ。小説を読まない限りなんともいえないけど、たぶん奔放さが当時の若者にウケたんだ。それでこの映画にそれが表現されてるかというと、どうもそんな感じがしない。なんかお上品すぎる。だから作品としてはちと失敗かなぁ?ちなみに裕次郎さんは実はチョイ役。都知事本人もサッカー部員役で一瞬だけ出演してます。 【あろえりーな】さん [DVD(吹替)] 5点(2005-12-25 02:40:52)
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