みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
2.《ネタバレ》 如何にも低予算といった感じで、サメの出番自体は少ない本作品。 でも、最初と最後とに見せ場を用意している為、枠組みはキッチリしているように感じましたね。 カーチェイスにも力が入っていて、もしや監督さんはそちらをメインに撮りたかったのでは? と思えたくらい。 「ジョーズ」や「ターミネーター」などのパロディ演出が盛り込まれているのも、見所の一つ。 バレないように剽窃している感じではなく、ちゃんと分かり易く「皆も元ネタ分かるよね?」と訴えるような形に仕上げているから、何だか憎めないんですよね。 車で刑務所に突っ込む前に、わざわざサングラスを掛けてくれる辺りなんて「そこまでやるか!」とツッコみつつも、面白かったです。 難点としては、映画の大部分を占める人間ドラマのパートが少々テンプレ過ぎて、退屈に感じる事が挙げられるでしょうか。 「私はもう、子供じゃないわ」という台詞が象徴するような、お約束の父娘の対立。 亡き妻の事を忘れられない主人公と、そんな彼を癒してあげるヒロイン。 裏切って敵方に付いたかと思われたが、最後の最後で改心して味方になってくれる親友。 どれも王道の魅力を備えてはいるのですが、ちょっと既視感が強くて、ノリ切れなかった気がします。 巨大なサメの歯を拾い、そこから体長を推測して戦慄する描写など「サメ映画のお約束」が盛り込まれている分には、気にならないんですけどね。 その他の部分まで「サメ映画以外のジャンル作品でのお約束」で一杯だったりすると(こういうのが観たかった訳じゃないんだよなぁ……)と思ってしまうみたい。 サメ関連の部分は王道に仕上げ、その他の部分は独自色を出す、くらいのバランスが、自分は好みなのかも知れません。 肝心のサメが登場するシーンに関しては、中々迫力があり、良かったと思います。 もう本当に笑っちゃうくらいに巨大で、人間なんて簡単に丸呑み出来ちゃうサイズであるという設定を、きちっと活かした演出にしていましたね。 ヘリに食いつこうとしたサメを、空中で爆殺する終わり方も痛快でした。 全体を通して考えると微妙な部分も多いのですが、終盤に盛り上げてくれた為、観賞後の印象は悪くない、という感じですね。 こういうサメ映画は、夏になると無性に観たくなりますし、そんな期待に、しっかり応えてくれた一本だと思います。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 5点(2017-07-16 21:48:37) 1.あのヘルマン・ヨハ率いるアクション・コンセプトがサメパニックものの映画を作ってたなんて・・。どうせ彼の映画だから普通の話だとグダってるんだろうなぁと思いきや・・・全然普通やん。最初っから最後までサメ映画やん。めっちゃエライやん。めっちゃできてるやん。Nu-ImageだとかUFOのサメ映画はサメが付加価値にしかないけどこの映画は正真正銘のサメ映画、いやぁシンプルなストーリーは「JAWS」以来な感じもする。サメの全長が最後までわからんかったっつうのはちょっと痛かったけどTVMなのに100分以上あるのは無駄に人間関係を詰め込んだ感たっぷりだからですね。 【M・R・サイケデリコン】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-02-01 10:26:09)
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