みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
6.原作既読。日本のようでそうでなさそうな、原作特有のふわりとした空気感が上手く再現されているが、原作自体が印象に残らないので映画も御察しの通り。原作を読まないと唐突すぎるシーンもあり一見さんお断り。主演三人はまずまずの好演であれど、いざ映像になると"僕"として同化できないから他人事に見えてしまう。あの世界観は活字でしか表現できないと実感させられた。 【Cinecdocke】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-12-28 13:28:35) 5.主人公視点による一人称で語られるべきドラマと、第三者的にあらすじを追う叙事的な形式。 二つのバージョンを想定しながらの進行だったのだろうが、どちらつかずの編集という印象を受ける。 序盤での高良健吾の思わせぶりな自殺描写などが結果的に無駄な場面にしか見えないということは、後者の選択は失敗だろう。(自動車の後部座席にもたれかかること=死の暗示として、初音映莉子のタクシーのシーンと通じ合うのみ。) ガラス窓を伝う雨垂れの透明感、湿度感。草木の靡きによってうねりを見せる、様々な階調のグリーン。朝靄の濃い木立に落ちる光線、冬枯れの中の粉雪など等。抽象化された揺らめくイメージの断片はそれぞれ豊かである一方、時代・場所・風俗的な固有記号の数々はほぼ無意味といえるほど空疎であり、異界との分節作用もノスタルジーの喚起力も弱い。(体験の問題ではなく。) 景観の強度に対して端から性愛の官能性も生命感も希薄なのでは、喪失感もありようがなく、ただ漫然と耽美性に浸るのみ。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-01-22 18:11:50) 4.《ネタバレ》 原作が好きな私にとっては、「映画にしたらこんなもんかなぁ」というのが正直な感想です。やっぱり2、3時間の映画の尺の中に入れ込もうとしたら、そりゃあカットされるシーンもありますよね。 私としては、突撃隊がもう少しからんでほしかったですね。これじゃあちょっと変わったただのルームメイトっていうだけで(実際にそれ以上でも以下でもないですが)ラジオ体操のとことか、地図の話しをするとどもっちゃったりとか、もうワンシーンくらい欲しかったですね。あとはレイコさんがギター演奏でするお葬式のシーンかなぁ・・・。 【cazooooo】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-01-15 23:44:23) 3.原作を読んでない人は絶対に見てはならない作品に仕上がっている。話題性と松ケン目当てで間違って見てしまうとどうなるか。三人のエロ女と優柔不断な男の話でしかないではないか。そのような印象を与えてしまいかねないのは、本当に怖い、としか言いようがない。もちろん、尺や版権などの関係で原作どおりに行かない事は理解するし、必ずしも原作どおりに作ることを目的としそれに成功した作品が良作とは限らない事も分かっている。更に「ノルウェイの森」には読者それぞれのイメージ、思い入れ、好きなセリフ、心に残るシーンがあるわけだから、それを映画化(映像化)したときに、正解なんて無いのも当たり前。読者1000万人の頭の中に、雲のように漠然と浮遊した映像を、かき集め、くっ付けたり剥がしたりしながら作り上げた作品なのだろう。だからなのか、切り張りしたようなカットの羅列は、何の脈絡も持たない身勝手な登場人物の行動発言になってしまっているではないか。原作の全てを表現してくれとは言わないが、きゅうりのシーンと、ギターでお葬式のシーンは入れてほしかった(ギターのヘッドがチラッと見えてるだけに終わっていた)。「ノルウェイの森」を題材にした、セリフ付の美しい写真集といった感じか。叙情的かつ叙景的な原作の、叙情の部分を削り、極力叙景的に表現したのは、正解なのか、否か。 【ちゃか】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-12-27 16:15:41)(良:1票) 2.原作のほうがおもしろかった。映像は良い。 【ホットチョコレート】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-12-23 13:45:43) 1.映像や音楽は美しいが、映画として素晴らしいとは思えない。 原作について、思い入れが強い人は、がっかりするだろう。 【りえりえ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2010-12-16 18:50:17)
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